埼玉/女性職員の幹部登用増加を/県党ジェンダー委と県議団が申し入れ

日本共産党埼玉県委員会ジェンダー平等委員会と党県議団は10日、大野元裕知事に対し、県職員における女性職員の積極的な幹部登用を申し入れました。梅村さえこ衆院北関東比例候補、柳下礼子、前原かづえ両県議、新日本婦人の会県本部の高田美恵子会長が同席しました。

要望書は、埼玉県職員の女性の部長級が8・3%と遅れた状態にあると指摘。県職員登用で男女同数を掲げ、積極的差別是正措置を進めることや、2021年度の県職員の人事での副知事や部長級への女性職員の大幅登用・抜てきを求めています。

丸井八千代委員会責任者は、共産党が改定綱領にジェンダー平等社会の実現を明記したことを紹介し、「共産党も女性幹部の登用については努力している。県も頑張ってほしい」と訴えました。

柳下氏は「介護や子育てを男女両方が担うようにするためにも、女性の積極的登用を」と訴え、梅村氏は「コロナ対策にジェンダー平等の視点を」と強調しました。

表久仁和(おもて・くにかず)人事課長は「女性職員の幹部登用は最も大きな課題と認識している。今後も、誰もが働きやすい職場づくりに努める」と述べました。