【滑川町】安保関連法案 慎重審議求める/埼玉・滑川町議会 意見書を可決

埼玉県滑川町議会(定数14)は4日、「安全保障関連法案を憂慮する意見書」を全会一致で可決しました。同法案に反対する意見書提出を求めて町民有志が提出した請願が、全会一致で採択されたことを受けて可決されたもの。

意見書は同法案について、多くの国民が危惧や不安を覚えるのは説明の不十分さなどからではなく、「集団的自衛権を行使することが起きることを憂慮しているから」だと指摘。法案整備に費やしているエネルギーと「同じだけ外交努力を積み重ねること」を望むとし、今国会での成立を強行することなく慎重審議を求めています。

吉田昇町長も3日、日本共産党の阿部弘明町議が行った一般質問に対し、安倍政権が憲法「改正」をせずに集団的自衛権行使を閣議決定で認め、関連法案を作成したことを批判し、「国会で十分な審議をしてもらいたい」と答弁していました。

阿部氏は「昨年可決された集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回を求める意見書に続き、平和を願う町民の声が議会に通じた結果です。子育て支援策を重視する滑川町として、戦争法案は許せません」と話しています。

(しんぶん赤旗2015年6月9日付より)

【滑川町】集団的自衛権・閣議決定の撤回を 議会が意見書

埼玉県滑川町議会はこのほど、「集団的自衛権行使を容認するような閣議決定の撤回を求める意見書」を賛成多数で可決しました。日本共産党は賛成し、反対は公明党のみでした。

意見書は、2度の世界大戦で世界中が未曾有の犠牲を払ったなかで、戦争の放棄をうたった憲法が実現したのは日本だけだと指摘。「今こそ、無理な解釈をして、拙速に武力行使を容認するような閣議決定をするのではなく、戦争の放棄を謳(うた)った世界で唯一無二の平和憲法を広く世界中に広める」ことが必要だと表明しています。(赤旗2014年10月18日付より)