最後まで支持広げ、必ず議席増を/さいたま 志位委員長が訴え

塩川(左から2人目)、梅村(同4人目)、おくだ(右)各候補とともに訴える志位和夫委員長=2014年12月6日、さいたま市大宮駅西口

塩川(左から2人目)、梅村(同4人目)、おくだ(右)各候補とともに訴える志位和夫委員長=2014年12月6日、さいたま市大宮駅西口

総選挙投票日まで1週間余となった6日、日本共産党の志位和夫委員長は、埼玉・大宮駅前で街頭演説し、「最後の最後まで日本共産党の支持を広げに広げ、北関東ブロックでの議席増を必ず実現させてください」とつめかけた多くの有権者に訴えました。

塩川鉄也、梅村さえこの両比例候補も訴えました。

大宮では、デパートの歩道、2階デッキ、少し離れた歩道橋まで聴衆でぎっしり。演説が終わるまで人垣が増え続けました。駅前コンコースでは、宣伝カーが見えない市でも聴衆が耳を傾け、通行人が「官邸前の集会みたいだな」と驚きの声を上げました。

志位氏は、消費税増税、「アベノミクス」、「海外で戦争する国」づくり、原発再稼働、沖縄の米軍新基地建設という安倍政権の暴走にたいする日本の政治の「五つの転換」について訴えました。

志位委員長の訴えを聞く人たち

志位委員長の訴えを聞く人たち

 

仲井真氏の暴挙 「自民党よ、恥を知れ」

この中で志位氏は沖縄の米軍新基地建設の問題にふれ、翁長雄志氏が圧勝した県知事選の結果を踏みにじり、新基地建設を「粛々」と進めようとしている安倍政権の姿勢を厳しく批判。駅前を占めた聴衆のあちこちから「許されなーい」の声が返りました。

「問われているのは、沖縄の問題にとどまりません。日本の民主主義が問われています」と力を込めた志位氏に、聴衆は「そうだ」の声と拍手で応じました。

県民の審判が下されたにもかかわらず、仲井真知事は5日、防衛省沖縄防衛局が申請していた新基地建設のための埋め立て工事の変更申請の一部を承認しました。

志位氏は「許しがたい暴挙ではありませんか。こんな人物を推薦した自民党は恥を知れ、と私はいいたい」と批判。「沖縄では四つの選挙区すべてで県知事選挙の共同の枠組みを大切にし、選挙がたたわれています。4選挙区すべてで勝利し、県民を裏切った自民党を1人残らず落としたい。沖縄のたたかいに連帯し、全国で『新基地建設許すな』の審判を下そうではありませんか」と呼びかけました。

聴衆から「よーし」「そうだ」の声が上がりました。

「最後の瞬間まで全国の躍進の先頭に立って奮闘する決意です」と演説を終えた志位氏に、「共産党、共産党」とコールが上がり、拍手が鳴り止みませんでした。(赤旗2014年12月7日付より)

【動画】沖縄の米軍新基地建設問題についての訴え/志位和夫委員長

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わいろ政治の根断つ 塩川比例候補訴えに共感

市民と握手する塩川候補=2014年12月5日、越谷市

市民と握手する塩川候補=2014年12月5日、越谷市

塩川鉄也北関東比例候補は5日、埼玉県の越谷市や三郷市で党員、後援会員と宣伝しました。

塩川候補は「政治とカネ」の問題で、「政党助成金にどっぷりつかった政党に国民の声は届かない」と同制度の廃止を主張。安倍政権が原発を推進するかたわらで、ゼネコン業界や原発メーカーから自民党への献金が大幅に増えていると指摘し、「こういうわいろ政治を断ち切ってこそ原発ゼロの社会を実現できる」と企業・団体献金禁止を訴えました。

JR南越谷駅前では、待ち合わせをしていた人がじっと耳を傾けたり、「しんぶん赤旗」号外をじっくり見ていたりしました。

足を止めて聞いていた女性(61)=越谷市=は「集団的自衛権は反対。医療や介護の改悪も不安です。消費税は10%どころかなくしてほしい。企業献金や政党助成金をもらう政党では私たちを向いた政治はできないという話はその通りだと思います」と話しました。(赤旗2014年12月6日付より)