図書館移転見直しを 中里候補”市民の声反映こそ”/埼玉・上尾市長選7日投票

中里きよし候補

中里きよし候補

7日に投票が迫った埼玉県上尾市長選(立候補3人)で、「市政を変えよう みんなの会」の中里きよし候補=無所属・新、日本共産党推薦=は連日、駅前や街頭に立ち、「戦争法廃止を上尾から」「市民の声を聞く市政に」と訴えています。

「教え子を再び戦争に送らない」。元小学校教諭の中里氏は「市長として戦争法廃止を求めていく」と公約。一方、現職の島村穣氏=自公推薦=ら他の2候補は、戦争法に賛成しています。

図書館の移転問題が大きな争点となっています。島村氏が進める計画は、移転による利便性の低下や35億円という多額の移転費用などとともに「市民の意見を聞かずに進めている」ことに批判が高まっています。しかし、島村氏は「意図的な批判に振り回されないで」と政策ビラに書き込むなど、市民を中傷するありさまです。

中里氏は「移転計画の見直し」を表明し、市民・利用者と議論をつくして図書館の整備を進めると訴えています。

中里氏の演説に市民が手を振ったり、家の中から握手を求めて駆け寄ってくるなど、共感が広がっています。

「みんなの会」は、つながりを生かして票を広げることや、5日にJR上尾駅前で大規模な宣伝を計画するなど、中里氏の押し上げへ全力をあげています。

(しんぶん赤旗2016年2月5日付より)