最後までの奮闘で勝利をー志位委員長が上尾で訴え

比例・共産躍進と共闘勝利で新しい政治を

あす投票 参院選大激戦 最後までの奮闘で勝利つかもう

千葉・埼玉・神奈川 志位委員長が訴え

参院選はあす21日、投票日を迎えます。比例代表も選挙区も一票を争う大激戦で、安倍晋三首相をはじめ与党幹部は再び野党共闘候補との一騎打ちとなっている1人区、大激戦の複数区のテコ入れに入りました。日本共産党は19日、志位和夫委員長が千葉、埼玉、神奈川の3カ所、小池晃書記局長が埼玉、神奈川、東京の5カ所で候補者と街頭演説。志位氏は「最終盤に入り、比例も選挙区も大激戦・大接戦です。これからの3日間が勝負です。選挙は最後の最後まで頑張り抜いたものが勝利をつかむことができます。どうか日本共産党へのご支持を最後の瞬間まで大きく広げてください」と、比例での共産党躍進、市民と野党の共闘勝利で新しい政治を熱く訴えました。「比例は共産党とお書きください」―全国の党支部・後援会も寸暇を惜しんで対話・支持拡大に猛奮闘しました。

志位氏は大争点になっている問題での対案をくわしく語りました。年金問題では高所得者優遇の保険料の是正、年金積立金の計画的な活用、賃上げと正社員化で年金の支え手を強くすることで「減らない年金」を実現すると訴えました。

消費税10%増税で、「日本経済は2014年の8%増税の打撃からまだ回復していません」と指摘。「税のあり方を決めるのは、主権者・国民の1票です。1票が力をもっています。今からでも止められます。日本共産党への1票で止めようではありませんか」とよびかけ、「くらしに希望を―三つのプラン」を「消費税に頼らない別の道」で実現すると語りました。

憲法問題で志位氏は、安倍9条改憲の狙いが、全世界に展開する米軍を守るために「血を流す」自衛隊にすることだと批判。「いまこそ9条を生かした平和外交が必要です。朝鮮半島では対話によって、非核化と平和をつくる動きが進んでいます。イラン問題の解決には、核合意を抜けた米国に『核合意に戻りなさい』という外交が必要ではないでしょうか。そして唯一の戦争被爆国として、核兵器禁止条約に率先してサインする政府をつくりましょう」と語り、「“憲法9条を守ろう”の願いは、党をつくって97年、命がけで反戦・平和を貫いてきた共産党にお寄せください」と訴えました。

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(写真)伊藤選挙区候補(右)と梅村比例候補(左)必勝を訴える志位委員長(中央)=19日、埼玉・上尾駅西口

これらを実現する希望は「市民と野党の共闘」にあると語ると同時に、国民の願いを実現するには、「財界中心」「アメリカいいなり」という日本の政治の二つのゆがみを大本からただすことができる日本共産党の躍進が必要だと強調。「日本共産党が伸びることが、日本をよくする一番の道になるのではないでしょうか。比例代表でも選挙区でも、ご支持の輪を最後の最後まで広げ抜いてください」と力を込めると、「よーし」の声と力強い拍手が響きました。

埼玉県の上尾駅前で、聖学院大学の石川裕一郎教授が、「立憲野党、共産党を伸ばし、私たちの手に政治を取り戻そう」と語りました。比例代表の梅村さえこ候補が「私たちの声が届けば、逆転勝利は可能だ。くらしを守るために日本共産党を伸ばしてほしい」と語り、埼玉選挙区(改選数4)の伊藤岳候補は「年金は減る。負担は増える。これ以上、安倍政権を続けさせるわけにはいかない。どうか国会に押し上げてほしい」と訴えました。

(「しんぶん「赤旗」2019年7月20日付より)