【所沢市】さよなら原発の集い/ロックバンド演奏 放射線対策など交流

埼玉県所沢市の中央公民館で17日、「さよなら原発音楽と交流の集い」が開かれ、120人が参加しました。市民団体「さよなら原発in所沢」が主催したもの。

ロックバンド「ブルーベルベッツ」の演奏や「制服向上委員会」のコンサートを交えながら、放射線対策、自然エネルギー普及などの取り組みを交流しました。

3組の市民グループが報告しました。福島の子どもや保護者を埼玉に招き、短期保養プログラムを実施している「こども未来へのかけはしin所沢」の井浦研造さんは、被災者とつながり、支援を継続することが大事だと訴え、保養の受け入れを各地で行うことを呼びかけました。

放射線測定を行う「とこらぼ」の上石しょう子さんと正明さんは、食材測定や公園の定点観測などの取り組みを紹介し、「現状を明らかにすることが、子どもの健康リスクを減らすことにつながる」と語りました。

所沢自然エネルギー普及研究所の森斌(たけし)さんは、家庭に設置された太陽光発電パネルや広い土地を活用したメガソーラー発電など市内の自然エネルギー発電の現状を報告しました。

原発の是非を問う県民投票実施を求める活動や国・東電に対し福島の避難者の損害賠償を求める訴訟の取り組みも報告されました。(赤旗2014年8月20日付より)