戦争する国絶対反対・増税ノー… 埼玉青年らがデモ

「安倍政権の暴走ストップ」の声を上げて歩く青年ら=2014年11月9日、朝霞市

「安倍政権の暴走ストップ」の声をあげて歩く青年ら=2014年11月9日、朝霞市

埼玉県の青年らが安倍政権の暴走ストップの声を上げようと9日、「安倍内閣はダメよダメダメ! デモでもやろう 青年DEMO」を行い、34人が朝霞・新座両市内を歩きました。

JR北朝霞駅前に集まった参加者は、盆踊り調のリズムに乗って「戦争する国絶対反対」「増税反対」「ブラック企業はもうごめん」とコールしながら出発し、東武線志木駅まで歩きました。マンションから手を振る人や、沿道から一緒にコールする人がいました。

新座市から参加したアルバイトの男性(22)は「消費税を増税するよりも、もっと雇用を増やしてほしい。本当は正社員になりたい」と話しました。

朝霞市から参加した男性(19)は「一人暮らしで求職中。これでさらに消費税が上がったら、本当に生活が大変。デモをやって何か変わればと思って参加した」と語りました。

日本共産党の伊藤岳参院埼玉選挙区候補が参加し、あいさつしました。(赤旗2014年11月12日付より)

後期医療保険料値上げ抑制要求 埼玉広域連合で工藤議員

埼玉県後期高齢者医療広域連合議会が10月31日開かれ、2013年度決算について審議しました。

議案審議のなかで、日本共産党の工藤薫議員(新座市議)が保険料と滞納者の現状について質問。県保険料の平均は1人あたり7万5230円で全国7位と高く、滞納者は1万7111人で滞納総額は4億761万円にのぼることが明らかになりました。

工藤議員は、13年度決算で193億7143万円の黒字(前年度から90億円増)となっているなかで、基金に33億円積み立てたことについて、「2年連続で100億円を超える黒字決算で、保険料値上げが必要なかったことは明らかだ」と批判。基金を利用して保険料の値上げを抑制するよう求めました。

決算は、賛成多数で認定されました。(赤旗2014年11月13日付より)

【さいたま市】9条俳句拒否撤回を 市教委に共同センター

さいたま市大宮区の三橋公民館で起きた9条俳句掲載拒否問題で、憲法改悪反対さいたま共同センターは10日、市教育委員会に掲載拒否の撤回を求める請願と署名203人分を提出しました。

請願は、同館俳句サークル会員が詠んだ「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」の句を、公民館側が「公民館だより」へ掲載せず、作者やサークルに代わりの句を要求したことについて、「自主的な活動を積み重ねてきた公民館利用者を侮辱するもの」と批判。不掲載を撤回するとともに、憲法を順守し、市民の言論・表現を統制しないよう求めています。

請願者代表の前島英男さん(さいたま地区労議長)は「教育委員会でも、この問題をちゃんと話し合ってほしい」と訴え、応対した市生涯学習総合センターの担当者に請願を手渡しました。

市教委の定例会議は20日に開かれます。共同センターは引き続き署名を集めて追加提出することにしています。(赤旗2014年11月13日付より)

定数2で党議席必ず 石島よう子候補(52)/埼玉県議選 南18区(新座市)定数2

市民と握手する石島候補

市民と握手する石島候補

定数2を、県政与党の民主党系無所属と公明党が独占する選挙区に風穴を空けようと、日本共産党の石島よう子候補(52)は連日、宣伝、対話、生活相談などに精力的に取り組んでいます。

安倍内閣が憲法9条を壊して「戦争する国」に向かって暴走し、県政では暮らし・福祉切り捨ての政治が行われる中、「新座市から市民の思いに応えられる共産党県議を送り出したい」との期待を受けて、立候補を決意しました。

 

子育て支援拡充

新座市議になって約15年。市民の願い実現に全力をあげてきました。市民の運動と力を合わせて、県内の市で唯一、子ども医療費無料化制度を18歳まで拡大することができました。県の無料化制度は小学校就学前まで。これを拡大すれば市町村の子育て支援施策をさらに充実することができます。

国は年金の引き下げや医療費、介護保険などの負担増を強いています。市民と対話すると「年寄りは早く死ねということか」と怒りの声が寄せられます。

「県は国にはっきりもの申すとともに、地方自治体として負担の軽減などできることをやるべきです」と石島候補。しかし、重度障害者の医療費助成制度から65歳以上の新規対象者を除外したり、幼稚園保護者への補助金を廃止したり、負担増へとかじを切っているのが上田清司知事であり、自民、民主、公明などの「オール与党」です。

 

地域分断させぬ

新座市では、県の都市計画道路が大きな問題になっています。住宅地を縦断する幹線道路の建設計画ですが、市民が「幅員20㍍2車線道路」を要望しているのに対し、県は「27㍍4車線」にするよう迫っています。

石島候補は「地域を分断する大型道路はいらない」という市民の願いに応えるよう市長の姿勢をただし、県とも交渉してきました。オール与党の現職の2氏は県の計画には逆らわないという態度です。

道路問題の解決に長年取り組む市民団体代表の冨岡利治さんは「地方自治には政党・党派を超えて地域の代表として働いてくれる人が必要です。ぶれない信念と実行力で活躍してくれる石島議員を是非とも応援させていただきます」と期待を寄せます。

石島候補は「大型道路より身近な生活道路を整備してほしいというのが市民の声ですが、民主、公明の県議は県のいいなりです。私が県議になって住民の声が届く県政に変えたい」と力を込めて語ります。

市議になる前、市で学童指導員を17年勤めてきた石島候補た。“どの子も豊かに育つことのできる社会を”が政治家としての初心です。子育て支援の充実に力を入れ、「認可保育所の増設や小学校の少人数学級をさらに拡充させたい」と意気込んでいます。

 

石島氏の略歴

十文字学園女子短大卒、学童保育指導員を経て2000年から新座市議。現在、市議会副議長。党市委員会県政対策委員長。

(赤旗2014年11月12日付より)

特別支援学校の教室増やして/埼玉・県政要求共同行動

埼玉県の民主団体や労働組合などでつくる県民要求実現埼玉大運動実行委員会と県社会保障推進協議会は7日、さいたま市内で「県政要求共同行動」を行い、労働や教育、農業、医療、介護などの各問題について県に要望しました。

県高等学校教職員組合の代表は、特別支援学校の教室が不足していると指摘。「働いていた学校は大きな教室がついたてで三つに区切られ、となりの教室からも声が飛び交う状態で授業をしている。こういう状況を放置しないでほしい」と訴え、国に特別支援学校の設置基準をつくるよう働きかけるとともに、県としても計画的に学校建設を進めるよう求めました。

県側は「特別支援教育課と県立学校部で連携して真剣に取り組みたい」と回答しました。

県農民運動連合会の代表は、今年2月の大雪被害で倒壊した農業用ハウスの撤去・再建のための国・県・市の補助金について、被害農家への支払いがほとんどされていないと指摘し、年内の支払いを求めました。

このほか、県職員の増員、県の男女共同参画基本計画にそった施策の推進、認可保育所や障害者入所施設の増設、医師・看護師の確保などを求めました。

日本共産党の柳下礼子、村岡正嗣の両県議が参加し、あいさつしました。(赤旗2014年11月8日付より)