「国民連合政府」実現へ 共産党 各団体と懇談/ママの会@埼玉

伊藤参院選挙区候補ら

日本共産党埼玉県委員会は6日、さいたま市内で「安保関連法に反対するママの会@埼玉」の母親らと、共産党が提案した「戦争法廃止の国民連合政府」の実現について懇談しました。共産党から荻原初男県委員長、伊藤岳参院埼玉選挙区候補、前原かづえ県議らが参加しました。

 

「ママの会」のメンバーと懇談する(右2人目から)伊藤、荻原、前原の各氏ら=2015年10月6日、さいたま市

「ママの会」のメンバーと懇談する(右2人目から)伊藤、荻原、前原の各氏ら=2015年10月6日、さいたま市

荻原委員長が提案について詳しく説明すると、「ママの会」メンバーから質問や意見が相次ぎ、「これを読んだとき、『ようやくこういうのが出たか』と号泣した」「沖縄の選挙で勝ったイメージを、ぜひ埼玉でも再現したい」などの感想が出されました。

伊藤候補は「今回の提案にあたり、戦争法廃止のたたかいは国民的な大義のあるたたかいであり、団結していかなければならないと、私も学ばされた。かつてない広がりを見せた運動をさらに広げていくために、来年の参院選で頑張りたい」と決意を語りました。

「ママの会」の佐藤真由果さん(40)は「政治を自分の暮らしのこととして考えられていない人が多い。選挙で自公政権を退陣させ、連合政府を実現するために、まちの人たちとの『つなぎ役』としての役割が、私たちにはあると思います」と応じました。

(しんぶん赤旗2015年10月8日付より)

戦争法に怒り集めよう/党県委「オール埼玉実行委」に要請

日本共産党埼玉県委員会は9月30日、戦争法廃止のための「国民連合政府」の実現について、「集団的自衛権を行使容認した閣議決定撤回を求めるオール埼玉総行動実行委員会」に申し入れました。

共産党から荻原初男委員長、梅村さえこ衆院議員、伊藤岳参院埼玉選挙区候補が出席し、「オール埼玉」の小出重義実行委員長(元埼玉弁護士会会長)らと懇談しました。

「オール埼玉」実行委員会は「集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回」の一点で政治信条・党派の違いを超えて幅広い団体と個人が結集。5月31日に1万400人、9月4日に1万5000人の集会を成功させています。

梅村議員は、国会での野党共闘や、国会前に集まった若者らの「野党がバラバラじゃだめだ」の声に押されて「国民連合政府」の提案を行ったと報告。「戦争法と、立憲主義の破壊への怒りを集中させることが必要です」と語りました。

小出実行委員長は「『閣議決定撤回』で一点共闘する私たちがやりたいことは、まさにこれ(国民連合政府)です。国民の中には共産党に対する誤解などもあり、理解してもらう努力も必要です。そういった面で協力したい」と述べました。

(しんぶん赤旗2015年10月2日付より)

被災農家支援求める/埼玉 豪雨浸水で金子県議

金子正江県議1日の埼玉県議会一般質問で、日本共産党の金子正江県議(越谷市選出)は、台風18号の影響による記録的豪雨(9月8日~11日)で、県東部を中心に浸水被害が起きた問題について県の防災対策をただしました。

県内の床上・床下浸水被害は2745棟にのぼります。被害の大きかった越谷市に調査に入った金子氏は「トラック3台、フォークリフト2台が水没して使い物にならなくなった。もう少し早く情報があれば」(建設業社長)、「腰から胸までつかるほどの浸水で校庭が海のようだった」(小学校長)など、聞き取った被害状況を紹介。災害時の情報伝達の改善や河川堤防の強化、被災農家の実態把握と支援を求めました。

治水対策について「八ツ場(やんば)ダムなどのダム建設ではなく、堤防の強化こそ必要だ」と強調。そのうえで国管理河川の堤防強化を国に求めることや、県管理河川の堤防、調整池、排水機場などの総点検を要求。県管理河川の新方(にいがた)川では越谷市内の土手で漏水があったとの住民の訴えを示して対策を求めました。

浅井義明県土整備部長は「(新方川の)住民の指摘のあった箇所は危険地点として大雨時に注意していきたい。堤防を常に職員が現場で点検する体制を引き続き取っていく」と答えました。

(しんぶん赤旗2015年10月2日付より)

嵐山町議選 無投票当選/清水正之氏 川口浩史氏

29日告示された埼玉県嵐山(らんざん)町議選(定数14)で、日本共産党の清水正之(64)、川口浩史(60)両氏=ともに現=が立候補しました。定数と同数の立候補で両氏の無投票当選が決まり、現有2議席を確保しました。

 

議会新分野は次の通り。(カッコ内は前回との比較)

▽共2(2)公1(1)社1(1)無10(10)、議席占有率14.29%(同)

(しんぶん赤旗2015年9月30日付より)

台風災害見舞い決議可決/埼玉県議会 補正予算案など提出

埼玉県議会定例会が24日開会し、補正予算案2件、条例案4件など13議案が提出されました。

「台風17・18号災害に関する見舞い決議」が全会一致で可決されました。決議は被災者支援制度の拡充や災害が起こりにくい県土づくりに取り組むとしています。

会議は10月15日まで。一般質問は30日から10月6日まで行い、日本共産党の金子正江県議が10月1日に質問します。常任委員会は8日、特別委員会は13日に開かれます。

本会議で、上田清司知事が4期目の就任あいさつ。知事任期を3期までとする「多選自粛条例」を破ったことで議会の多数を握る自民党と対立していることから「議会の理解を得ながら県政運営を進めていく」と姿勢を低くしました。一方、自民党の小谷野五雄団長は、上田氏の4選は民意としつつ、「是々非々の『是』としうるものでも改善案を提案していく」と述べ、けん制しました。

(しんぶん赤旗2015年9月25日付より)