埼玉県小鹿野町議会は21日、日本共産党が提出した、戦争法案の廃案を求める意見書を賛成10(共産党1、無所属9)、反対3(公明1、無所属2)の賛成多数で可決しました。
意見書は、同法案の衆院での可決強行について「国民への十分な説明もなく、多くの反対の声を押し切」ったと批判し、国会での「審議が進めば進むほど法案の問題点や危険性は明らかになっている」と指摘しています。
(しんぶん赤旗2015年8月25日付より)
埼玉県小鹿野町議会は21日、日本共産党が提出した、戦争法案の廃案を求める意見書を賛成10(共産党1、無所属9)、反対3(公明1、無所属2)の賛成多数で可決しました。
意見書は、同法案の衆院での可決強行について「国民への十分な説明もなく、多くの反対の声を押し切」ったと批判し、国会での「審議が進めば進むほど法案の問題点や危険性は明らかになっている」と指摘しています。
(しんぶん赤旗2015年8月25日付より)
安倍首相が14日に発表した戦後70年に際しての談話について、上田清司埼玉県知事が同日、「アジア諸国をはじめ世界各国との未来志向の関係を築くための確固たる意思が表明された」と評価するコメントを出しました。
上田知事のコメントに対し、日本共産党の柳下礼子県議団長は「『村山談話』を事実上投げ捨てた安倍首相の談話を評価したことは許されない」と批判する談話を寄せました。
上田知事はコメントで「我が国は戦前の失敗を教訓として、一貫して平和を希求する国家に生まれ変わった」としたうえで安倍首相の談話を評価。「談話が、今後も関係諸国との信頼強化を志向する日本のメッセージとして、世界に受け入れられることを願っている」と表明しました。
コメントについて柳下氏は、安倍首相の談話は、戦後50年の村山首相が示した、日本が「国策を誤り」「植民地支配と侵略」を行ったとする立場を事実上投げ捨てたもので「世界から批判されており、受け入れられるはずがない」と指摘。「上田知事がそれを評価するというのは安倍首相と同じ歴史認識だということを示している。『戦前の失敗』とだけ述べ、傍観者的な態度も首相と同じだ。県民の批判は免れない」と述べました。
(しんぶん赤旗2015年8月18日付より)
埼玉県委員会は15日、JRの川口(川口市)、浦和、大宮(さいたま市)の各駅前で街頭演説を行いました。
梅村さえこ衆院議員は、14日に発表された「安倍談話」を「欺瞞(ぎまん)に満ちたもの」と批判し、「歴史の教訓に学ぶなら、侵略戦争の誤りに真摯(しんし)に向き合い、再び戦争を行わないという決意を世界に広げるべきです」と指摘。「憲法9条の、二度と戦争はしない、武器は持たないという決意を戦後70年のこの日に改めて表明し、戦争法案ストップに全力をあげます」と語りました。
おくだ智子参院比例候補は「安倍首相は、侵略戦争の誤りを認めないからこそ、憲法9条を踏みにじり、『戦争する国づくり』に夢中になっています。戦争法案反対の声をもっと広げ、廃案に追い込みます」と力を込めました。
伊藤岳参院埼玉選挙区候補は「安倍首相の独裁政治を許さないために国民のみなさんと力を合わせてたたかいます」と語りました。
川口駅前で宣伝に足を止めた男性(78)は「安倍首相は、本音では侵略したと思っていない。こういう人を総理大臣にしてはいけない」と話しました。
(しんぶん赤旗2015年8月18日付より)
9日投票の埼玉県知事選は即日開票され、「民主県政の会」代表で日本共産党が推薦する柴田やすひこ候補は228,404票を獲得して善戦したものの、当選には至りませんでした。当選は、現職の上田きよし氏で、4期目となります。
こんどの選挙では、国の行方を左右する安保法案(戦争法案)に対する各候補の態度が問われました。しかし、柴田候補以外の候補者は論戦を回避し、自民党県連が推薦する塚田候補はもっぱら上田候補の「多選自粛条例」破りを攻撃し、まともな政策を示せませんでした。
これに対して、柴田候補は、「戦争法案ノー」「憲法を生かす県政への転換」を正面から訴えるとともに、「子ども医療費を18歳まで無料に」「公契約条例の制定」「ブラック企業の規制」など、具体的な政策を示して奮闘し、県民の間に共感を広げました。
自民党推薦の塚田候補が大差で敗れたことは、「戦争法案」に対する埼玉県民の批判の表れでもあり、安倍政権にとって厳しい結果となりました。
開票後、柴田候補は「私たちの命がかかった重大問題を提起して訴えたが、浸透させるうえで力が及ばなかった。選挙中に約束した政策を実現するために、今後も県民のみなさんと手を携えて、がんばりたい」と語りました。
候補者 | 得票数 | 得票率 | |
柴田やすひこ | 228,404 | 14.98% | |
当 | 上田きよし | 891,822 | 58.48% |
つかだ佳祐 | 322,455 | 21.15% | |
石川英行 | 49,884 | 3.27% | |
たけだのぶひろ | 32,364 | 2.12% |
有効投票数 1,524,929 投票率 26.63%
(民主県政の会ニュース)
9日投開票された埼玉県杉戸町議選(定数15、立候補19人)で、日本共産党は、阿部啓子(65)、森山哲夫(56)、石川敏子(64)の現職3氏が全員当選しました。
3人の得票合計は2976票(得票率16.99%)で、得票で536票、得票率で3.62ポイント前回を上回りました。
自民党(1人)、公明党(2人)は前回と同数の当選でしたが、得票を減らしました。
日本共産党は、安倍政権の「戦争する国づくり」ストップを訴え、町政政策では▽小中学校・町立幼稚園へのエアコン設置▽総合病院の誘致▽国民健康保険税・介護保険料の引き下げ▽下水道料金値上げストップ―などの公約を掲げて支持を広げました。
(しんぶん赤旗2015年8月11日付より)