伊藤氏特別支援学校訪問

日本共産党の伊藤岳参院議員は5日、埼玉県の県立草加かがやき特別支援学校と県立越谷特別支援学校を訪問しました。

伊藤氏は、政府が特別支援学校の設置基準を新設することについて、要望を聞きました。

草加かがやき特支の羽山史明校長と越谷特支の小池浩次校長は、生徒数が多いため、特別教室を普通教室に転用していると深刻な教室不足を訴え。

羽山氏は「1つの教室をカーテンなどで区切って2クラス一緒に使っているが、簡易な仕切りで生徒が授業に集中できない。2階より上は教室の出入口が1つになってしまい、避難に不安がある」と説明。設置基準については「最低ラインとして設けてもらった上で、各学校の現状に合わせて対応してもらいたい」と話しました。

小池氏は「肢体不自由児のみのため車イスなどを教室内に全て入れられず、様々な道具も広い廊下に置かざるを得ない」と説明。設置基準については「医療的ケアを必要とする児童が増えているのに、専門的職員への財政支援が弱い。こうしたところを見てほしい」と強調しました。

伊藤氏は「現場の声が設置基準の議論に反映されるよう力を尽くしたい」と話しました。

埼玉県全自治体を訪問、伊藤議員に聞く、医療・福祉・地方財源で「共同できる」と実感

2019年の参院選の埼玉選挙区で、21年ぶりの日本共産党の議席を獲得した伊藤岳参院議員。通常国会では本会議にも立ち、新型コロナウイルス対策で安倍首相とも直接対決しました。あわせて伊藤議員は、当選直後から8月14日までに県内63市町村をすべて訪問し、首長らと懇談しました。首長との懇談で感じたことと今後の活動への決意について、伊藤氏に聞きました。

「全県民的な願いを国会に届けるために頑張ろう」と、当選直後から自治体訪問を始めました。今年の通常国会からは地方自治に深く関わる総務委員会の所属となり、さらに新型コロナ対策が重大問題となるなかで、自治体から直接要望を聞くことの大切さを実感しました。

政治的な立場も違う保守系の首長さんが多いですが、快く応対してくれ、胸襟を開いて率直に話してくれました。懇談前には「15分間で」と指定されるところも多いのですが、15分で話が終わったところはほとんどありません。共感できる話題も多く、「こういう声こそ国会に結んでいかなくては」との思いを強くしました。

特に地方財源の問題は、深刻かつ切実です。「自治体がやらなければいけないことは、医療と福祉、暮らしとはっきりしている。そこを賄えるだけの財源を国は用意してほしい」との声は何人もの首長さんから出されました。この問題では3月、初めて本会議質問に立ち、「地方交付税の法定率の抜本的な引き上げを」と政府に求めることができました。

また、「自治体職員を減らしてはいけない」「行政にとって決定的なのはマンパワーだ。職員一人ひとりが住民に対し丁寧に対応してこそ、行政は成り立つ」などの声が出されたことも印象的です。

ある自治体では、新型コロナでの10万円の特別定額給付金を早く届けるため、庁舎のロビーに職員を配置して相談に来た住民に丁寧に対応し、臨時のコピー機も設置してその場で本人確認書類などもそろえられるようにしたそうです。首長さんは「あと一歩で、住民に一人残らず給付金を届けられる。職員の努力がなければ、できませんでした」と話し、マンパワーの重要性を物語っていました。

新型コロナの問題では、ほかにも地方創生臨時交付金の増額を求める声が相次ぎました。私も国会で繰り返し増額を求めましたが、必ず実現したいとの思いを強くしています。

首長さんたちは、共産党とは立場が違っても、それぞれ「この町をこうしたい」という熱い思いがあると感じています。複数の元自民党県議の首長さんからは、「県議の時は政府に盾突くなど考えてもみなかったが、首長という立場になってみると、国の自治体に対する冷たさにはもの申したいことがいっぱいある」との声もありました。地方自治を生き生きと根付かせていくため、今後の活動や国会での質問に生かしていく決意です。

病院の経営は危機的 伊藤氏「賞与も出せない実態」

日本共産党の伊藤岳議員は2日の参院総務委員会で、新型コロナウイルス感染症で深刻な影響を受ける病院の実態を示し、減収分の補てんを求めました。

日本病院会など三病院協会の調査(5月18日発表)では、全体で4月の収益が前年同月比10・5%減と、経営は危機的です。

伊藤氏は、埼玉県の病院からは「コロナ患者受け入れのため半分に減らした病床分の補償がないため受け入れ続けられない」との声が寄せられたと紹介し、2次補正予算案での対応を要求。厚生労働省の吉永和生審議官は「コロナ患者対応の病床を確保するために休止した病床も支援する方向」「どういう医療機関を対象にするかは検討中」と答えました。

伊藤氏は、病院全般が受診抑制で減収となり、職員にボーナスを支給できない実態にふれ「減収補てんに踏み出すべきだ」と主張。橋本岳厚労副大臣は「ボーナスが出ないということがあってはならない」と述べましたが、同省の迫井正深審議官は減収補てんには踏み込みませんでした。

伊藤氏はまた、特別定額給付金の業務を民間委託する自治体があり、住民から「振込口座など個人情報を民間業者に伝えたくない」との声が上がっていることを紹介し、実態調査を求めつつ、自治体窓口での現金受け取りは可能かと質問。総務省の前田一浩審議官は窓口支給も可能だと答えました。

給食業者に救済可能 伊藤参院議員らに政府回答

コロナ禍での学校給食食材キャンセル問題をめぐり22日、日本共産党の伊藤岳参院議員、梅村さえこ衆院北関東比例予定候補、前原かづえ県議らが、文部科学省と内閣府に対して、「業者に国の責任で救済を」との要請を行いました。党富士見市議団、木村くにのり富士見市党福祉平和運動委員長が出席しました。

富士見市では、みそ業者から、「年間計画をたて生産している。収入が途絶えれば経営そのものが危ぶまれる」との相談が共産党に寄せられてきました。同市は2月28日に事業者にキャンセルをお願いしたあと違約金の協議をしてきておらず、今後、キャンセル違約金を要求してきた事業者のみ支払う計画です。

参加者は「政府の一斉休校要請に伴うものであり、損失が出たすべての事業者に違約金を支払うべきだ」「安全安心の学校給食のため地元の事業者や生産者を守ってほしい」と訴えました。

文科省と内閣府は、3月キャンセル分の違約金については、学校臨時休業対策補助金申請の第二次募集を行うと述べました。申請に間に合わなかった自治体が今後、申請できます。

その場合の自治体負担についても、特別交付金と新型コロナ感染症臨時交付金を活用することができること、さらに4月以降のキャンセル分の違約金は臨時交付金の活用が可能と述べました。

伊藤議員と梅村予定候補は、制度の周知とともに、第二次補正予算での臨時交付金の大幅増額を強く求めました。

一人の中退者も出さない 野党議員に埼玉の民青要請

日本民主青年同盟埼玉県委員会は21日、新型コロナウイルス危機の下、学生の生活と学びを支える支援策の強化を求め、国会議員会館を回って野党国会議員に要請行動しました。

日本共産党の志位和夫委員長、小池晃書記局長、吉良よし子、伊藤岳両参院議員、立憲民主党の枝野幸男代表、熊谷裕人参院議員、国民民主党の大島敦副代表に要請書を届けました。

要請書は、▽大学ごとに学生援助が異なり、格差が生じていることを考慮し、全ての学生を対象に学費が半額免除されるよう力を尽くすこと▽給付型奨学金制度の拡充に努めること▽住居確保給付金制度の対象を抜本的に広げ、より多くの学生の救済を図ること―などを求めています。

参加した県内在住の大学生は「図書館などが使えないのに年25万円の施設維持費を取られている」と訴え。佐藤一馬民青県委員長は「学生たちにも自粛などに協力したい思いはあるが、金銭的支援がなければ安心できない」と指摘しました。

伊藤氏は「新型コロナで学生世代が消失するのは社会にとって痛手だ。何としても1人の中退者も出さないようにしなければならない」と応じました。