戦争法案反対の行動広げに広げ/共産党国会議員、街頭へ/さいたま 塩川さん、梅村さん

セイン総法案の強行採決に抗議する(左から)おくだ、梅村、塩川、、伊藤の各氏=2015年7月16日、さいたま市

戦争法案の強行採決に抗議する(左から)おくだ、梅村、塩川、、伊藤の各氏=2015年7月16日、さいたま市

衆院本会議で戦争法案が強行採決された16日、日本共産党埼玉県委員会は断固抗議し廃案に追い込もうと、さいたま市のJR浦和駅西口で緊急街頭宣伝をしました。

国会から、塩川鉄也、梅村さえこの両衆院議員が駆けつけて国会情勢を報告し、おくだ智子参院比例、伊藤岳参院埼玉選挙区の両候補も訴えました。

梅村氏は「与党は100時間審議をしたというが、いくつもの法案をまとめたものであり、法案一つあたりではまだ10時間ほど。こんな暴挙は許されません」と強調。塩川氏は、強行採決は安倍内閣と自民、公明与党が追い詰められての暴挙だと指摘。「参議院で自民党の議席は過半数に届かず、民意を無視した強行はできません。引き続き、安倍内閣を追い詰めていく国民的共同を大きく広げ、必ず廃案を勝ちとりましょう」と呼びかけました。

宣伝中に呼びかけた署名には通行人が次々と応じ、30分ほどで61人分が集まりました。訴える4氏に「頑張れ」と声をかけていく人もいました。

署名に応じた所沢市の中学2年生の男子は「政府が決めた憲法9条を政府が勝手に解釈を変えていいのかと思う。国民が理解していないのに採決するのはおかしい」と話しました。

(しんぶん赤旗2015年7月17日付より)

侵略美化教科書 採択するなの声大きく/埼玉 梅村議員関係者と意見交換

教科書を閲覧する(右から)村岡県議、伊藤氏、(一人おいて)梅村衆院議員=2015年6月30日、さいたま市

教科書を閲覧する(右から)村岡県議、伊藤氏、(一人おいて)梅村衆院議員=2015年6月30日、さいたま市

日本共産党の梅村さえこ衆院議員は6月30日、来年度から採用される中学校教科書の採択問題で、埼玉県教職員組合、さいたま教育文化研究所、新日本婦人の会の役員と懇談しました。村岡正嗣県議と伊藤岳参院埼玉選挙区候補も参加しました。

参加者は、さいたま市中央図書館で展示されている各出版社の教科書を閲覧後、別会場で意見交換しました。

教科書採択をめぐっては県議会の自民党などによる政治介入が問題になっており、村岡県議は、29日の一般質問で、秋山文和県議が教科書の選択は教員に主要な役割が与えられているとしたユネスコの勧告を引いて、教育長に対し「教員の意見を最大限尊重すべきだ」と求めたことを紹介しました。

参加者は、教科書採択に教員の意見を反映させるためにも、学校内で十分に教科書を比較、研究できる条件を整えるべきだと話しました。

改憲勢力が採択に力を入れている育鵬社の教科書について「歴史教科書は日本の侵略戦争を美化し、現憲法をGHQに押しつけられたものとして描いている」「公民教科書では『国民に国防の義務がない国は異例』『自衛隊は日本の防衛に不可欠』と書き、改憲に導こうとしている」など問題点を出し合いました。

梅村議員は、育鵬社の記述が「アジアの人々に対する反省を歴史教育や教科書の中で尊重する」とした1982年の官房長官談話や、日本軍「慰安婦」について「歴史教育を通じて長く記憶にとどめ、過ちを繰り返さない」とした1993年の河野談話などの政府の公式見解にも反していると指摘。「侵略戦争を美化した教科書の採択を許さないという声を、『戦争法案』阻止のたたかいと結んで広げましょう」と語りました。

(しんぶん赤旗2015年7月7日付より)

2万人余の署名託す 党埼玉県委 紙・塩川・梅村議員に

(右から)梅村、塩川、紙の3氏に署名を手渡す伊藤氏(左端)=2015年6月24日、衆院第1議員会館

(右から)梅村、塩川、紙の3氏に署名を手渡す伊藤氏(左端)=2015年6月24日、衆院第1議員会館

日本共産党埼玉県委員会は24日、衆院第1議員会館で、県内各地から持ち寄った「戦争法案」に反対する署名2万1808人分を、紙智子参院議員と塩川鉄也、梅村さえこ両衆院議員に手渡しました。

伊藤岳参院埼玉選挙区候補と、さいたま市や蕨市、ふじみ野市などの市議、党員が参加しました。経験交流では、「エレベーターに乗りかけた人が戻って署名」「中学生が列をつくって署名し、お小遣いからカンパも」「恋人が海上自衛隊員という女性が『とっても心配。勉強したい』と話しかけてきた」など、「戦争法案」への不安が日を追うごとに広がっている状況が語られました。

さいたま市議会で「慎重審議」を求める意見書が全会一致で可決されたのをはじめ、市町村議会での意見書の可決が増えている状況も報告されました。

3人の国会議員は、国会情勢を報告しながら、「戦争法案」の成立を阻止する決意を表明。梅村議員は、さいたま市の北浦和公園に1万人が集まった「5.31オール埼玉総行動」など埼玉の取り組みが全国を励ましていると述べ、「廃案にするために全力をあげます」と語りました。

(しんぶん赤旗2015年6月26日付より)

安倍内閣を倒そう/全県ロングラン宣伝 伊藤参院候補訴え

日本共産党の伊藤岳参院埼玉選挙区候補は19日、「戦争法案」に反対する全県ロングラン宣伝行動で、富士見市や新座市などで演説しました。

伊藤氏は、法案はアメリカの起こす戦争に加担し、自衛隊が戦闘地域での武器使用を可能にするものだと指摘。「日本の防衛についてさまざまな考え方があっても、好きこのんで戦争したいと思う人はいないはず。『戦争法案』の本質を国民に知らせて世論と運動で法案をつぶし、安倍内閣を倒そう」と訴えました。

富士見市の東武線みずほ台駅前で法案反対の署名に取り組んだ男性(87)は「子ども連れの若いお母さんも『戦争になったら困ります』と署名していきました。二度と戦争する国にしないために署名を集めたい」と話しました。

(しんぶん赤旗2015年6月23日付より)