埼玉県党/知事に緊急申し入れ/大規模な社会的検査を

日本共産党埼玉県委員会新型コロナウイルス対策本部と党県議団は25日、大野元裕知事に対し緊急に申し入れをしました。柳下礼子、村岡正嗣、秋山文和、前原かづえ、守屋裕子、秋山もえの各県議が出席しました。

荻原初男本部長(県委員長)は、コロナ感染者の急増や医療体制の危機を訴え、無症状者の保護の重要性を強調。12月定例会で秋山もえ県議の一般質問に、知事が検査感度を理由に「社会的検査は考えていない」と答弁したことにふれ、「PCR検査に対する考え方を抜本的に改め、まずは医療機関や福祉施設などで社会的検査ができる体制をとってほしい」と迫りました。

要望書は大規模な社会的検査の実施に加え、▽医療機関への財政支援▽自宅療養者解消のための宿泊療養施設確保▽保健所体制の抜本的強化と保健師などの確保・養成▽年末年始の体制強化―を求めています。

柳下氏は「クラスター(感染者集団)も増えている。社会的検査をやるよう一歩踏み出してほしい」と重ねて求めました。

砂川裕紀副知事は「県民の安心、安全が第一なので、それを確保するためどうするか議論させてもらいたい」と述べました。

12月埼玉県議会・党県議一般質問の傍聴案内

埼玉県議会12月定例会で、日本共産党の村岡正嗣県議と秋山もえ県議の2人が以下の日程で一般質問(項目は予定)を行います。
傍聴希望者は、いずれも開始時間の30分前に県議会4階・第4委員会に集合ください。まとめて受付を行います。
なお、県議会4階の傍聴受付でも直接手続きができます。
ぜひ足をお運びください。
なお、埼玉県議会のホームページでもインターネット中継がご覧になれます。あわせてよろしくお願いします。

<一般質問の日程・内容>
12月7日(月)15時から、村岡正嗣県議の一般質問
【質問項目】
1、深刻な新型コロナウイルス感染拡大から県民の命とくらしを守ること
(1)医療崩壊を防ぐとともに公衆衛生を強化すること
(2)地域経済の振興
(3)コロナ禍で苦しむ学生・青年への支援
(4)文化・芸術の灯りを消してはならない
2、災害死亡者ゼロへ、実効ある避難計画と感染症対策を
3、特別支援学校の増設、県南地域の過密解消を
4、かけがえのない見沼田んぼの保全と農業振興を

12月9日(水)13時から、秋山もえ県議の一般質問
【質問項目】
1、コロナ第 3 波の収束のために、なんとしてもPCRの社会的検査を
2、長野県に学べ!気候非常事態宣言を
3、一人ひとり個性を生かす、人権と多様性の社会へ
・教育の場こそ人権と多様性の場に
 校則を考える
 臨時的任用教員への差別は許せない
 小中学校の教員未配置・未補充をなくすために
・コロナ禍で苦しむ女性と子どもへの支援を急げ
・手話通訳者の養成はまったなし

●議会改革委設置の要望書 埼玉県議会 共産党など3会派が要望

日本共産党の塩川鉄也、梅村さえこの両衆院議員は1日、埼玉県川口、さいたま両市で新春街頭演説を行いました。伊藤岳県民運動委員長、平川みちや(埼玉2区)、とばめぐみ(同1区)、山本ゆう子(同5区)の各衆院小選挙区候補も訴えました。

塩川氏は、安保法制=戦争法のもとで自衛隊が南スーダンに派遣されるなかで、埼玉県内でも陸上自衛隊朝霞駐屯地や航空自衛隊入間基地などで海外派兵や兵たん業務を行う計画が進んでいると指摘。「必要なのは憲法9条に基づいた平和外交です。きたる総選挙では、安倍政権にかわる野党連合政権を実現するとともに、共産党の躍進へ全力をあげます」と訴えました。

梅村氏は、国民の声と運動が政治を動かし、子ども医療費を助成する自治体に対するペナルティーの一部廃止が実現し、消費税の10%を再度延長に追い込んだと強調。「市民と野党が力をあわせて安倍政権の暴走政治を食い止めよう」と呼びかけました。

JR川口駅前の女性(78)は「共産党は昔から地道に一生懸命やっているから好き」と語りました。

(「しんぶん赤旗」1月3日付より)