響き合う 平和の訴え/終戦記念日 戦争法案廃案を

「戦争する国にさせない」と訴える(左から)梅村、おくだ、伊藤の各氏=2015年8月15日、さいたま市

「戦争する国にさせない」と訴える(左から)梅村、おくだ、伊藤の各氏=2015年8月15日、さいたま市

 

梅村衆院議員、おくだ参院比例候補、伊藤参院選挙区候補

埼玉県委員会は15日、JRの川口(川口市)、浦和、大宮(さいたま市)の各駅前で街頭演説を行いました。

梅村さえこ衆院議員は、14日に発表された「安倍談話」を「欺瞞(ぎまん)に満ちたもの」と批判し、「歴史の教訓に学ぶなら、侵略戦争の誤りに真摯(しんし)に向き合い、再び戦争を行わないという決意を世界に広げるべきです」と指摘。「憲法9条の、二度と戦争はしない、武器は持たないという決意を戦後70年のこの日に改めて表明し、戦争法案ストップに全力をあげます」と語りました。

おくだ智子参院比例候補は「安倍首相は、侵略戦争の誤りを認めないからこそ、憲法9条を踏みにじり、『戦争する国づくり』に夢中になっています。戦争法案反対の声をもっと広げ、廃案に追い込みます」と力を込めました。

伊藤岳参院埼玉選挙区候補は「安倍首相の独裁政治を許さないために国民のみなさんと力を合わせてたたかいます」と語りました。

川口駅前で宣伝に足を止めた男性(78)は「安倍首相は、本音では侵略したと思っていない。こういう人を総理大臣にしてはいけない」と話しました。

(しんぶん赤旗2015年8月18日付より)

戦争法案ノーは柴田候補だけ/埼玉知事選あす投票 期待の声次々

埼玉県知事選投票(9日)が3日後に迫った6日夕、柴田やすひこ候補(62)の勝利をめざす「民主県政の会」が日本共産党の市田忠義副委員長を迎えて川口市のJR川口駅前で開いた街頭演説は、「戦争法案ノーは柴田候補だけ」との訴えに大きな拍手と声援が上がりました。

声援をうける柴田やすひこ候補(右)と市田忠義副委員長=2015年8月6日、川口市

声援をうける柴田やすひこ候補(右)と市田忠義副委員長=2015年8月6日、川口市

憲法を暮らし・政治に生かす

6日のJR川口駅前(川口市)街頭演説での柴田やすひこ候補の訴え(要旨)を紹介します。

 

川口駅前 柴田氏の訴え

「戦争法案ノー、若者を戦場に送らない」との思いで、全力でたたかい抜いてきました。だんだん支持が広がっているなか、一回り、二回りと支持を広げていただき、知事に押し上げてください。

知事選の最大の争点は、安倍政権がごり押しする戦争法案を廃案に追い込めるかどうかです。参議院での審議がヤマ場を迎えるなかで、知事選の投票日を迎えます。戦争法案反対の声を集め、知事選を勝ち抜こうではありませんか。

戦後70年たって、憲法が最大の危機を迎えています。この知事選でその危機を突破し、むしろ、憲法に書かれていることを具体的な暮らしのなかに、政治のなかに、きちんと根付かせ、生かす県政を進めてまいります。

戦争と社会保障、福祉は両立しません。70年間、みんなの力で保ち続けた平和ブランドが崩されようとしており、全国、世界が注目しています。

そんななかで、埼玉県民は1票を行使することができます。「戦争はいやだ」と思う人は、自民党も公明党のみなさんも投票に行こうではありませんか。9日は、「戦争法案ノー」の大きな声を集めて、私を第60代の知事に就任させてください。

(しんぶん赤旗2015年8月8日付より)

埼玉知事選 柴田候補へ党派超え/9日投票 戦争法案ノー・暮らし守る

最終盤の知事選で訴える、柴田やすひこ候補(右)と市田忠義副委員長=2015年8月6日、川口市

最終盤の知事選で訴える、柴田やすひこ候補(右)と市田忠義副委員長=2015年8月6日、川口市

市田氏訴え

最終盤を迎えた埼玉県知事選(9日投票)で、日本共産党の市田忠義副委員長・参院議員は6日、川口市のJR川口駅東口前で街頭演説し、「民主県政の会」の柴田やすひこ候補(62)=無所属新、日本共産党推薦=への党派を超えた支持を呼びかけました。

市田氏は、戦争法案について詳しく解明。この日が、広島に原爆が投下されてから70年にあたることを語り、先の戦争の痛苦の教訓に立って二度と戦争をしないと誓ったのが憲法9条だとして「憲法9条を真っ向から踏みにじる戦争法案は絶対に許すわけにはいかない」と訴えました。

そのうえで、国の悪政から県民の命とくらしを守る防波堤となるのが自治体の役割だと強調。集団的自衛権を容認し憲法改悪を主張する現職と自民推薦の元官僚では、県民の願いは託せないと批判。「戦争法案ノー」「県民のくらしを守る県政への転換」を訴える柴田さんこそ、県民の代表にふさわしいと主張しました。仙台市議選で共産党が7000票伸ばし、7人全員が当選したことに、新聞も「安保法案、自民に逆風」と報じたことを紹介し「柴田さんの勝利で、こんどは埼玉ショックを起こそう」とよびかけました。

駅前のデッキには「教え子を再び戦場に送らない」と書かれた横断幕がかかげられ、柴田候補に「がんばれー」と声援が飛びました。柴田候補は「戦争法案ノー、若者を戦場に送らないという思いで全力でたたかい抜いてきました。投票日まであと3日。みなさんの思いを大きく広げて押し上げてください」と力強く訴えました。

(しんぶん赤旗2015年8月7日付より)