6日に「民主県政の会」が開いた埼玉県知事選(23日告示、8月9日投票)勝利をめざす決起集会では、各分野の人たちが、柴田やすひこ候補(62)=無所属新、日本共産党推薦=への期待を話しました。
外科医師で前済生会栗橋病院院長補佐の本田宏氏は、埼玉県は全国一の高齢化率にもかかわらず、医師数が全国で最低だと指摘。「日本は社会保障や教育の予算が世界で最低です。だからこそ柴田さんを知事に押し上げ、埼玉から日本を変えましょう」と呼びかけました。
元埼玉弁護士会副会長の伊須慎一郎弁護士は「埼玉から安倍政権の暴走を止め、戦争法案を廃案にさせるために柴田さんの勝利が必要です」と主張。元立教大学教授の藤田昌士氏は、上田清司知事が侵略戦争を美化する教科書を教育現場に押しつけようとしてきたことを批判し「柴田さんには、行政が教育内容に介入してゆがめるのではなく、少人数学級など教育条件の整備に力を入れてほしい」と語りました。
青年を代表して発言した、知事選の投票日に25歳の誕生日を迎える男性は「柴田さんの政策は、人間を費用やコストとして見るのではなく、どれも人間を大切にする視点が貫かれていて共感できます。日本一安心して暮らせる埼玉県の実現へ、私も頑張りたい」と訴えました。
当選で戦争法案止める
柴田やすひこ候補の訴え
柴田やすひこ候補の訴え(要旨)を紹介します。
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日本は今、最大の危機をむかえています。安倍政権が国会に戦争法案を提出したなかで行われる知事選で、「民主県政の会」と日本共産党が推薦する私が当選すれば、戦争法案ストップの大きな力を発揮し、安倍政権を追い込むことができます。
上田(清司)知事は戦争法案を容認し、県政で知事が先頭に立って、教育を通じて「戦争する人づくり」を推進してきました。「戦争法案反対」「再び戦争する国づくりは許さない」の願いを、私に託してください。
県民の暮らしが厳しいなかで、働く人たちの所得をきちんと引き上げることが必要です。就学前までの子ども医療費の助成を県が引き上げることで、市町村はさらに住民の願いに応える施策ができます。県政の役割とは、そういうことです。
私は新座市の小学校で7年、中学校で16年、教員をやってきました。「教え子を再び戦場に送るな」の思いで、みなさんと一緒に県政を変えるために頑張ります。
(しんぶん赤旗2015年7月8日付より)