衆院解散 総選挙での躍進を必ず/さいたま 志位委員長が訴え

声援にこたえる(左から)梅村、志位、塩川、おくだの各氏=2014年11月21日、さいたま市

声援にこたえる(左から)梅村、志位、塩川、おくだの各氏=2014年11月21日、さいたま市

日本共産党の志位和夫委員長は衆議院が解散された21日、埼玉・浦和駅西口で解散後初となる街頭演説にたち、総選挙での日本共産党の躍進を期し、「日本共産党が伸びれば、日本の政治は必ず変わります」と訴えました。

塩川鉄也、梅村さえこ両衆院北関東ブロック比例予定候補がそれぞれ決意表明。県内15区の同小選挙区予定候補が紹介されました。

志位和夫委員長の訴えを聞く人たち=2014年11月21日、さいたま市

志位和夫委員長の訴えを聞く人たち=2014年11月21日、さいたま市

同日の解散について志位氏は、「民意に背く暴走を続けてきた安倍政権が、国民の世論と運動によって追い込まれての解散にほかなりません。国民のみなさんが追い込んだ解散です」と強調。消費税増税、「アベノミクス」、「海外で戦争する国」づくり、原発再稼働、沖縄の米軍新基地建設―の安倍政権の暴走をストップさせ、「国民の声が生きる新しい政治を一緒につくりましょう」と訴えました。

そのうえで、日本共産党は日本の政治の「五つの転換」を掲げて選挙戦をたたかいぬくと表明。「消費税に頼らない別の道」への転換など、その一つ一つを語りました。

「どの問題でも安倍政権の暴走に正面から対決しているのは日本共産党です。自共対決が鮮明になっているのではないでしょうか」と力を込めた志位氏。政権の暴走に対決の足場をもてない民主党や、自民党の補完勢力にすぎず四分五裂となっている「第三極」の政党の様子にふれ、「日本共産党の躍進こそ、安倍政権の暴走ストップ、政治を変えるもっとも確かな力になるということを、私は訴えたい」と語ると、駅頭の聴衆から「いいぞ」の声と拍手が上がりました。

昨年の参院選での躍進以降、日本共産党は議案提案権を行使し現実政治を動かすとともに、あらゆる分野での一致点にもとづく共同を広げてきました。

志位氏は「参院選に続いて、総選挙で日本共産党をさらに大きく躍進させてください」と訴え。「未来に希望を持って生きられる新しい日本をつくろうではありませんか」と呼びかけると、集まった聴衆は割れんばかりの拍手と「よーし」の声で応じました。(赤旗2014年11月22日付より)

党躍進へ元気に出足早く 比例候補が訴え

訴える塩川(中央)、梅村(左)両比例候補と、松村埼玉1区候補(右)=2014年11月19日、さいたま市

訴える塩川(中央)、梅村(左)両比例候補と、松村埼玉1区候補(右)=2014年11月19日、さいたま市

北関東ブロック 定数20

塩川鉄也、梅村さえこ両衆院北関東ブロック比例候補は19日、松村としお衆院埼玉1区候補と、さいたま市のJR浦和駅前で訴えました。

塩川氏は「解散・総選挙は、安倍政権にノーの審判を下す絶好の機会です。北関東の1議席を2議席にし、みなさんの願いをさらに前進させるために全力で頑張ります」と決意を語りました。

梅村氏は「消費税増税は先送りではなく、中止させるべきです。消費税に頼らない新しい政治を実現しましょう」と呼びかけました。(赤旗2014年11月20日付より)

【さいたま市】9条俳句拒否撤回を 市教委に共同センター

さいたま市大宮区の三橋公民館で起きた9条俳句掲載拒否問題で、憲法改悪反対さいたま共同センターは10日、市教育委員会に掲載拒否の撤回を求める請願と署名203人分を提出しました。

請願は、同館俳句サークル会員が詠んだ「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」の句を、公民館側が「公民館だより」へ掲載せず、作者やサークルに代わりの句を要求したことについて、「自主的な活動を積み重ねてきた公民館利用者を侮辱するもの」と批判。不掲載を撤回するとともに、憲法を順守し、市民の言論・表現を統制しないよう求めています。

請願者代表の前島英男さん(さいたま地区労議長)は「教育委員会でも、この問題をちゃんと話し合ってほしい」と訴え、応対した市生涯学習総合センターの担当者に請願を手渡しました。

市教委の定例会議は20日に開かれます。共同センターは引き続き署名を集めて追加提出することにしています。(赤旗2014年11月13日付より)

埼玉県立小児医療センター移転計画 残った機能も民間移行/県が計画提示

“専門病院残して”患者家族訴え

埼玉県立小児医療センター(さいたま市岩槻区)を、さいたま新都心(同市中央区)に移転(2016年秋ごろ予定)させる計画について県は3日、同センターで、患者の家族を対象に、現在地に残す機能の説明会を開きました。7月の説明会で素案を示し、今回は確定した計画を提示しました。

それによると、現在地には、NICU(新生児集中治療室)から在宅治療へ移行するためのトレーニングや、介護疲れを軽減するための短期入所、デイケアなどを行う「医療型障害児入所施設」整備する方針を示しました。運営は社会福祉法人などにゆだね、県は財政支援などをするとしています。

同施設ができるまでの間は、県が移転によって通院の負担が大きくなると判断された患者を対象に、週2日の予約制外来診療を実施。また、週5日、患者を預かるデイケアや在宅支援相談などを行います。

担当者は、県が責任を持つ「現在地に残す機能」を民間が運営する施設に「できるだけ早く移行させたい」と述べ、県の施設をなくしていく考えを表明しました。

患者の家族は、センターが県東部の小児医療の拠点になっている実態をあげ、「イベントなどで混雑する新都心では救急が間に合わないかも知れない」「現在地に新病院の分院などの形で残してほしい」などと涙ながらに訴え、救急や入院機能を持った専門病院を残すよう求めました。(赤旗2014年11月6日付より)

戦争する国づくり止めよう 憲法生きる社会へ行進/埼労連 県庁前パレード

埼玉県労働組合連合会(埼労連)は5日昼、憲法を暮らしに生かし、戦争する国づくりをストップさせようと「かがやけ憲法 県庁前パレード」を、さいたま市内で行いました。全労連の「かがやけ憲法キャラバン」の一環で、約120人が参加しました。

 

パレードに先立って開かれた集会で、柴田泰彦議長は「憲法を政治に生かすたたかいを続け、『戦争する国をつくらせない』『消費税増税反対』『労働法制改悪反対』など大きな声をあげましょう」と呼びかけました。

埼玉弁護士会の大倉浩会長、全労連の盛本達也常任幹事が連帯のあいさつをしました。

大倉氏は「平和や原発の問題で、将来の世代のための平和で核による被害のない国をつくるために、みなさんと力を合わせてがんばっていきたい」と決意を述べ、参加者は大きな拍手で応えました。

パレード参加者は「憲法を生かして暮らしを守ろう」と声を上げ、県庁通りを歩く昼休み中の会社員や県の職員などにアピール。集団的自衛権行使や労働者派遣法改悪の反対なども訴え、JR浦和駅西口まで元気よく歩きました。(赤旗2014年11月6日付より)