オスプレイ 危険飛行中止を/塩川議員ら防衛省に要請

日本共産党の塩川鉄也衆院議員は5日、MV22オスプレイを含む米軍機の埼玉県上空での飛行について、防衛省から説明を受けました。埼玉県平和委員会の代表らが参加しました。

平和委員会の代表は、この間の監視活動で撮影した市街地で低空飛行をおこなう米軍機や、東京都八王子市上空を飛行するオスプレイの写真を示しながら、「市街地上空を飛行するオスプレイの写真を示しながら、「市街地上空で危険な飛行がされている」と強調。県内上空での米軍機の低空飛行や夜間・早朝飛行、危険な飛行を中止するよう強く申し入れました。

担当者は「米軍が明らかにしていないため承知していない。地元から苦情などが出されれば米軍に通知して事実関係を確認する」と述べました。

塩川氏は「実際に住民から“危険な飛行をしている”と苦情が出ているのだから、防衛省として事実関係を確認し、米軍にものを言うべきだ」と求めました。参加者は、横田基地にオスプレイが飛来する際、東京都の同基地周辺5市1町と同様に、埼玉県と県内の隣接自治体へも情報提供を徹底するよう要請。

担当者は、自治体から要請があれば情報提供を行うと回答しました。(赤旗2014年9月6日付より)

米軍機飛行抗議せよ/埼玉県平和委が県と懇談

米軍輸送機MV22オスプレイが7月に米軍横田基地に飛来したことなどを受けて、埼玉県平和委員会は22日、県内上空の米軍機の飛行問題について、県の基地対策の担当者を懇談しました。

参加者は、この間の「空のウオッチング(監視活動)」の結果を踏まえ、「最近の米軍機は低空飛行だけでなく、早朝・深夜や編隊飛行が目立ち、回数も増え、飛行エリアも広がっている」と指摘。オスプレイが横田基地に飛来した際には日高、飯能両市の上空を飛行し、市街地上空でできる限り限定するとしている「転換モード」での飛行をしていたと述べ、関係当局に強く抗議するよう申し入れました。

県の担当者は、「情報をいただければ、関係機関に申し入れていく。県としても訓練を減らすことや、休日・夜間を避けるよう申し入れている」と述べました。

参加者は、「厚木基地では、すでにオスプレイが夜間の飛行もおこなっている。横田への飛来がたび重なれば、埼玉上空を夜間に飛ぶ恐れも出てくる。「(夜間飛行などしないよう)強く申し入れてほしい」と重ねて要望しました。

懇談会には、日本共産党の柳下礼子県議も同席し「県民の安全を守るのが地方自治体の仕事。県として県民の立場に立って、しっかりとものを言うべきだ」と求めました。(赤旗2014年8月28日付より)

オスプレイ配備するな 埼玉県平和委

オスプレイ来るな!と訴える平和委員会。マイクを握るのは伊藤参院選挙区候補=2014年7月18日、さいたま市

オスプレイ来るな!と訴える平和委員会。マイクを握るのは伊藤参院選挙区候補=2014年7月18日、さいたま市

米軍の垂直離着陸機オスプレイが19日に東京・横田基地の飛来するとされている問題で埼玉県平和委員会は18日、さいたま市の浦和駅前で同機の飛行中止と配備撤回を求め宣伝しました。

埼玉県の空の大部分は横田基地の管理空域に含まれており、オスプレイが県内を飛ぶ可能性があります。

宣伝参加者は「他国へ攻め込むための飛行機が飛ぶことは許されない」と訴え、日本共産党の伊藤岳参院埼玉選挙区候補は「アメリカでは欠陥機とされている危険なオスプレイを、わが物顔で飛ばせてはなりません」と訴えました。

署名した市内の女性(66)は「安倍首相は自分の考えを国民に押しつけ、国民の利益を守ろうとしていません。政権から引きずり下ろさなくては」と話しました。(赤旗2014年7月19日付より)