地方に財政支援ぜひ 埼玉・蕨市長が要望

頼高市長(右)と懇談する(左から)梅村、田村両衆院議員=2015年2月13日、蕨市

頼高市長(右)と懇談する(左から)梅村、田村両衆院議員=2015年2月13日、蕨市

田村貴・梅村両議員と懇談

日本共産党の田村貴昭、梅村さえこ両衆院議員は13日、総務委員会委員として地方自治体の要望を聞こうと埼玉県蕨(わらび)市を訪ね、頼高英雄市長と懇談しました。

頼高市長は「国と地方の行政レベルでは財源問題が一番の課題です」と語り、国が進める法人税減税の法人市民税への影響や、地方交付税の不足分補う臨時財政対策債の問題点などを語りました。生活困窮者支援事業など国の基準額が実態に合わず、市の持ち出しになっていると指摘し「必要な事業は国が財源を負担すべきです」と強調しました。

さらに、市の独自施策への支援拡充を求め、子ども医療費無料化制度や少人数学級の拡大は国が行ってほしいと要望。また、区画整理事業への補助がこの数年、要望額の半分に満たなくなっていると指摘し「生活に根ざした公共事業には必要な財源を」と訴えました。

国民健康保険制度の広域化の議論について、市民の負担増につながると懸念を示し「国の財政支援を以前のように戻せば国保の多くの問題は解決します」と語りました。

両議員は、要望を国会活動で生かしていきたいと表明しました。(赤旗2015年2月14日付より)

【蕨市】市長選・市議選勝利を 党市委が新春のつどい

埼玉県蕨(わらび)市の日本共産党市委員会と後援会は21日、市民会館で新春のつどいを開き、5月の市長選・市議選勝利に向けて決意を新たにしました。

頼高英雄市長があいさつし、2期目の市政について、学校の耐震化など市長選で公約した事業を100%実施または着手することがきたと報告し、財政健全化にも引き続いて取り組むと語りました。

梅村さえこ衆院議員は、躍進した議席を力に安倍政権を追い込んでいくと強調。「安倍暴走政治を許さないという流れを大きくしていくためにも、いっせい地方選と市長選・市議選の勝利、おかざき県議誕生へ力を合わせましょう」と語りました。

4人の党市議団が紹介され、県議選南20区(戸田市=定数2)候補の、おかざき郁子氏があいさつしました。(赤旗2015年1月23日付より)

県・市3人全員当選必ず さいたま市見沼区で決起集会

声援に応える(左から)戸島、梅村、青柳、とばの各氏=2015年1月12日、さいたま市

声援に応える(左から)戸島、梅村、青柳、とばの各氏=2015年1月12日、さいたま市

梅村議員ら訴え

4月のいっせい地方選に向けて、さいたま市の日本共産党見沼区委員会と同後援会は12日、市内で決起集会を開きました。同区からは、定数2の県議選に青柳しんじ氏=新=が、定数8の市議選に戸島よし子=現=、とばめぐみ=新=の両氏が立ち、3人全員当選の「トリプル勝利」をめざしています。

青柳氏は、県立小児医療センター(同市岩槻区)の現地存続を求める声が共産党に寄せられていると語り、「さいたま市でその声をしっかり伝える議席が必要です」と強調。

県議会での過去の侵略戦争・植民地支配を肯定・美化する歴史の逆流の動きや、教科書採択、教育実践への介入の急先鋒(せんぽう)にたっているのが見沼区の自民党県議だと指摘し「“そんな県議はいらない”の思いを私に託してください」と訴えました。

戸島氏は、保育や学童保育の施策の充実に尽力し、前進させてきたことを紹介。「7人から11人の議員団になれば要求実現の道はさらに開かれます」と語りました。

とば氏は、教育や保育、福祉の分野で市が責任を放り出し、大企業のもうけの対象にさせようとしていると批判し、「国民の命綱になってきた共産党を、さらに太く、強くするために力いっぱいたたかいます」と語りました。

梅村さえこ衆院議員は「本格的な躍進の流れをつくるとともに、民主連合政府を実現するためにも勝ち取らなくてはならない議席です」と訴えました。(赤旗2015年1月15日付より)

県議8議席以上誓う 埼玉党・後援会が決起集会

いっせい地方選の勝利に向け「頑張ろう」と唱和する参加者=2015年1月11日、さいたま市

いっせい地方選の勝利に向け「頑張ろう」と唱和する参加者=2015年1月11日、さいたま市

市田氏が訴え

さいたま市で11日、日本共産党の市田忠義副委員長を招いて、「いっせい地方選勝利めざす日本共産党・党後援会 全県総決起集会」が開かれました。参院選や総選挙の躍進に続き、「県議選で現有2議席から8議席以上の確保、政令市10行政区の11人と一般市・町議選での全員当選」を誓い合いました。

埼玉会館大ホールは開会までに埋まり、ロビーに設置した大型モニターに幾重にも人垣ができて見守るなか、91人(11日現在、最終的には約100人)の候補者が紹介されると、会場は党躍進の熱気に包まれました。

市田氏は、総選挙での共産党躍進が、党と国民の関係に「巨大な変化」を生み出したことを詳しく紹介。マスコミが「圧勝」と報じた自民が4議席減だったのに対して、得票数、率、議席とも前進したのは共産党だけだったことをあげ「躍進したのは共産党。本格的な自共対決時代の到来」と強調しました。

全党の奮闘のなかで、得票目標など掲げた目標をすべて達成したのが埼玉県だったことを紹介し敬意を表明した市田氏。いっせい地方選前半戦まで3カ月に迫ったもとで、①地方自治体の今後を左右する②安倍暴走政治ストップ③第3の躍進を本格的流れにするとの意義を強調し、「総選挙が切り開いた新しい可能性をくみつくして、風頼みではなく、やるべきことをやり切って必ず勝利しよう」と呼びかけました。

総選挙で初当選した梅村さえこ衆院議員は「北関東の比例4候補、小選挙区32候補はじめ、みなさんの努力で勝ち取った2議席で頑張ります」と語り、塩川鉄也衆院議員も「本格的な自共対決の時代に入り、新しい政治の流れがここにあることを示します」と語ると会場は大きな拍手で応えました。(赤旗2015年1月12日付より)