いっせい地方選 後半戦勝利へ全力/埼玉新県議が決意

県民要求実現、後半戦勝利へ決意を語る(左から)村岡、柳下、前原、秋山、金子の各新県議=2015年4月14日、さいたま市

県民要求実現、後半戦勝利へ決意を語る(左から)村岡、柳下、前原、秋山、金子の各新県議=2015年4月14日、さいたま市

12日投開票された埼玉県議選で当選した日本共産党の柳下礼子、村岡正嗣、前原かづえ、秋山文和、金子正江の5氏が14日、さいたま市内で開かれた共産党活動者会議で決意を語りました。5氏は、県民の願いに応えるために県議会で全力をあげると表明。目前のいっせい地方選の後半戦で、全員当選のために奮闘すると語りました。

柳下氏は、県議選で「安倍政権を倒してほしい」という多くの声が寄せられたと述べ、「安倍暴走政治の応援団になっている異常な県政に、立ちはだかって頑張っているのが日本共産党」との論陣を張り、所沢市の県議選で過去最高の票を得たと語りました。

「戦争は絶対だめ」「生活が苦しい」という県民の思いが「今度は共産党」という期待に高まっていると指摘し、安倍暴走政治ストップを重要争点として打ち出していけば勝利できると強調。「後半戦で勝利してこそ完全勝利といえます。そのために頑張ります」と語りました。

さいたま市議選で当選した8氏のうち、山崎章市議団長らが決意表明しました。(赤旗2015年4月15日付より)

埼玉県議選 現職破り2→5人に

=2015年4月14日、さいたま市

浦和駅西口で県議選報告の街頭演説をする(左2人目から)村岡、柳下、前原、秋山、金子の各県議と伊藤参院候補(左端)=2015年4月14日、さいたま市

埼玉県議選(定数93、1減)で、16人が立候補した日本共産党は、現職2、新人3の5人が当選し、現有2議席から2.5倍に増やしました。

現職は、得票を大幅に増やして議席を確保。西1区(所沢市、定数4)の柳下礼子氏は2万998票(得票率20.39%)で2位当選し、南2区(川口市、定数7)の村岡正嗣氏は2万3927票(同15.16%)でトップ当選しました。

新人は、西5区(ふじみ野市・三芳町、定数2)の前原かづえ氏が自民現職を破って議席獲得。東7区(春日部市、定数3)では秋山文和氏が元自民の無所属現職を破って当選し、東8区(越谷市、定数4)でも金子正江氏が元みんなの党の現職を押さえて勝利しました。

推薦を含む65人を立てた自民党は47人の当選で、改選時49議席を下回りました。民主党は推薦を含む17人を立て、14人が当選。公明党は9人全員当選し、現有議席を維持しました。(赤旗2015年4月14日付より)

「三つの待機」なくす 前原県議候補ら

梅村氏と前原県議候補、市町議候補=2015年3月28日、ふじみ野市

梅村氏と前原県議候補、市町議候補=2015年3月28日、ふじみ野市

埼玉県ふじみ野、北本両市で28日、日本共産党演説会が開かれ、梅村さえこ衆院議員と伊藤岳参院埼玉選挙区候補らが訴えました。

ふじみ野市で梅村氏は、同市の公立保育所廃止問題を国会で取り上げ、公立保育所への補助復活を求めたことを紹介。「いっせい地方選では、安倍政権の暴走から住民の命や暮らしを守る立場にたてる議員かが問われています」と強調しました。

県議選西5区(ふじみ野市・三芳町、定数2)の前原かづえ候補=新=は、特別養護老人ホームと保育所、障害者施設の「『三つの待機』をなくします」と強調。県議会が自民党などの県議による平和教育への政治的介入など、「戦争立法」を進める安倍政権と一体で暴走していることを批判し、「平和と暮らしを守る議席を」と訴えました。

ふじみ野市議選(定数21)の、つかこし洋一、新井光男、足立しづ子、伊藤はつみ=以上現=、床井よしのり=新=、三芳町議選(定数15)の吉村みつ子、増田ますみ=以上現=、本名ひろし=新=の各候補が決意表明しました。

北本市では、市議選(定数20)の中村よう子、湯沢みえの現職2候補が訴え、現市政による公立保育所の統廃合などを批判し、「市民の声を届け、市政を変えるために頑張ります」と語りました。

幼稚園で働く女性(26)は「保育所の廃止問題はあってはいけないこと。共産党に県政や市政で頑張ってほしい」と話しました。(赤旗2015年3月31日付より)

保育守る運動に全力 埼玉県議選ふじみ野・三芳区/いっせい地方選ルポ 激戦区

4月12日投票(3日告示)の埼玉県議選西5区(ふじみ野市・三芳町、定数2)で、日本共産党の前原かづえ候補(65)=新=は、若者を戦場に送る「戦争立法」をストップさせ、憲法を暮らしに生かす県政を実現するため、前回失った党議席の奪還へ奮闘しています。

 

前原かづえ候補(65)新
議席奪還へ奮闘

「福祉優先の県政に転換を」と訴える前原候補=2015年3月20日、ふじみ野市

「福祉優先の県政に転換を」と訴える前原候補=2015年3月20日、ふじみ野市

連日街頭で訴えていると、立ち止まり訴えを聞く人や手を振る人が見られ、「頑張れよ」と声がかかります。総選挙で躍進したもとで、住民からは「安倍政権の暴走を止めるために頑張って」などの声が寄せられています。

町議・市議6期

前原候補は旧大井町議、ふじみ野市議を通算6期務め、住民の暮らしを守る活動に全力をあげてきました。3人の子育て、両親の介護の経験から、保育所待機児童の解消や特別養護老人ホームの増設などを訴えます。

ふじみ野市では昨年、突然公立保育所2施設を2015年3月で廃止する計画が出されました。市民から批判の声があがり、保護者や住民らが取り組んだ廃止撤回を訴える署名は2万人分以上集まりました。廃止予定の保育所に昨年まで孫が通っていた前原候補も、積極的に署名運動に取り組んできました。

「こんな問題が起きるのは、国や県が公立保育所にお金を出さないから。どの子も安心して保育所に通えるように支援を強め、福祉切り捨てから暮らし・福祉優先の県政に転換します」。訴える声に力がこもります。

保育所問題で署名運動に取り組んできた、保育守りたい@ふじみ野連絡会の東海林秀子さん(66)は「自民系会派など共産党以外の市議は、2万人分の署名の重みを受け止めずに廃止に賛成しました。そういう人たちが推すのが自民党の現職県議。住民の思いをしっかり受け止めてくれる前原さんを県政に送りたい」。

「戦争立法」ノー

西5区は、今年から旧上福岡市と旧大井町・三芳町の選挙区が統合し定数が1から2に。前原候補と自民党現職の2候補、民主党新人の計4候補が競り合う激戦区となっています。

県議会では、同区選出の議員も含め、改憲右翼団体「日本会議」所属県議らが教育への政治介入や改憲を迫る意見書の可決を強行するなど、安倍政権と一体で「戦争する国づくり」を進めています。

前原候補は訴えます。「平和を守る日本共産党の議席を伸ばしてこそ、『戦争立法』など安倍政権の暴走にストップをかけることができます。党派を超えて『暴走ストップ』の願いを、私に託してください」

28日には、ふじみ野市の保育所廃止問題について国会で取り上げた梅村さえこ衆院議員を迎え、市内で演説会を開きます。党と後援会は、ともに運動に取り組んできた保護者らにも参加を呼びかけています。(赤旗2015年3月28日付より)

暮らしの願い届ける/埼玉県議選 追加発表 党3候補が決意

4月3日告示・12日投票の埼玉県議選に立候補を表明した、南21区(朝霞市、定数2)の石川けい子(52)、南22区(和光市、定数1)の川上とよ子(65)、西5区(ふじみ野市・三芳町、定数2)の前原かづえ(65)の3氏=いずれも新=は18日の記者会見で決意を語りました。

決意を語る(右から)前原、石川、川上の3氏=2015年2月18日、新座市役所記者クラブ

決意を語る(右から)前原、石川、川上の3氏=2015年2月18日、新座市役所記者クラブ

石川氏は、県の子ども医療費無料化制度が近隣都県に比べて遅れていることや、県議会の自民党などによる教育への介入の問題を指摘。「共産党への期待に応え、当選して頑張りたい」と述べました。

川上氏は、安倍政権による暮らし破壊の政治や「戦争する国づくり」の狙いをストップさせると強調。また「県議会に女性議員が少なすぎる。女性の目線で県政を変えたい」と訴えました。

前原氏は、ふじみ野市に共産党県議がいた時に踏切の拡幅など要求実現の大きな力になったと述べ、「介護や医療、子育ての願いを県政に届ける」と話しました。

日本共産党の県議候補は総定数93に対し、16人(現職2、新人14)になりました。(赤旗2015年2月20日付より)