原発さよなら 運動に確信

有志がツイッターなどで呼びかけほぼ毎月デモを行っている「原発さよならデモ@埼玉」は8日、映像・トーク企画「映像で振り返る311後の脱原発~みんなで考える脱原発」をさいたま市内で開きました。

この間のデモの写真や映像、大学生が脱原発デモを取材してつくった映像を見て、これまでの脱原発運動を振り返りました。

トークでは、参加者が「外からどう見えるかを考えて、参加しやすいデモにしたい」「子育て世代や若い人を巻き込んだ運動にしたい」「声を上げて続けていくことが大事」など悩みや思いを交流しました。

運営メンバーの一人、日本共産党の伊藤岳参院埼玉選挙区候補は「ツイッターなどでつながり、たくさんの人が参加してきたこの3年間の運動に確信を持ち、デモに参加できない人たちの脱原発の思いも広げ、運動を続けていこう」と語りました。(赤旗2014年3月16日付より)

東日本大震災3年 原発のない社会 ちょうちん掲げて訴え

埼玉県内の民主団体でつくる「原発ゼロの会in埼玉」は11日夕、さいたま市の大宮駅前で宣伝し、50人が参加しました。

原発ゼロを求める横断幕やちょうちんを掲げ、ビラを配って通行人に訴えました。

伊藤氏=2014年3月11日、さいたま市

原発ゼロを訴える伊藤氏(右端)=2014年3月11日、さいたま市

参加者が順にマイクを握り、日本共産党の伊藤岳参院埼玉選挙区候補は「原発のない社会を実現するまでねばり強く運動を続けていく」と語りました。安倍政権が原発を「基盤電源」に位置づけたことを批判し、「(原発を推進する側は)コストが安いと言うが何よりも命を大事にすべきだ。原発の方が事故の賠償や廃炉費用は膨大で、どれくらいになるか分からない。原発こそ最大のコスト電源だ」と力説しました。

原発ゼロの署名をした男子学生(20)=久喜市=は「被災地の復興はまだまだ進んでいない。原発は便利なものかもしれないけど、事故で悲しい思いをした人のことを考えると、全ての原発をなくした方がいい」と語りました。(赤旗2014年3月13日付より)