障害者の共同さらに 埼玉障害フォーラムが発足

埼玉県内の障害者団体や福祉施設など障害者関係団体でつくる「埼玉障害フォーラム」が12日、さいたま市の県障害者交流センターで発足集会を開きました。

同フォーラムは障害者権利条約が社会に定着するよう国内法の整備を求めるとともに、埼玉の障害者施策の充実、東日本大震災の継続的な支援と災害時要援護者の支援が盛り込んだ地域防災計画の実現を目的に、学習会や共同行動などに取り組みます。

集会では森田かよ子代表(埼玉県障害者協議会代表理事)が「障害者福祉の前進と、埼玉県のどこに住んでいても安心して暮らせるために、一致点で共同・協力の関係をさらに進めていく」と設立の趣旨を報告しました。

日本共産党の村岡正嗣県議が来賓あいさつ。重度心身障害者医療費助成制度の対象者を制限しようとする県の動きを批判するとともに、精神障害者については新たに対象に加えられることに言及し「みなさんの運動の力で政治は必ず動いていきます。みなさんの運動と手をたずさえ、私たちも障害者施策の充実に全力を尽くします」と述べました。(赤旗2014年3月14日付より)

安倍政権批判に手応え 埼玉県議補選 当選のおくだ氏が決意

柳下(右)、村岡(左)両県議とがっちり握手する奥田氏(中央)=2014年3月3日、県議会

柳下(右)、村岡(左)両県議とがっちり握手する奥田氏(中央)=2014年3月3日、県議会

2日投票の埼玉県議補選南2区(川口市)で当選を果たした日本共産党の奥田智子新県議は3日、さっそく県議会本会議に出席しました。柳下礼子、村岡正嗣両県議とがっちり握手し、議会に臨む決意を語りました。

 

奥田県議は「有権者の反応に手応えを感じ、楽しい選挙だった」と振り返りました。

「駅での宣伝でも『頑張って』『握手させて』と激励されたり、宣伝カーを待って手を振ってくれる人がいたり、これまでにない反応でした。その中で一番に感じたのは安倍政権への批判です。『今の政治を何とかしてほしい』という声がとにかくすごかった」

1児の母として子育て支援の充実を訴える奥田氏を、子育て中の親たちが等身大の候補者として見てくれたといいます。

「(旧鳩ケ谷)市議時代も子育てや教育、環境などに取り組んできましたが、県政でも期待に応えられるよう頑張ります」

 

柳下県議団長は「安倍政権が消費税増税やTPP、原発推進と暴走する中で、県民・市民の怒りの審判が下った結果です。来年のいっせい地方選挙でも勝利し、8議席以上を目指します」と述べました。

同じ選挙区選出の村岡県議は「党県議団はこれまでも悪政と対決し、具体的提案で県民要求を実現してきました。奥田さんが加わり3議席になったことによる力は計り知れません」と語りました。

奥田県議は、環境農林常任委員会、少子・高齢福祉社会対策特別委員会への所属が決まり、11日の常任委員会、14日の特別委員会での審議に臨みます。(赤旗2014年3月4日付より)