埼玉県内の障害者団体や福祉施設など障害者関係団体でつくる「埼玉障害フォーラム」が12日、さいたま市の県障害者交流センターで発足集会を開きました。
同フォーラムは障害者権利条約が社会に定着するよう国内法の整備を求めるとともに、埼玉の障害者施策の充実、東日本大震災の継続的な支援と災害時要援護者の支援が盛り込んだ地域防災計画の実現を目的に、学習会や共同行動などに取り組みます。
集会では森田かよ子代表(埼玉県障害者協議会代表理事)が「障害者福祉の前進と、埼玉県のどこに住んでいても安心して暮らせるために、一致点で共同・協力の関係をさらに進めていく」と設立の趣旨を報告しました。
日本共産党の村岡正嗣県議が来賓あいさつ。重度心身障害者医療費助成制度の対象者を制限しようとする県の動きを批判するとともに、精神障害者については新たに対象に加えられることに言及し「みなさんの運動の力で政治は必ず動いていきます。みなさんの運動と手をたずさえ、私たちも障害者施策の充実に全力を尽くします」と述べました。(赤旗2014年3月14日付より)