埼玉県議会臨時会 小児医療センター移転の補正予算 共産党など反対

村岡正嗣県議

村岡正嗣県議

柳下礼子県議

柳下礼子県議

16日、埼玉県議会臨時会が開かれ、県立小児医療センターの移転建設費を55億円増額する県知事提出の補正予算案を、3週間前絵に閉会した定例議会では反対した自民党を含め、民主党、公明党、刷新の会などの賛成多数で可決しました。日本共産党、社民党などは反対しました。補正内容は、杭工事や地下駐車場などを別途発注にした分42億円、残土搬出先の変更に伴う12億円などで、定例議会で承認されなかったものと同じです。

移転工事をめぐっては、移転先のさいたま新都心の土壌から基準を超えるヒ素が検出(14日公表、判明は3月26日)されたことが問題になっています。

本会議質疑で日本共産党の村岡正嗣県議は「ヒ素を含む残土処理費用が12億円には含まれていない」と指摘。上田清司知事は「1ヶ月程度かけて詳細に調査する」としながら、補正内容は変更しませんでした。

本会議質疑後に開かれた福祉保健医療委員会では柳下礼子県議が、知事が約束した「センターの現在地に残す機能」についていまだに明らかにしていないと批判し「早急に説明会を開くべきだ」と要求。県側は「残す機能」を、今年秋に明らかにすると述べ、その前に説明をしたいと答えました。

同委員会では、予算執行にあたって「誠実な対応」と「現病院の機能保持のあり方」を早急に示すことを県に求める決議が可決されました。(赤旗2014年4月17日付より)

埼玉・上里町議選告示 願い議会に届ける くつざわ候補全力

くつざわ幸子候補

くつざわ幸子候補

15日告示(20日投票)された埼玉県上里町議選(定数14)で、日本共産党の、くつざわ幸子候補(58)=現=は村岡正嗣県議の応援を受け、第一声を上げました。

ほかに、公明1人、無所属14人が立候補し、定数14を16人で争う少数激戦となりました。

くつざわ候補は、財政調整基金のため込みを4年間で約13億円と2倍に増やしながら、国民健康保険税や介護保険料、水道料金などの値上げで町民に負担を押し付けてきた現町政を批判。町民1人あたりの所得は県内市町村で55位であり、10年間で29万円減少していると述べ、「暮らしを守れの町民の声を議会に届けられるのは共産党だけ。みなさんの願い実現のためにがんばります」と訴えました。

村岡氏は、「安倍政権の暴走に審判を下し、みなさんの願い実現の確かな力、くつざわさんの再選を」と述べました。(赤旗2014年4月16日付より)

春日部市議選告示 国保税の引き下げを 6候補訴え

うづき武彦候補

うづき武彦候補

松本ひろかず候補

松本ひろかず候補

大野とし子候補

大野とし子候補

今尾やすのり候補

今尾やすのり候補

坂巻かつのり候補

坂巻かつのり候補

並木としえ候補

並木としえ候補

 

埼玉県春日部市議選(定数32、立候補42人)は、うづき武彦(51)、松本ひろかず(62)、大野とし子(57)、今尾やすのり(48)=以上現=、並木としえ(53)=元=、坂巻かつのり(57)=新=の6候補が13日、大門実紀史参院議員、村岡正嗣県議の応援を受けて第一声をあげました。

ほかに、公明6人、民主1人、みんな1人、社民1人、無所属27人が立候補し、10人はみ出しの多数激戦となりました。

共産党6候補は、120億円ある市の基金を活用し、国民健康保険税の引き下げや小中学校のエアコン設置、温水の市民プール建設、「春バス」(市内循環バス)の改善などを公約として訴えました。

大門氏は「悪政を食い止め、市民の暮らしを守る役割を果たせるよう、引き続き6人の共産党議員を議会に送り出してください」と語りました。

市議選は、保守系候補を応援した市長が「共産党を増やしてはならない」と攻撃するなど、激しさを増しています。(赤旗2014年4月15日付より)

埼玉県予算案 党3議員が反対討論

埼玉県議会定例会は26日、2014年度一般会計予算などを自民党、民主党、公明党、刷新の会などの賛成で可決しました。病院事業会計予算は、県立小児医療センター移転事業費を一部減額する自民党提出の修正案が可決されました。5カ年計画の新教育振興基本計画は自民党が採択に難色を示し、継続審議になりました。

日本共産党は、柳下礼子、村岡正嗣、奥田智子の各県議が反対討論しました。新年度予算案について柳下氏は、県が新年度に重度心身障害者医療費助成制度に年齢制限を導入したことや、消費税増税分を県有施設使用料などに転嫁したことを批判。県立小児医療センターのさいたま新都心への移転について「計画そのものが子どもたちの命を脅かすものだ」と計画の撤回を求めました。

村岡氏は、国の制度改悪で年収910万円を超えた世帯の県立高校生を就学支援金の支給対象から外す条例案について、県立高校新入生の4分の1が授業料を払うことになると指摘。同様に私立高校新入生の3分の1は授業料が増えると述べ、「授業料無償化の世界の流れに逆行する」と批判しました。

奥田氏は、海外2カ国に計18人の議員を約2400万円かけて派遣する議案について、大雪被害などで厳しい暮らしを強いられている県民の理解は到底得られないと批判しましました。(赤旗2014年3月28日付より)

 

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重税反対統一行動 消費税8%やめて

3.13重税反対全国統一行動に呼応して13日、首都圏各地で「4月消費税増税は中止を」「中小業者の営業と労働者のくらしを守れ」などと訴えて集会やデモ行進、税務署への集団申告などが取り組まれました。

雨の中「消費税増税反対」と訴えて歩く人たち=2014年3月13日、川口市

雨の中「消費税増税反対」と訴えて歩く人たち=2014年3月13日、川口市

埼玉県では21会場で約8500人が行動しました。

川口市では600人が参加。集会と川口税務署、西川口税務署の2コースに分かれてのデモ行進が行われました。集会では、埼玉県労働組合連合会(埼労連)の舟橋初恵事務局次長、日本共産党の奥田智子県議らが来賓あいさつ。村岡正嗣県議、川口市議団も参加しました。

舟橋氏は、消費税増税を強行すれば派遣などの安価な不安定雇用を増やす道にさらに進むと述べ、「暴走を続ける安倍政権にノーの声をあげ、ともに連帯して運動していこう」と呼びかけました。

奥田氏は「増税が県民の暮らしに大きな影響を与えることは明らかだ」と指摘。消費税増税中止へ、県民とともに全力をつくす決意を述べました。(赤旗2014年3月14日付より)