【さいたま市】福祉の心さいたま市政に 西区で党演説会 紙議員が応援

聴衆の声援に応える大塚市議候補(右)と紙参院議員=2014年10月13日、さいたま市

聴衆の声援に応える大塚市議候補(右)と紙参院議員=2014年10月13日、さいたま市

大塚候補訴え

さいたま市西区で13日、日本共産党演説会が紙智子参院議員を迎えて開かれ、来年のいっせい地方選挙のさいたま市議選西区選挙区(定数4)で山城屋せき市議の議席を引き継ごうと奮闘している大塚たけひで候補(39)=新=が決意を語りました。市議選で共産党は現有7議席から11議席への躍進をめざしています。

大塚氏は介護施設で働いてきた経験から、多くの高齢者が生活困難な状況に置かれている実態を語り「大企業・大金持ち優先の社会を見直し、まじめに生きている人たちが安心して暮らせる社会をつくります。山城屋市議の議席を引き継いで市政に『福祉の心』を届けます」と力を込めました。

山城屋市議は、豊かな財政を市民要求のために使わず、市民に負担増ばかり押しつける市政と対決する共産党の議席の値打ちを語り「暮らしを守り、生活基盤の整備を進めるために、大塚さんを何としても市議会に」と訴えました。

紙参院議員は、県議会、市議会で、住民の願い実現に奮闘する共産党議員団の活動を紹介し「安倍政権の暴走政治を許さないという流れをつくり出し、県政・市政を暮らし、福祉優先に切り替えるため、共産党を大きくしてください」と訴えました。(赤旗2014年10月16日付より)

【さいたま市】9条俳句拒否を“支持” 自民市議に批判の声

さいたま市大宮区の三橋公民館で起きた9条俳句掲載拒否問題をめぐって、さいたま市議会で自民党議員が不掲載を支持する質疑を行い、市民から批判の声が上がっています。

1日に開かれた市議会決算・行政評価特別委員会で、自民党の帆足和之委員は、同館俳句サークル会員が詠んだ「梅雨空に『9条守れ』の女性デモ」の句について「文芸を利用した一種の政治的なプロパガンダ(宣伝行為)になった可能性がある」と攻撃しました。

その上で、「文芸に値しない作品と感じる」「『9条守れ』という俳句が掲載されたときに連想するのはどの政党か」などと述べ、「世論を二分する問題をテーマにした作品は掲載できない」として、「公民館だより」への不掲載を決めた公民館と教育委員会の対応は「適切だった」と支持しました。

これに対し、日本共産党の加川義光委員はその後の質問で、公民館職員など公務員は率先して憲法を守る義務があり、現憲法下で「9条守れ」というのは当然だと指摘し「特定の政党だけで守るということではない」と反論。「俳句という文芸作品に対して掲載拒否という強硬な手段は、戦前の検閲と言論統制を思い起こさせる」と市の対応を批判し、不掲載の撤回して「公民館だより」へ俳句を掲載するよう求めました。

三橋地域住民有志として市に抗議などもしている、来栖イネ子さん(72)は「『文芸に値しない』なんて本当にひどい。めちゃくちゃなことを言っているし、『戦争する国づくり』を進める自民党の本質が表れていると思った」と話しています。(赤旗2014年10月16日付より)

【さいたま市】“九条俳句”掲載し解決を 党市議団がシンポ

日本共産党さいたま市議団は13日、大宮区の三橋公民館が「三橋俳句会」会員の俳句「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」の「公民館だより」への掲載を拒否した問題で、シンポジウムを市内で開き、約270人が参加しました。

三橋住民有志代表の金子孝重さんがコーディネーターを務め、同俳句会員の来栖イネ子さん、共産党の守谷千津子市議、俳人「九条の会」の南卓志事務局長、元鶴ヶ島市教育委員会教育長の松崎頼行氏がパネリストとして発言しました。

来栖さんは、この間の公民館の対応に怒りを感じていると話し「私たち俳句会の仲間の願いは、一刻も早く『公民館だより』に俳句を載せて解決し、今までのように自由に楽しく句会をやっていくことです」と訴えました。

守谷氏は、市議団の取り組みや議会での論戦を報告。南氏は、戦前に治安維持法によって弾圧された俳人らの句を紹介しながら「市は公平を装っているが、本質は『政府の方針に反対する句だからだめ』ということだ」と指摘しました。

松崎氏は「社会教育は学校教育と違い、公民館運営審議会などを設けて市民参加で意見を聞いて進める必要があり、それを市はちゃんとやってきたかどうかが問われている」と述べました。

まとめの発言で、守谷氏は「今回の問題は市民の側に全く非はない。安倍政権の平和を壊す動きを許さず、憲法を守る立場で不掲載を撤回させるまでがんばりましょう」と呼びかけました。(赤旗2014年10月15日付より)

草加市長選・市議選 市民主役の市政前へ/田中市長と党5市議候補全員当選へ共産党全力

田中市長(右端)に国保税引き下げなどの市民要求を届ける(左から)平野、後藤、藤家、斉藤、佐藤の各候補=2014年10月6日、草加市

田中市長(右端)に国保税引き下げなどの市民要求を届ける(左から)平野、後藤、藤家、斉藤、佐藤の各候補=2014年10月6日、草加市

来年のいっせい地方選挙の前哨戦となる埼玉県草加市議選・市長選が19日告示・26日投票で行われます。日本共産党は市議選で5候補全員当選、市長選で田中かずあき氏の再選を勝ち取り、市民がつくり出した市民が主人公の市政の流れを前進させようと全力をあげています。

 

前市長と対決

市長選は、2期目をめざす田中氏(65)=共産支持、自民・公明・民主・社民推薦=と前市長の木下博信氏(49)との一騎打ちが見込まれています。

木下氏は、市長当時、公共工事をめぐって恐喝事件を起こした暴力団との親密な関係が発覚。2010年には、収賄罪で有罪判決を受けた元助役を副市長に復職させようと画策し、市議会から2度の不信任決議を受け、失職。同年の市長選で田中氏に敗れました。また、国民健康保険税や保育料を大幅に引き上げるなど、市民に冷たい市政を行ってきた人物です。

木下氏の陣営は「共産党が応援する市長に任せられない」「田中市長は何もしていない」などのデマを広めて田中氏の追い落としを狙っています。

田中氏を推薦する「草加・市民の市長をつくる会」(労組や民主団体、共産党などで構成)は、デマ攻撃をはね返そうと宣伝、対話に全力。田中市長が実現してきた、中学卒業までの医療費無料化や全小中学校へのエアコン設置などの数々の実績を示し、「フェアでまごころのある田中市政を前進させよう」と訴えています。

 

現有議席必ず

市議選(定数28、2減)で共産党は、平野あつ子(54)、斉藤ゆうじ(36)、佐藤のりかず(29)=以上現=、後藤かえ(36)、藤家あきら(27)=以上新=の5候補が現有議席確保をめざします。

5候補は、日本を海外で戦争する国づくりや消費税10%増税など安倍政権の暴走政治ノーを訴えるとともに、「共産党が全員当選してこそ、市民が主人公の市政の流れをさらに前に進めることができる」と強調。木下前市政と正面から対決し、田中市政の下で市民の運動と結んで県内初の公契約条例を実現するなどしてきた共産党市議団の実績と役割を語り、公約として、国保税1世帯1万円引き下げや、認可保育所のさらなる増設、給付型奨学金制度創設などを掲げて支持を訴えています。(赤旗2014年10月15日付より)

【草加市】ブラック市政許さない 5候補勝利へ決意/市議選19日告示 塩川衆院議員応援

声援に応える(左から)平野、斉藤、後藤、塩川、佐藤、藤家の各氏=2014年10月11日、草加市

声援に応える(左から)平野、斉藤、後藤、塩川、佐藤、藤家の各氏=2014年10月11日、草加市

19日告示、26日投票の埼玉県草加市議選(定数28、2減)と同市長選の勝利へ、日本共産党草加市委員会は11日、塩川鉄也衆院議員を迎えて東武線草加駅前で街頭演説を行いました。

現有議席の確保をめざす、平野あつ子(54)、斉藤ゆうじ(36)、佐藤のりかず(29)=以上現=、後藤かえ(36)、藤家あきら(27)=以上新=の5候補が決意表明。「奨学金制度の創設を」(藤家氏)、「子どもの貧困の連鎖を断ち切る」(後藤氏)、「暮らしと平和を守れの声を草加から」(佐藤氏)、「防災・雨水対策に全力」(斉藤氏)などと訴えました。

平野氏は、田中かずあき市長の再選に全力を挙げている市長選について「4年前に市民が変えた、(前市長の)『ブラックで冷たい市政』から(田中市長の)『フェアで思いやりのある市政』への流れを継続、発展させます」と強調。前市長の陣営が「共産党が応援する市長に任せられない」と反共攻撃を振りまいていることに対し、「暴力団と癒着した前市長と命をかけてたたかってきたのが共産党です。共産党が応援しているからだめだという人は正体が知れます」と反撃しました。

塩川議員は、県内で初めての公契約条例制定など党市議団の実績を強調し、市長選について「共産党が応援する市政は、暴力団との癒着のような反社会的な行為を決して許さない市政だということを示すものです」と語りました。(赤旗2014年10月12日付より)