定数2を、県政与党の民主党系無所属と公明党が独占する選挙区に風穴を空けようと、日本共産党の石島よう子候補(52)は連日、宣伝、対話、生活相談などに精力的に取り組んでいます。
安倍内閣が憲法9条を壊して「戦争する国」に向かって暴走し、県政では暮らし・福祉切り捨ての政治が行われる中、「新座市から市民の思いに応えられる共産党県議を送り出したい」との期待を受けて、立候補を決意しました。
子育て支援拡充
新座市議になって約15年。市民の願い実現に全力をあげてきました。市民の運動と力を合わせて、県内の市で唯一、子ども医療費無料化制度を18歳まで拡大することができました。県の無料化制度は小学校就学前まで。これを拡大すれば市町村の子育て支援施策をさらに充実することができます。
国は年金の引き下げや医療費、介護保険などの負担増を強いています。市民と対話すると「年寄りは早く死ねということか」と怒りの声が寄せられます。
「県は国にはっきりもの申すとともに、地方自治体として負担の軽減などできることをやるべきです」と石島候補。しかし、重度障害者の医療費助成制度から65歳以上の新規対象者を除外したり、幼稚園保護者への補助金を廃止したり、負担増へとかじを切っているのが上田清司知事であり、自民、民主、公明などの「オール与党」です。
地域分断させぬ
新座市では、県の都市計画道路が大きな問題になっています。住宅地を縦断する幹線道路の建設計画ですが、市民が「幅員20㍍2車線道路」を要望しているのに対し、県は「27㍍4車線」にするよう迫っています。
石島候補は「地域を分断する大型道路はいらない」という市民の願いに応えるよう市長の姿勢をただし、県とも交渉してきました。オール与党の現職の2氏は県の計画には逆らわないという態度です。
道路問題の解決に長年取り組む市民団体代表の冨岡利治さんは「地方自治には政党・党派を超えて地域の代表として働いてくれる人が必要です。ぶれない信念と実行力で活躍してくれる石島議員を是非とも応援させていただきます」と期待を寄せます。
石島候補は「大型道路より身近な生活道路を整備してほしいというのが市民の声ですが、民主、公明の県議は県のいいなりです。私が県議になって住民の声が届く県政に変えたい」と力を込めて語ります。
市議になる前、市で学童指導員を17年勤めてきた石島候補た。“どの子も豊かに育つことのできる社会を”が政治家としての初心です。子育て支援の充実に力を入れ、「認可保育所の増設や小学校の少人数学級をさらに拡充させたい」と意気込んでいます。
石島氏の略歴
十文字学園女子短大卒、学童保育指導員を経て2000年から新座市議。現在、市議会副議長。党市委員会県政対策委員長。
(赤旗2014年11月12日付より)