県民の声届けるおくだ候補の勝利を 埼玉県議補選 塩川氏訴え(要旨)

3月2日投票の埼玉県議補選南2区(定数2、立候補3人)で、日本共産党の塩川鉄也衆院議員は2月22日、おくだ智子候補(45)=新=とともに川口市のJR東川口駅北口で訴えました。その要旨を紹介します。


 

おくだ智子さんは、4期13年の(鳩ヶ谷)市議会議員の経験をもつ、試されずみの政治家です。6歳の男の子をお母さんとしても、子育てがしやすいまちづくりを全力でがんばってきました。

地域に学童や保育所の増設、学校給食の充実、子どもの医療費無料化制度の中学卒業までの拡大など、市民のみなさんと力を合わせて頑張ってきたのが、おくださんです。こういう力を県議会で大いに発揮していただこうではありませんか。

塩川衆院議員(左)の応援を受け、声援に応えるおくだ智子候補(右)=2014年2月22日、川口市

塩川衆院議員(左)の応援を受け、声援に応えるおくだ智子候補(右)=2014年2月22日、川口市

こう述べた塩川氏は、現県政を「地域の保健医療体制を弱めるような保健所の統廃合、高校の統廃合、重度心身障害者手当への所得制限導入などに血道をあげている」と批判。現県政と真正面から対決しつつ、建設的提案と県民との共同の力で県政を動かしてきた共産党県議団の実績にふれて、次のように話しました。

この間、災害が続いた埼玉県で、知事が被災者支援に後ろ向きの姿勢を改めることを強く迫ったのが共産党県議団です。この取り組みが県独自の被災者生活再建支援制度の創設につながりました。共産党の県議が増えることこそ、県民の願いに応える県政実現の一番の力です。

塩川氏は、安倍政権の暴走政治について、消費税増税と社会保障改悪、原発推進、集団的自衛権の行使容認などを例に詳しく解明。4月からの消費税増税の問題では「増税中止の願いをおくださんへ」と述べ、消費税増税に頼らない改革プランをこう語りました。

共産党は負担能力に応じた応能負担の原則を貫き、大企業応援の減税などを改めて、社会保障の財源を生み出します。中小企業支援と国民の所得を増やす改革で、経済の好循環実現のために、全力でがんばります。

最後に、塩川氏は次のように訴えました。

いま、国会で安倍暴走政治に正面から対決しているのが共産党です。この党を大きく伸ばすことが、政治の流れを変える大きな力になります。

県議会では、自民党もみんなの党の県議も事実上の与党です。国会でもみんなの党は準与党となっています。自民党やみんなの党の県議が増えても、みなさんの声は国政にも県政にも届きません。

安倍暴走政治に待ったをかけ、県民の声を国政、県政にしっかり届け、実現することができる候補者は共産党のおくだ智子さんだけです。ぜひとも県議会に送ってください。(赤旗2014年2月25日付より)

原発ノー 一緒に歩こう ツイッター発デモ26回目

埼玉県でツイッターなどの呼びかけから始まった「原発さよならデモ@埼玉」が22日、草加市で行われ、約50人が参加しました。同デモはほぼ毎月、県内各地で開催されており、今回で26回目。日本共産党の伊藤岳・県民運動委員長と佐藤憲和市議が参加しました。

夫婦で飛び入り参加も

参加者は「原発NO」「海を汚すな」など各人の思いを記したプラカードやうちわを掲げ、「原発いらない、海を汚すな」と唱和しながら草加駅を出発。商店街や住宅街で「一緒に歩こう」と呼びかけると、買い物中の夫婦などが飛び入り参加しました。

デモに参加した草加市の女性(35)は、「福島第1原発では、今も汚染水がもれていて、原発事故は収束していないのに、国が原発を『重要なベース電源』というのがすごく許せない」と怒ります。「すぐに原発ゼロを決断してほしい。私が働いている学童では、“放射線量が基準値以下だから大丈夫”と言われたけれど、体内に蓄積していくものだから心配です」

妻とともにベビーカーを押してデモを見ていた男性(39)は「(体内被ばくが)怖いので、子どもに飲ませるものは、全てミネラルウオーターを使っています。自然エネルギーの開発に国はかじを切ってほしい」と語りました。(赤旗2014年2月23日付より)

大雪被害 「農業復興へ援助を」 秩父 塩川議員ら実態聞きとり

埼玉県内の大雪被害を調査するため、日本共産党の塩川鉄也衆院議員、柳下礼子、村岡正嗣両県議は23日、秩父市、小鹿野(おがの)町を訪れ、除雪や農業被害の状況を自治体や農家から聞きました。斉藤捷栄、出浦章恵、新井康一、山中進の各秩父市議と出浦正夫小鹿野町議が参加しました。

被害農家から話を聞く(右側3人目から)柳下県議、塩川衆院議員、村岡県議=2014年2月23日、秩父市

被害農家から話を聞く(右側3人目から)柳下県議、塩川衆院議員、村岡県議=2014年2月23日、秩父市

=2014年2月23日、小鹿野町役場

=2014年2月23日、小鹿野町役場

市役所や町役場、県の県土整備事務所では、除雪と孤立集落の解消に全力をあげている状況の説明を受けました。

農業用ハウスが雪の重みで倒壊する被害が大規模に起きた問題で、一行はミニトマト、イチゴ、キュウリの農家を訪ねました。観光用のイチゴを栽培している男性(42)は、6000平方メートルあるハウスの7割以上が被害を受けました。農業を続ける意思を固めたものの、資材不足でハウスの再建には1~2年かかると言われています。「復旧するときに資金繰りを援助してほしい」と話しました。

小鹿野町でキュウリを栽培する地区では大勢の農家が出迎え「借金して再建してもどれだけ続けられるかと思うと考えてしまう」「秩父のキュウリのブランドが守れるか心配」と口々に語りました。町の支援事業で昨年就農したばかりの男性も被害に。ハウスメーカーへの注文が殺到し、再建の見通しは立っていません。「意欲が続くうちに支援の手を」と訴えました。

塩川議員は「国の支援制度を最大限活用することや、足りない場合は制度の創設が必要です。再建へつながるしっかりした支援を求めていきたい」と話ました。(赤旗2014年2月24日付より)

大雪災害 共産党が草の根救援

独居老人支援へ各戸に通路

埼玉・秩父 中津川集落

埼玉県秩父市の中津川集落は、県道が雪崩でふさがり孤立したままです。同集落は市内から車で1時間。秩父で一番山奥にあります。22世帯33人のうち65歳以上が17人、独居は85歳を筆頭に7人います。22日、地域の人たちが、救援物資で炊き出しをし、おにぎりやカレーを独居世帯などに配りました。

日本共産党の山中進市議(64)と三千恵さん(64)夫妻は、この地で民宿を経営。大雪時、市内にいて帰宅できないままの進市議は、三千恵さんと電話で連絡をとり、「薬が足りない」「灯油がない」などの声を受けて支援にとりくんでいます。「1メートル20センチの雪なんて生まれて初めて」という三千恵さん。真っ先に比較的元気な住民に声をかけ、励ましあいながら、各世帯を結ぶ通路をつくりました。「独居老人が取り残されないように」と思ったからです。雪と格闘し各戸を1メートルの道で結びました。民宿に食料の備蓄もあるので「困ったらいつでも来てください」と各家を訪問。安否の確認をしています。

進市議は「集落の4キロ手前まで除雪が完了した。普通の暮らしができるまであと少し頑張ってほしい」と市内での救援活動に励んでいます。(遠藤寿人)

(赤旗2014年2月23日付より)

暮らし守る議席増を 埼玉県議補選 おくだ候補第一声

第一声で訴えるおくだ智子候補=2014年2月21日、川口市

第一声で訴えるおくだ智子候補=2014年2月21日、川口市

日本共産党のおくだ智子候補(45)=新=が現有2からの議席増をめざす埼玉県議補選南2区(川口市、21日告示、3月2日投票)は自民党前市議、みんなの党元県議が立候補し、定数2を3人で争う激戦となりました。

第一声でおくだ氏は、安倍政権の暴走に対し「自民党や(渡辺喜美)代表が『協力を惜しまない』と発言したみんなの党の議席が増えても暴走は止まらず加速するばかりだ」と強調。子ども医療費助成の中学卒業まで拡大、少人数学級の実現、認可保育所の増設などの公約を示し「安倍政権の暴走にストップをかけ、県民の暮らしの声を県政に届ける日本共産党の議席を、何としても私に勝ち取らせてください」と訴えました。

応援のマイクを握った村岡正嗣県議(南2区選出)は、竜巻被害などを受けての県独自の被災者生活再建支援制度創設など、県民と共同して県政を動かしてきた党県議団の実績を強調。文教委員会での教育への政治的介入などの自民党の暴走と対決し「県民の願いを実現する共産党県議団をより大きくするために、何としてもおくださんの当選を」と述べました。

ほかに、元教員の北村純一さん、元川口診療所所長の寺島萬里子さんが訴えました。

 

自民・みんな 暮らしより党の都合

21日告示された埼玉県議補選南2区で、日本共産党の、おくだ智子候補が「くらし・福祉第一の県政」を掲げたのに対し、自民党候補、みんなの党候補の第一声は、県民や市民の暮らしより自分の党の都合が目立ちました。

補選は同区に2人いた自民党県議が、それぞれ川口市長選に立候補したことによるもの。補選では、当選した市長が自民党候補を、自民党の決定に背いて市長選に出馬し落選した元県議が、みんなの党候補を応援し、自民党内の分裂を持ち込んだ競い合いが激しくなっています。

みんなの党の出陣式では、選対本部長が「離党問題で揺れているみんなの党が埼玉で負ければ、やっぱりだめなんだとなってしまう」と必死。市長落選の元市議は「一党独裁の県議会を変えてほしい」と県議会自民党への不満をあらわにしました。

自民党候補の出陣式では、市内の自民党県議が空白になっていることから引き締めをはかりました。一方で、市長選で当選した元県議は「(市長選の党内の)ひびを修復するのが私の仕事だ」と述べるなど党内対立の火消しに躍起になりました。

自民党候補は「県内ワースト1位の川口市の収税率をアップさせれば財源ができる」と述べ、学校へのエアコン設置などが実現していないことを市民の責任に転嫁。高すぎる国民健康保険税などに苦しむ市民の暮らしは顧みませんでした。(赤旗2014年2月22日付より)