伊藤選挙区候補を自主的応援 事務所がオープン

貧困問題で対談する伊藤候補(右)=2016年2月14日、さいたま市

貧困問題で対談する伊藤候補(右)=2016年2月14日、さいたま市

日本共産党の伊藤岳参院埼玉選挙区候補を自主的に応援する「G9(がく)サポ+No War」の事務所「G9サポーターズ・ステーション」が14日、さいたま市浦和区にオープンしました。

オープニングイベントには60人が参加し、交流やミニライブ、伊藤候補と反貧困ネットワーク埼玉の高野昭博さんとの対談を行いました。

高野さんは、年収1000万円台の生活から親の介護をきっかけに失業、路上生活へと転落していった体験を語りました。また、生活保護制度を知らせない、申請させないようにしている行政を批判しました。

伊藤候補は、誰でもさまざまなきっかけで貧困に陥る可能性があり、貧困問題の解決へ雇用や社会保障、教育など総合的に拡充する必要があると強調しました。

参加した女性(36)は「派遣社員の自分もいつ切られるかわかりません。やはり社会を変えなくてはと、ここに集まったみんなが思っているはずです。そのために伊藤岳さんを勝たせたい」と話しました。

G9サポではSNSを使った情報発信や宣伝などを行い、ステーションでは学習会や映画会などを開いていく予定です。

(しんぶん赤旗2016年2月16日付より)

5野党党首会談で4項目を確認

住民の声町政に生かす 埼玉・皆野町議選告示 常山候補訴え

9日告示(14日投票)された埼玉県皆野町議選(定数12)に2期目をめざして立候補した日本共産党の常山知子候補(67)=現=は第一声で、町民の暮らしを守り、声を生かした希望のもてる町政の実現へ全力をあげる決意を語りました。

常山候補は、昨年7月から戦争法廃止へ毎週スタンディングに取り組んできたことを語り「戦争できる国にかじを切った『アベ政治』を許すわけにはいきません。平和の願いを私に託してください」と強調。共産党が実施した町民アンケートをうけて、誰もが低額で利用できる交通手段の確保・充実や子育て支援の充実、税負担の軽減などを掲げ、「町民の声を議会に届け、要求実現へ全力をあげます」と訴えました。

柴岡祐馬北部地区委員長や埼玉土建秩父支部建設後援会、秩父生協病院の代表、地元住民が応援のマイクを握り、「常山候補は議会になくてはならない人。何としても押し上げよう」などと呼びかけました。

町議会には、常山候補のほかに、新社会党1、無所属11の計13人が立候補し、1人はみ出しの少数激戦です。

(しんぶん赤旗2016年2月10日付より)

6人全員の当選必ず/埼玉・新座市議選告示 暮らし守る市政へ

7日告示(14日投票)された埼玉県新座市議選(定数26)で、前回獲得6議席の確保をめざす日本共産党の笠原すすむ(67)、工藤かおる(66)、小野だいすけ(36)、あしの修(47)=以上現=、石島よう子(53)=前=、つじみき(39)=新=の6候補は、前回の1.5倍の大幅得票増で全員当選を勝ち取り、国も市も暮らしと平和を守る政治へ変えようと訴えました。

6候補は、市内の米軍大和田通信基地や隣接する朝霞市の陸上自衛隊朝霞駐屯地などの危険性を指摘し、新座市から戦争法廃止の声をあげ「『憲法守れ』『平和を守れ』の願いを共産党に託してください」と強調。国民健康保険税の値上げなど市民に負担を押し付けてきた現市政と自民系、公明党などを批判し、「大型公共事業にストップをかけ、市民の暮らしを応援する政治を実現します」と訴えます。

塩川鉄也、梅村さえこの両衆院議員、伊藤岳参院埼玉選挙区候補が応援に駆け付け、北朝鮮のミサイル発射について「断固糾弾し、国際社会が一致してこの無法を許さない取り組みを進めることを求める」と強調。「18歳までの医療費無料化や小中学校へのエアコン設置などを実現してきた共産党の6議席を何としても」と呼びかけました。

市議選には6候補のほかに、公明党7、おおさか維新の会1、諸派1、無所属18の計33人が立候補し、7人はみ出しの多数激戦です。公明党は反共攻撃を強めています。

(しんぶん赤旗2016年2月9日付より)

埼玉・上尾市長選 中里氏が健闘 幅広い支持を獲得

7日投開票された埼玉県上尾市長選で、「市政を変えよう みんなの会」の中里清志氏(68)=無所属・新、日本共産党推薦=は1万5242票(得票率27.89%)を獲得し、健闘しました。元小学校教諭の中里氏の教え子やその親らが支持を広げるなど、幅広い取り組みになりました。

当選した現職の島村穣氏(71)=自民・公明推薦=は、得票を2800票余り減らしました。

中里氏は「戦争法廃止を上尾から」と訴えるとともに、「市民の声を聴く市政」への転換を掲げ、図書館移転計画の見直しや国民健康保険税引き下げ、少人数学級実施などを訴えました。

選挙結果を受けて中里氏は「図書館移転をはじめ、現市政は要求に応えようとしないとの市民の批判が多く寄せられました。市政を変え、上尾をよりよいまちにするために引き続き運動を続けます」と語りました。

 

◆開票結果は次の通り

当 島村穣  71現 31032

  中里清志 69新 15242

  西田米蔵 69新 8375

投票率 30.25%

 

(しんぶん赤旗2016年2月9日付より)