平和・暮らし団結の力で メーデー各地

埼玉県中央メーデーは、さいたま市の北浦和公園で開かれ、1800人が参加しました。「戦争する国づくり」ストップや大幅賃上げ、労働法制改悪反対などのスローガンを掲げ、集会とデモ行進を行いました。

柴田泰彦実行委員長は「力を合わせて命と暮らし、地域経済を守るため安倍暴走政権の悪政をはね返そう」と訴えました。

埼玉弁護士会の石河秀夫会長は「憲法を逸脱する暴走政治に歯止めをかけるため、ともにたたかいましょう」と来賓あいさつ。蕨市の頼高秀夫市長は「国から冷たい風が吹いてくる中、市民の暮らしを守る市政を進めます」と語りました。

日本共産党の塩川鉄也、梅村さえこ両衆院議員、荻原初男県委員長らが出席し、塩川氏があいさつしました。

時計部品製造の男性(40)=鶴ヶ島市=は「今でも早く仕事に出て行っても終わらず、残業しているのに、残業代がゼロになったら困ります」と話しました。

(しんぶん赤旗2015年5月2日付より)

【さいたま市】議長・委員会など決定 共産党、議運委に常時2人

さいたま市議会5月臨時会開く

4月の市議選後初となる、さいたま市議会5月臨時会が1日に開かれ、市長提出の専決処分報告議案3件を承認し、正副議長や委員会の所属などを決定しました。

正副議長の選挙で日本共産党は、議長に山崎章議員、副議長に戸島義子議員を候補に立てました。無記名投票の結果、議長に桶本大輔議員(自民)、副議長に小森谷優議員(公明)が選出されました。

新しい会派構成は、▽自民党23▽民主改革16(民主党と改選前に「改革フォーラム」に所属していた議員で構成)▽公明党11▽日本共産党8▽無所属2です。

改選時比1増の8議席となった共産党は、議会運営委員会に常時2人の委員をおけるようになり、予算委員も2人から3人になりました。

1日に決まった日本共産党市議団の所属委員会・新役員は次の通りです(敬称略、◎は副委員長、○は理事)。

 

▽総合政策=神田義行

▽文教=久保美樹

▽市民生活=鳥海敏行、松村敏夫

▽保健福祉=◎守谷千津子、戸島義子

▽まちづくり=山崎章、大木学

▽予算=○久保、戸島、松村

▽議会運営=神田、戸島

 

新役員

▽団長=山崎

▽幹事長=神田

▽副団長=戸島(幹事長代理を兼務)、鳥海

(しんぶん赤旗2015年5月2日付より)

【蕨市】市民との協働発展へ 頼高市長が出馬表明

埼玉県蕨(わらび)市の頼高英雄(よりたか・ひでお)市長(51)は4月30日、市役所内で記者会見し、24日告示(31日投票)の同市長選に立候補することを表明しました。

頼高市長は2期目の主な成果として、①小中学校の耐震化やエアコン設置、特別養護老人ホームや認可保育所の増設などの公約を100%実施・着手してきたことで、住みよいまちづくりが大きく前進した②市財政の健全化など、市政改革が前進した③市民との対話・ふれあい・協働を前進させた―の3点をあげました。

3期目に挑戦するにあたっての公約として、▽災害に強いまちづくり▽子育て・教育支援の充実▽高齢者の健康づくりなどに力を入れたいと述べ、市民との協働を継続させ、より市政を発展させていく決意を語りました。

同市長選への立候補表明は頼高市長が最初です。市長選と同時に市議選(定数18)も行われます。

 

頼高氏の略歴

1963年蕨市生まれ。埼玉大学卒。2007年市長選で初当選、現在2期目。日本共産党蕨市議(通算3期)などを歴任。

(しんぶん赤旗2015年5月1日付より)

【小鹿野町】給食費が完全無料化 全小中学生が対象

埼玉県小鹿野町で、4月から学校給食費の完全無料化が実施しました。これまでの制度は第2子からでしたが、第1子から無料となります。

第1子の無料化にかかる予算は約2300万円で、町内全ての942人の小中学生が無料化の対象になります。

県教育委員会によると、これまですべての小中学生を対象に無料制度を実施していたのは県内では滑川町のみで、小鹿野町が2番目です。

日本共産党は、保護者からの強い要望を受け、一貫して給食費の完全無料化を求めてきました。出浦正夫町議は「憲法では義務教育の無償を決めており、無料化実現でその理念に近づきました。子育てしやすい町の実現へ、大きな一歩です」と話しています。

(しんぶん赤旗2015年4月30日付より)

戦争ダメ 平和一番/さいたま 女性のレッドアクション

赤い衣服を身につけ「戦争する国ノー」と訴えた女性たち=2015年4月28日、さいたま市

赤い衣服を身につけ「戦争する国ノー」と訴えた女性たち=2015年4月28日、さいたま市

安倍政権が狙う「戦争する国づくり」にノーの声を突きつけようと、さいたま市で28日、「戦争ゆるさない女性のレッドアクション」が行われ、700人が県庁前からJR浦和駅前までパレードしました。

県内の市民団体の代表や有識者など、幅広い42人の女性が呼びかけた取り組みで、910人の賛同者が名を連ねています。

赤いシャツやスカーフなどを見につけ、赤い風船、プラカードを持った女性がパレードコースを埋め尽くし、「戦争ダメ、ダメ、平和が一番」「憲法9条守りましょう」「集団的自衛権は認めません」などと唱和しながら歩き、市民の目を集めました。

3人の男児の母(40)=さいたま市=は「子どもたちが戦争に行くことになったらいやだなと思って参加しました。今は禁止されている武力攻撃がどこまで緩められるのか。攻撃がオーケーになったら怖い」と話しました。

呼びかけ人の一人、秋山淳子さん(埼玉9条連)は「これだけの女性が集まったのは安倍首相のやっていることにノーと言いたい人が多くいることの表れです。この取り組みを生かし、5月31日の『オール埼玉総行動』にもつなげていきたい」と話しました。

日本共産党県議団、おくだ智子参院比例候補も参加しました。

(しんぶん赤旗2015年4月29日付より)