「日本共産党」カテゴリーアーカイブ
上尾市で街頭演説/穀田氏「党躍進ぜひ」/梅村候補も訴え
日本共産党の穀田恵二国対委員長・衆院議員は12月日、埼玉県上尾市で街頭演説し、「共産党の躍進なしに野党連合政権はできません」と訴えました。
穀田氏は、戦前の日本が共産党への弾圧と一体に戦争への道に進んでいったことや、政府の意向に沿わない人が排除された日本学術会議への人事介入問題について触れ「全体主義の道へ行くのか、民主主義の道へ行くのかの分水嶺だ。民主主義を守る共産党を前進させるたたかいを」と呼びかけました。
梅村さえこ衆院北関東比例候補は、党子どもの権利委員会責任者として、政府に子どもに関わる新型コロナウイルス対策を求めてきたことを紹介し「国会に戻って、子どもの権利が輝く新しい社会をつくりたい」と強調。秋山もえ県議も訴えました。
演説を聞いた男子高校生(18)=桶川市=は「民主主義を守らない人たちが今の政治をやっていて、共産党こそが民主主義を守っている」と話しました。シングルマザーの女性(46)=上尾市=は「コロナで子どもの生活や学習環境に大きな影響が出たし、そういう細かいところに目が届くのが共産党だと思いました。梅村さんのような女性議員が増えてほしい」と語りました。
埼玉県議会/秋山もえ県議「保健師確保へ積極的に」
日本共産党の秋山もえ埼玉県議は12月9日、一般質問で保健師の増員は絶対に必要だと強調しました。
秋山氏は、県が8日に保健師の雇用年齢制限を撤廃して38人の確保を目指すと発表したことを評価した上で、保健師確保のため県立大学や県内養成機関に積極的にアプローチするよう求めました。
関本建二保健医療部長は「より多く確保するため、今後は県外も含め養成機関を中心に直接訪問して魅力をアピールするなど、働きかけていく」と応じました。
秋山氏は、医療機関の危機的な経営状況打開のため、包括支援交付金の対象拡大で減収補てんなどを可能にするよう国に求めるべきだと主張しました。
大野元裕知事は「これまでにも同交付金の対象拡大や医療機関への財政支援を国に要望してきた。引き続き医療機関の窮状を訴えていく」と答えました。
秋山氏は、県内小中学校で、産休などの教員休職時の未補充や、退職教員などの穴埋めができない未配置が、11月1日時点で99人分にのぼると指摘し、教育長の認識をただしました。
高田直芳教育長は「教員の未配置・未補充が長期間続いていることを重く受け止め、早期に解消したい」と述べました。
埼玉県議会/村岡正嗣県議「医療・福祉の県単独事業維持を」
日本共産党の村岡正嗣埼玉県議は12月7日、県議会一般質問で、大野元裕知事に対し、厳しい財政事情のもとでも工夫して、県民の最後のセーフティーネットである医療や介護、福祉に関わる県単独事業を削減しないよう迫りました。
村岡氏は、来年度予算編成について歳入不足に陥る見通しとの報道にふれた社会福祉関係者から、真っ先に県単独事業から切り捨てられるのではないかとの危惧の声が上がっていると訴え、大野知事は「ゼロベースで事業を見直し、選択と集中を徹底し、セーフティーネットに必要な財源を確保する」と応じました。
村岡氏が医療従事者と医療機関に対して県独自に支援を拡充すべきだと強調すると、大野知事は「国の支援は不十分な部分もあり、県独自支援を実施している。今後も財政支援拡充を国に求め、県独自支援も検討していく」と答えました。
村岡氏は、「1コマ授業のたびにレポート提出」「アルバイトのシフトが入らずご飯が食べられない」といった学生の訴えを示し、学生が課題に追われ孤立し、収入が激減して生活困窮におかれている状況に対する知事の認識をただしました。
大野知事は「希望ある若者の未来を奪いかねず、心を痛めている」と述べました。
小選挙区予定候補紹介記事その2
埼玉4区・工藤かおる予定候補(71)=新= 何回でもやり直せる社会を
新座市議を7期務めたベテラン政治家が、初めて国政に挑みます。1週間で7駅での宣伝に立つなど新座、朝霞、志木、和光の各市を駆け巡っています。
工藤候補はクリスチャンの家庭で育ち、小中高とカトリック系の女子校で勉学。中学3年生の時、突然成績別のクラス分けがされ、「神の前で人間は平等だと言っているのに、成績で差別するのか」と仲間たちと抗議したことも。「今思えば、あのころから反骨心のようなものがあったのかも」と、照れながら笑います。
大学生の時に日本共産党に入党し、小学校教員などを経て、42歳で新座市議に初当選。3人の子育てに悩みながらの議員活動でしたが、「少しでも人の役に立てて良かったと思ったこと、いっぱいあるんです」と語ります。
初質問では、学校給食調理員の控え室へのエアコン設置を求め、後に実現しました。職員の内部告発で明らかになった、市内介護施設の過酷な労働実態や介護報酬の不正受給について、党県議団の力も借りて不正を正し、労働環境の改善を勝ち取ったことも、忘れられません。
「市民が望むのはぜいたくなことではなく、誰もが幸せになる権利がある。人生、何回でもやり直せる社会にしたいんです」。その思いは、国政候補となった今でも変わりません。
尊敬する人は、弁護士の宇都宮健児さんと医師の故・中村哲さん。「人のために尽くす生き方、憧れますね」。穏やかな語り口から、強い思いが伝わります。
略歴 1949年東京都生まれ。東京女子大学卒。小学校教員などを経て、92年から新座市議7期、副議長など歴任。91年、2007年、19年県議選に立候補。現在、党西部東地区委員