【さいたま市】第41回赤旗まつり 地方選勝利へ参加訴え

さいたま市の日本共産党と後援会は、第41回赤旗まつり(11月1~3日、東京・夢の島公園)を成功させようと、各地で参加のお誘いを広げています。

南区では、初めてバスを1台を借り切って参加します。8月に山下芳生書記局長を迎えて開かれた演説会に参加した人たちなどに、政治プログラムや模擬店などのまつりの魅力を伝えて参加を呼びかけると。次々と参加者が集まりバスに乗りきれないほどに。前回を大きく上回る、150人以上の参加者を組織しています。

もりや千津子市議(南区選出)は「今回はお子さんやお孫さんを誘って参加する人が多く、いつもより若い参加者も多い。『家族みんなで行こう』と呼びかけたのが良かった」と話しています。

浦和区では、来春のいっせい地方選に何としても勝利しようと、参加の呼びかけの取り組みを強めています。2011年の市議選で同区の、とりうみ敏行候補は、最下位の候補と6票差で惜敗しました。「今度こそ当選させるために、まつりの成功を」と参加を呼びかけ、すでに前回を上回る約120人を組織しています。(赤旗2014年10月18日付より)

【さいたま市】福祉の心さいたま市政に 西区で党演説会 紙議員が応援

聴衆の声援に応える大塚市議候補(右)と紙参院議員=2014年10月13日、さいたま市

聴衆の声援に応える大塚市議候補(右)と紙参院議員=2014年10月13日、さいたま市

大塚候補訴え

さいたま市西区で13日、日本共産党演説会が紙智子参院議員を迎えて開かれ、来年のいっせい地方選挙のさいたま市議選西区選挙区(定数4)で山城屋せき市議の議席を引き継ごうと奮闘している大塚たけひで候補(39)=新=が決意を語りました。市議選で共産党は現有7議席から11議席への躍進をめざしています。

大塚氏は介護施設で働いてきた経験から、多くの高齢者が生活困難な状況に置かれている実態を語り「大企業・大金持ち優先の社会を見直し、まじめに生きている人たちが安心して暮らせる社会をつくります。山城屋市議の議席を引き継いで市政に『福祉の心』を届けます」と力を込めました。

山城屋市議は、豊かな財政を市民要求のために使わず、市民に負担増ばかり押しつける市政と対決する共産党の議席の値打ちを語り「暮らしを守り、生活基盤の整備を進めるために、大塚さんを何としても市議会に」と訴えました。

紙参院議員は、県議会、市議会で、住民の願い実現に奮闘する共産党議員団の活動を紹介し「安倍政権の暴走政治を許さないという流れをつくり出し、県政・市政を暮らし、福祉優先に切り替えるため、共産党を大きくしてください」と訴えました。(赤旗2014年10月16日付より)

【さいたま市】9条俳句拒否を“支持” 自民市議に批判の声

さいたま市大宮区の三橋公民館で起きた9条俳句掲載拒否問題をめぐって、さいたま市議会で自民党議員が不掲載を支持する質疑を行い、市民から批判の声が上がっています。

1日に開かれた市議会決算・行政評価特別委員会で、自民党の帆足和之委員は、同館俳句サークル会員が詠んだ「梅雨空に『9条守れ』の女性デモ」の句について「文芸を利用した一種の政治的なプロパガンダ(宣伝行為)になった可能性がある」と攻撃しました。

その上で、「文芸に値しない作品と感じる」「『9条守れ』という俳句が掲載されたときに連想するのはどの政党か」などと述べ、「世論を二分する問題をテーマにした作品は掲載できない」として、「公民館だより」への不掲載を決めた公民館と教育委員会の対応は「適切だった」と支持しました。

これに対し、日本共産党の加川義光委員はその後の質問で、公民館職員など公務員は率先して憲法を守る義務があり、現憲法下で「9条守れ」というのは当然だと指摘し「特定の政党だけで守るということではない」と反論。「俳句という文芸作品に対して掲載拒否という強硬な手段は、戦前の検閲と言論統制を思い起こさせる」と市の対応を批判し、不掲載の撤回して「公民館だより」へ俳句を掲載するよう求めました。

三橋地域住民有志として市に抗議などもしている、来栖イネ子さん(72)は「『文芸に値しない』なんて本当にひどい。めちゃくちゃなことを言っているし、『戦争する国づくり』を進める自民党の本質が表れていると思った」と話しています。(赤旗2014年10月16日付より)

【さいたま市】“九条俳句”掲載し解決を 党市議団がシンポ

日本共産党さいたま市議団は13日、大宮区の三橋公民館が「三橋俳句会」会員の俳句「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」の「公民館だより」への掲載を拒否した問題で、シンポジウムを市内で開き、約270人が参加しました。

三橋住民有志代表の金子孝重さんがコーディネーターを務め、同俳句会員の来栖イネ子さん、共産党の守谷千津子市議、俳人「九条の会」の南卓志事務局長、元鶴ヶ島市教育委員会教育長の松崎頼行氏がパネリストとして発言しました。

来栖さんは、この間の公民館の対応に怒りを感じていると話し「私たち俳句会の仲間の願いは、一刻も早く『公民館だより』に俳句を載せて解決し、今までのように自由に楽しく句会をやっていくことです」と訴えました。

守谷氏は、市議団の取り組みや議会での論戦を報告。南氏は、戦前に治安維持法によって弾圧された俳人らの句を紹介しながら「市は公平を装っているが、本質は『政府の方針に反対する句だからだめ』ということだ」と指摘しました。

松崎氏は「社会教育は学校教育と違い、公民館運営審議会などを設けて市民参加で意見を聞いて進める必要があり、それを市はちゃんとやってきたかどうかが問われている」と述べました。

まとめの発言で、守谷氏は「今回の問題は市民の側に全く非はない。安倍政権の平和を壊す動きを許さず、憲法を守る立場で不掲載を撤回させるまでがんばりましょう」と呼びかけました。(赤旗2014年10月15日付より)

【さいたま市】政府は被害者に謝罪を 「慰安婦」問題考える

北東アジアの平和と友好を求めて、「日本軍『慰安婦』問題を考えるお芝居とおはなし」が11日、さいたま市浦和区の埼玉会館小ホールで開かれました。主催は「『お芝居とおはなし』のつどいを開く会」。

舞台俳優の有馬理恵さんが、韓国やフィリピンの「慰安婦」被害女性の体験を題材にした「砕かれた花たちへのレクイエム」や「ロラマシン・モノローグ」などを一人芝居で演じました。「慰安婦」被害女性の悲痛な思いの熱演に、客席からはため息がもれ、涙を流す人もいました。

林博史関東学院大学教授が講演。「慰安婦」問題は、今の国際社会における戦時性暴力や人身売買に対し、どう取り組むのか、一人ひとりが大事にされる社会をつくれるかも問われるとして、「過ちを犯した歴史的事実を見つめ、ただす努力をしよう」と話しました。

林氏は、吉田証言が事実ではなかったことを理由に「慰安婦」問題そのものを否定しようという動きに対し、「連れて行かれた先でどのように扱われたかが問題。軍が『慰安婦』の人員を確保し、慰安所の管理を行っており、国家ぐるみの犯罪だった」と、1999年と2004年に日本の裁判所が「慰安婦」の被害を事実認定したことにもふれて指摘しました。

「慰安婦」問題解決の展望として林氏は、「加害者が加害の事実を認めず償わなければ、被害者は怒り、その被害の大きさを主張し、またさらに加害者が攻撃する悪循環になる。加害者である日本政府が、女性たちを性奴隷にした事実を認め、公式な謝罪と賠償を行ってこそ、過去の過ちを克服して未来に向かうことができる」と呼びかけると、会場から拍手が起こりました。

さいたま市緑区の女性(36)は、「『慰安婦』問題できちんと話を聞くのは初めて。加害の事実を認めて償ってこそ、和解して未来が開けるとの言葉は本当にその通りだと思った」と話しました。(赤旗2014年10月12日付より)