【さいたま市】大宮西高校存続へ署名 市に卒業生父母ら

さいたま市立大宮西高校の存続を求め、卒業生父母の有志が19日、清水勇人市長と稲葉康久教育長あてに署名740人分(2次分)を提出しました。署名は1次分とあわせて1200人分を超えています。

市は、2017年度から同校の生徒募集を停止し、19年度から校名を変更し、中高一貫の「中等教育学校」に移行する計画に移行する計画です。16年度入学生の卒業後に一貫校の生徒が入学し、新旧の生徒が完全に切り離される空白期間が生じることから、「実質廃校と同じだ」と生徒らも市に募集継続を求め、9割を超える在校生が署名するなど、批判の声が上がっていました。

署名を集めた有志の一人で、3人の息子が同校に通ったという原冨まり子さん(66)は「穏やかな校風で、先生と保護者も仲が良く、部活や行事も活発で良い学校だった」と話します。「孫が大宮西校の野球部に入っているからと、2日間で200人以上から署名を集めてくれた人がいるなど、短期間で本当に多くの署名が集まった。生徒たちを応援するためにがんばりたい」と語りました。(赤旗2014年6月25日付より)

【さいたま市】派兵いや 広がる反対 若者らと対話

さいたま市西区の革新懇、9条の会連絡会、日本共産党は19日、区内のJR指扇(さしおうぎ)駅前で集団的自衛権の行使容認に反対する宣伝を行い、18人が参加しました。

参加者はシール投票や署名を呼びかけながら「集団的自衛権への理解が進むにつれて国民の批判の声が大きくなっています」「若者を戦場に送っていいのでしょうか。日本は岐路に立っています」などと訴え、学校帰りの若者らと対話しました。

シール投票のボードを前に「わからない」と言っていた2人組の女子高生は、市民団体の人から「日本がアメリカと一緒に海外で戦争し、若い人が血を流すことになるんだよ」と説明されると、「それはいや」と反対のシールと貼っていきました。

駅の近くに住む男性(62)は「集団的自衛権は否定しない」としながら「憲法を変えずに解釈で認めるのはだめ」と反対に投票。中国人の男性(28)は「中国、韓国との関係にとってもよくない」と反対しました。授業で、国民が戦争に動員されていった戦前のことを習ったという中学3年の男子生徒は「派兵するのは、いやだと思った」と話しました。(赤旗2014年6月21日付より)

【さいたま市】住宅地に水素ステーション計画 住民から不安の声 久保議員が追求

18日のさいたま市議会一般質問で、日本共産党の久保美樹市議は、桜区に整備予定の水素ステーションについて市の対応をただしました。

久保氏は、桜区の東京ガス敷地内に整備予定の燃料電池車(FCV)のための水素ステーションについて、周辺住民から安全性などについて不安の声が上がっていると紹介。同様の施設である千住ステーション(東京都荒川区)の周辺には住宅がないのに対し、桜区の予定地周辺には住宅が密集していると指摘し「ほかの場所で水素をつくり運んでくるオフサイト方式のステーションにするべきだ」と求めました。

答弁した清水勇人市長は「事業者が施設周辺の安全確保や生活環境について十分な対策を行うよう指導していく」と述べました。

また、久保氏は小規模保育事業や家庭的保育で事故防止のため、無資格者ではなく国家資格をもつ保育士を配置するべきだと要求。高瀬賢司子ども未来局長は、無資格者にも必要な研修を受けさせると述べるにとどまりました。(赤旗2014年6月19日付より)

【さいたま市】市議会質問で大宮西高校存続を求める 共産党・加川氏

さいたま市議会で16日、日本共産党の加川義光市議が一般質問で市立大宮西高校の存続を求めました。

加川氏は、市教育委員会が2017年度から同校の新入生募集を停止し、19年度から中高一貫の「中等教育学校」に改変すると発表したことについて、当事者を含めた十分な議論もなく、市が一方的に改変を決めたことを批判。その上で、募集停止した年度の生徒が以後5年間空白となり、全学年そろっての部活動や学校行事ができなくなることから、「これは実質廃校だ」と指摘しました。

多くの生徒や保護者、卒業生から「伝統が途絶える」と署名や要望が出されるなど反対の声が上がっていることを紹介し「生徒たちの願いを尊重し、募集停止をやめて空白期間をつくらないようにするべきだ」と迫りました。

答弁に立った上亟啓介副教育長は「生徒募集停止についての生徒や保護者の思いは承っている。その上で、開校にむけた取り組みを進めている」と述べました。

加川氏は「全国の公立中等教育学校で、進級の生徒を完全に切り離した形で5年間も空白をつくる前例はない」と指摘し、重ねて生徒募集の継続を求めました。(赤旗2014年6月17日付より)

【さいたま市】生徒募集の継続訴え 埼玉・大宮西高校保護者有志ら

さいたま市立大宮西高校(大宮区)の中高一貫制移行問題で、同校の卒業生保護者の有志4人が13日、「伝統ある大宮西校を廃校にしないで」と、542人分の署名を清水勇人市長と稲葉康久教育長あてに提出しました。

署名を提出する卒業生保護者=2014年6月13日、さいたま市

署名を提出する卒業生保護者=2014年6月13日、さいたま市

市は、大宮西高校を2019年度から中高一貫6年制の「中等教育学校」に移行し、17年度から生徒募集を停止して校名も変更する計画です。生徒や保護者からは「市教委は『伝統を継承する』というが、募集停止で空白期間が生じ、廃校と同じだ」と批判が噴出しました。また、同校の生徒有志が10日、募集の継続を求める署名を生徒970人中917人から集めて市に提出しています。

保護者有志の署名は、生徒たちの取り組みを応援するために卒業生や保護者、高校周辺の住民などから集めたもので、「生徒、保護者の意見をよく聞き、お互いが納得する方向に導くべきだ」として、▽大宮西高校の廃校をやめること▽生徒募集を継続することを求めています。(赤旗2014年6月17日付より)