【戸田市】平和スキスキ行進 子どもたちと唱和も

埼玉県戸田市で7日、「平和スキスキパレード」が行われ、約70人が「『戦争法案』ストップ」を力強く訴えました。

パレードに先立ち、実行委員会を代表してあいさつした花井友里さん(31)は「この間実行委員会でシール投票などの宣伝をしてきて、『戦争はしたくない』という声が圧倒的でした。安倍政権に対し、戸田から『戦争法案』ストップの声をあげていきましょう」と呼びかけました。

参加者は、「平和が大好き!好き好き好き!」と唱和しながらJR戸田駅を出発し、市内を約1時間パレード。「戦争ダメダメ」のコールを聞いた子どもたちが一緒に「ダメダメ!」と合わせたり、沿道から声援を送る人もいました。

市内から参加した女性(44)は「危険なところに自衛隊がいけば、戦争に巻き込まれるのは必至だと思います。『戦争法案』の危険さが住民の人たちにも伝わればいいと思いながら、声を上げました」と語りました。

(しんぶん赤旗2015年6月8日付より)

アメリカの戦争に子や孫を送らせない/戦争法案廃案に 街頭で訴え

日本共産党埼玉県委員会は5日、おくだ智子参院比例候補、伊藤岳参院埼玉選挙区候補を先頭に、各地で「戦争法案」に反対する宣伝を行いました。通りかかった人がビラを受け取り、法案反対の署名をしていきました。

ビラを手渡すおくだ氏=2015年6月5日、川口市

ビラを手渡す、おくだ氏=2015年6月5日、川口市

訴える伊藤氏=5日、さいたま市

訴える伊藤氏=5日、さいたま市

埼玉 おくだ・伊藤両氏先頭に

おくだ氏は、川口市の川口駅前で演説し「『戦争法案』は平和や安全とはまったく逆に国民を戦争に巻き込む法案です。日に日に高まる反対の世論をもっと集めて廃案に追い込みましょう」と語りました。

さいたま市で訴えた伊藤氏は「『戦争法案』の憲法違反の本質を隠すことはできません。反対の声をご一緒にあげましょう」と呼びかけました。

川口駅前で宣伝に足を止めた男性(75)=さいたま市=は「憲法9条があるのに(戦争法案は)無理があることは誰にでもわかります。(法案が通ると)戦争に巻き込まれ、日本が攻撃されることになります」と話しました。

大宮駅前で署名した男性(67)=さいたま市=は「安倍首相は、アメリカの代わりに日本が戦争できるようにしたいと思っているようです。戦争にかり出されるのは子や孫の世代。絶対に認められません。首相はもっと国民の声を聞くべきです」と訴えました。

(しんぶん赤旗2015年6月6日付より)

党派超え集い、訴え/熱気に包まれた埼玉総行動

まぶしい日差しのなか、「9条こわすな」「戦争させない」のプラカードが、さいたま市の北浦和公園を埋め尽くしました。5月31日に行われた「集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回を求めるオール埼玉総行動」は、1万400人の参加者の熱気に包まれました。

集会で、呼びかけ人の一人、藤田昌士氏(元立教大学教授)が、今年の中学校教科書採択で、過去の侵略戦争を賛美する教科書の採択拡大が狙われていると指摘。「『若者を戦場に送るな』と、みなさんと声を大にして叫びたい」と語りました。

各政党の代表があいさつし、日本共産党の塩川鉄也衆院議員は、安倍政権が「平和安全法制」と言う「戦争法案」は国民を欺くものだと指摘し、「戦後最悪の憲法破壊の『戦争法案』はきっぱりと廃案に追い込もう」と呼びかけました。

民主党の小宮山泰子衆院議員は「こんな法案を認めるわけにはいかない」と、社民党県連合の佐藤征治郎代表も「『戦争法案』を廃案にし、憲法9条を守ろう」と訴えました。

集会後、3コースに分かれて行われたパレードでは、青年デモ隊のコールに沿道の青年から声援が送られるなど、市民の注目を集めました。

飛び入り参加した男性(23)=さいたま市=は「戦争が終わって70年、日本が守ってきたことを安倍政権は壊そうとしており、許せない」、看板を見て参加した男性(36)=さいたま市=は「集団的自衛権行使容認を進めようとするやり方が汚い」と語りました。

(しんぶん赤旗2015年6月2日付より)