4氏当選 生活守る力 来月の久喜市議選へ演説会

声援に応える(左から)杉野、石田、塩川、渡辺、へいまの各氏=2014年3月9日、久喜市

声援に応える(左から)杉野、石田、塩川、渡辺、へいまの各氏=2014年3月9日、久喜市

埼玉県久喜市議選(4月13日告示、20日投票、定数30=4減)で、4議席確保を目指す日本共産党は9日、同市内で演説会を開きました。杉野おさむ(62)、石田としはる(66)、渡辺まさよ(52)=以上現=、へいま益美(59)=新=の4候補が、消費税増税などの安倍政権の暴走を許さず、市民の暮らしを守って奮闘すると決意表明しました。

4候補は、水道料金や国民健康保険税、介護保険料の引き下げ、小中学校へのエアコン設置、住宅リフォーム助成制度創設などの公約を掲げ、「子育ても老後も安心の久喜市をつくるため全力をあげる」と訴えました。

また、住民と力を合わせて、子ども医療費無料化制度を中学卒業まで拡充したことや東日本大震災による液状化被害対策の前進、駅のバリアフリー化推進などの党市議団の実績を紹介。2月市議会で国保税引き下げなど9項目の予算修正案を提出し、保守系や公明党の反対で否決されたものの、要求実現へ対案を示して奮闘したと強調しました。

塩川鉄也衆院議員は、2010年の1市3町の合併以降、住民サービスは引き下げられ、負担ばかり増やされてきた中で、「市政応援団のオール与党に対し、生活を守るために頑張ってきたのが共産党です」と紹介。「安倍暴走政治に待ったをかけ、世直しを進めるために4人全員当選を」と訴えました。(赤旗2014年3月12日付より)

雪被害支援 年度越えも 奥田氏初質問に埼玉県が意向

奥田智子県議

奥田智子県議

11日に開かれた埼玉県議会環境農林委員会は、大雪被害を受けた農家への支援策を盛り込んだ補正予算案を審議しました。2日の県議補選で当選した日本共産党の奥田智子県議が初めて質問し、支援策充実を求めました。

奥田氏は、県が倒壊した農業用ハウスなどの撤去や再建を2014年度内に終わらせるとしていることについて、「14年度内に終わらなかった場合に足切りされてしまったら困る。15年度までかかった場合は対応してもらえるのか」とただしました。また、膨大な提出書類の簡素化などを求めました。

県側は、年度を超えた場合の対応について「14年度内に終わらせるように努力する」と述べた上で、14年度内に手があがった農家については繰り越すなどの対応をする意向を示しました。提出書類の簡素化については、国に要望しているとし、県としても取り組みたいと述べました。

奥田氏は県が農業被害額を229億円としていることについて「他県では被害総額の見直しを行っている」と主張し、実態に即した見直しを求めました。(赤旗2014年3月12日付より)

“支援期間を延ばして” 大雪被害農家 再建には時間

埼玉・深谷を奥田県議調査

奥田智子埼玉県議は9日、2月の大雪で被害を受けた深谷市の農業施設を調査し、農家から要望を聞きました。

山口さん(左)から被害状況や要望を聞く奥田県議(右)=2014年3月9日、深谷市

山口さん(左)から被害状況や要望を聞く奥田県議(右)=2014年3月9日、深谷市

ビニールハウスを使ってミニトマトを栽培している山口一郎さん(埼玉産直センター専務理事)は、経営するビニールハウス16棟のうち12棟が雪で倒壊しました。倒壊した約1500平方メートルのハウスは、柱や梁(はり)が雪の重みでグニャリと曲がり、中のミニトマトは出荷できない状態です。ハウスはつくりが頑丈なために専門業者でなければ撤去できず、撤去・再建の依頼が集中し、業者からは「作業は早くて秋になる」と言われています。

山口さんは「1000平方メートル程度のハウスを撤去するのに2週間、そのあと新しいハウスを建てて農業を再開するまでに2ヶ月はかかります。国や県は手厚い支援策をとってくれたが、今のままでは年度内の期限までに間に合わない農家が必ず出ます。支援策の期限をもっと延ばしてほしい」と強く求めました。また、手続きに手間がかかる県の融資制度について、もっと使いやすくしてほしいと話しました。

奥田県議は「収穫できなければ収入が途絶えてしまうし、二重ローンを抱える農家もいると思います。農家のみなさんをしっかりと支えるよう県に強く求めていきます」と話しました。(赤旗2014年3月11日付より)

挑戦2015 埼玉県議選南6区(さいたま市見沼区)定数2 青柳しんじ候補

県都の議席勝ち取る

青柳しんじ候補

青柳しんじ候補

埼玉の県都さいたま市には現在、日本共産党県議はいません。青柳しんじ県議候補(66)は、7年前まで共産党が持っていた見沼区での議席奪還を目指します。

 

暴走政治にノー

週3回の駅頭や街頭での宣伝を続けています。内閣の一存で集団的自衛権行使を容認しようとする安倍政権による憲法破壊の政治を厳しく批判。「共産党の躍進で暴走政治ストップを」と訴えています。

同区は2011年の前回選挙では無投票で自民党、民主党の2議席独占を許してしまいました。

その後、自民党県議は県議会文教委員長になり、県立高校の歴史教科書の採択や修学旅行の平和学習をめぐって、委員会で露骨な政治介入の先頭に立っています。

青柳さんは「委員会に共産党の委員がいないもとで、安倍政権の暴走、歴史逆行の政治が県議会での自民党の“やりたい放題”につながっている」と語り、なんとしても市内・区内で自民党と対決できる共産党の議席を勝ち取りたいと話します。

 

県民に寄り添い

さいたま市議を11年まで務め、福祉や医療など社会保障の充実に力を入れてきました。

現在、党見沼区委員長。「会社が倒産し、求職中に病気になっても治療が受けられず手遅れ寸前に」「借金で家を手放さざるを得なくなった」など深刻な生活相談の解決に奔走しています。

地域では、児童数が多すぎる「マンモス校」の解消や交通危険地域からバス通学する家庭のバス代補助、交通が不便な地域のコミュニティーバス改善、踏切の拡幅、駅のバリアフリー化促進などに住民と取り組み、一歩づつ前進させてきました。

青柳さんは言います。「県民の暮らしに寄り添い、県民とともに国や県の悪政に立ち向かう共産党県議として、新しい政治の流れを切り開くために働きたい」(埼玉県・川嶋猛)

 

青柳氏の略歴

医療生協さいたま職員を経て、旧大宮市議、さいたま市議を歴任。12年衆院選埼玉1区候補。党さいたま地区委員会常任委員
(赤旗2014年3月8日付より)

参院埼玉選挙区 伊藤氏を擁立

日本共産党埼玉県委員会は7日、2016年参院埼玉選挙区(定数3)に党県民運動委員長の伊藤岳氏(54)=新=を擁立すると発表しました。

伊藤氏の略歴

文教大学卒業。民青同盟県委員長、党さいたま地区副委員長などを経て、現在、党県委員会常任委員。10年、13年参院埼玉選挙区候補。

 

参院埼玉選挙区で勝利の決意を語る伊藤氏(左)と荻原氏=2014年3月7日、県庁内

参院埼玉選挙区で勝利の決意を語る伊藤氏(左)と荻原氏=2014年3月7日、県庁内

安倍暴走政治止める 参院埼玉選挙区 伊藤候補が決意

2016年参院選埼玉選挙区(改選数3)候補として発表された日本共産党の伊藤岳氏(54)=新=は7日の記者会見で「埼玉の共産党の議席獲得で安倍暴走政治をストップさせる」と決意を語りました。

伊藤氏は、2日の県議補選での勝利に触れて「参院埼玉選挙区でも議席を獲得し、自共対決時代にふさわしい位置を占めたい」と語りました。

伊藤氏は、原発ゼロや環太平洋連携協定(TPP)加入阻止、秘密保護法反対などの「一点共闘」が埼玉でも広がっていると述べ、「市民運動のなかからも安倍政権打倒の声があがっている。新しい市民・県民の運動を励まし、発展させる強力な国会議員団の一員として働けるよう全力をあげる」と表明しました。

同席した荻原初男党県委員会委員長代行は、「共産党が出番の情勢。なんとしても議席を勝ち取る」と強調。来年の県議選で8議席以上を獲得する目標を示し、「いっせい地方選挙で前進して参院選勝利の土台をつくる」と述べました。(赤旗2014年3月8日付より)