戦争法案 強行採決に抗議/おくだ、伊藤両候補が訴え

強行採決に抗議の声をあげる伊藤氏=2015年9月17日夕、さいたま市

強行採決に抗議の声をあげる伊藤氏=2015年9月17日夕、さいたま市

参院安保法制特別委員会で戦争法案が強行採決されたことに抗議して、17日夕、日本共産党の、おくだ智子参院比例候補は埼玉県川口市で、伊藤岳参院選挙区候補は、さいたま市で訴えました。

このうち、浦和駅前でマイクを握った伊藤氏は、法案の問題点が多く残されたまま、公聴会で出された反対意見について審議もせずに強行採決した自民、公明与党の暴挙を厳しく批判。「必ず廃案にするために、最後まで反対の声を大きくあげよう」と訴えました。

小雨が降るなか、伊藤氏の訴えに「そうだ」と声をかける市民もいました。

(しんぶん赤旗2015年9月18日付より)

若者躍動 戦争法案止める/ママたちと一緒に 埼玉

戦争法案強行採決するなとデモ行進する学生とママたち=2015年9月12日、さいたま市

戦争法案強行採決するなとデモ行進する学生とママたち=2015年9月12日、さいたま市

学生・高校生でつくる「VIP埼玉」と「安保関連法案に反対するママの会・埼玉」は12日、戦争法案の廃案を求めて、さいたま市のJR 浦和駅西口周辺をデモ行進し、360人が参加しました。

若者が「戦争法案絶対反対!」「戦争法案いますぐ廃案!」とコール。途中のスピーチでは「声をあげ続けることが廃案への唯一の方法。黙っていては変わらない。まだ何も終わっていない。廃案にするのはこれからです」と訴えました。

母親たちもベビーカーを押したり、子どもの手を引いたりして唱和しました。

さいたま市の高校2年生の男子生徒は「自分が声を上げることで市民の関心を広げたい」と話しました。4人の子どもと参加した上尾市の女性(36)は「国会前の包囲行動にも行きました。子供の将来が一番心配。ここで止めなければ」と語り、子ども(11)は「戦争に行かされて、殺したり殺されたりしたくない」と話しました。

(しんぶん赤旗2015年9月13日付けより)

戦争法案阻止 広がるうねり/埼玉・大学人の会発足

戦争法案の廃案を訴える「埼玉・大学人の会」の大学教授ら=2015年9月8日、県庁

戦争法案の廃案を訴える「埼玉・大学人の会」の大学教授ら=2015年9月8日、県庁

埼玉県内の大学関係者でつくる「安全保障関連法案の廃案を求める埼玉・大学人の会」が8日、発足しました。

同日、県庁内で聖学院大学の石川裕一郎教授や獨協大学の川村肇教授、東京電機大学の石塚正英教授、埼玉大学の七木田文彦准教授らが記者会見して明らかにしました。席上、石川氏らは、声明「近代立憲民主主義の破壊に抗議し、安全保障関連法案の廃案を強く求めます」を発表し、会の賛同者が113人集まっていると報告しました。

獨協大学や東京電機大学では有志による「廃案を求める声明」が出されています。「埼玉・大学人の会」は、各大学での取り組みを横でつなげ、連携していこうというものです。法案の採決をめぐり情勢が緊迫する中、会では街頭リレー演説や学習会などを計画します。

七木田氏は「市民に向けて、法案の問題を丁寧に訴えていきたい」と話しています。

(しんぶん赤旗2015年9月9日付より)

【越谷市】浸水でトラックなど被害 住民、片付けに追われる/伊藤参院候補ら調査

住民から被災状況を聞く(左から)金子県議、山田市議、伊藤候補=2015年9月11日、越谷市

住民から被災状況を聞く(左から)金子県議、山田市議、伊藤候補=2015年9月11日、越谷市

日本共産党の伊藤岳参院埼玉選挙区候補は11日、台風18号の影響による大雨で広い範囲が浸水した越谷市を訪れ、金子正江県議、山田大助市議と状況を調査しました。

越谷市では床上134軒、床下292軒の浸水被害(市調査11日午後4時現在)が起きました。

調査に訪れた同日午後には、水はほとんど引き、住民は片付けや清掃に追われていました。

型枠工事会社の東大野民男社長(63)は、新方川沿いの大杉地区にある資材置き場が胸の高さまで浸水し、フォークリフト2台、トラック3台が故障。「保険金では損害にとても足りない」と肩を落としました。

同じ新方川沿いの弥栄町地区の女性は、雨水が庭まで押し寄せてきたことやトイレの水が流せなくなったこと、避難施設の周辺も水が多く近づけなかったことなどを話しました。

市役所では、担当者から被害状況や対策などを聞きました。伊藤氏は、市民への情報伝達の改善などを求めました。越谷県土整備事務所では秋山文和県議も合流して、県の対応を聞きました。

伊藤氏は「観測史上最多の大雨ということだが、水害が起きた原因の究明や対策を行政に求めていきたい」と話しました。

(しんぶん赤旗2015年9月12日付より)

若者が母親が住職が労組が 戦争法案そろって反対

1万5000人の聴衆に「戦争法案を必ず廃案に追い込もう」と訴える(左から)浜、石河、小森の各氏ら=2015年9月4日夜、さいたま市のJR大宮駅前

1万5000人の聴衆に「戦争法案を必ず廃案に追い込もう」と訴える(左から)浜、石河、小森の各氏ら=2015年9月4日夜、さいたま市のJR大宮駅前

4日、さいたま市の大宮駅西口に1万5000人が集まった、戦争法案に反対する「オール埼玉総行動」の集会。駅前のデッキや歩道を埋め尽くした参加者は、「戦争させない」「アベ政治は許さない」などと書いたプラカードでアピールし、「VIP埼玉」の高校生の「戦争法案絶対反対!」のコールに呼応して唱和しました。

「九条の会」事務局長の小森陽一東京大学大学院教授、浜矩子(のりこ)同志社大学大学院教授、石河秀夫埼玉弁護士会会長の力強い訴えに、大きな拍手と歓声がおこりました。

集会では幅広い県民が発言。「安保関連法案に反対するママの会・埼玉」の女性は「子育てには平和な社会が第一です。自民党の横暴な政治を止めたい」と力強く訴えました。さいたま市宗泉寺の旦保立子住職は「今こそ仏教徒は全世界に戦争の愚かさを発信せねばなりません」と述べました。

労働運動のローカルセンターの共同も実現。連合埼玉の佐藤道明事務局長と埼労連(全労連)の宍戸出事務局長がそろって立ち、法案廃案を訴えました。

桶川市の保育園長の北原和子さんは、保育士や父母、子どもらと一緒に集会に参加。「女は命を生み、保育は守って育てるもの。それに反する戦争法案には立ち向かっていかなければならないと思っています」と話していました。

(しんぶん赤旗2015年9月8日付より)