図書館 指定管理者制度に反対 さいたま市議会で共産党

さいたま市議会は16日、19件の市長提出議案を可決・認定して閉会しました。日本共産党は、2014年度決算認定などに反対しました。

決算認定について討論した大木学市議は、消費税増税などで市民の暮らしがより厳しくなるなかで、市民負担の軽減や福祉施策の充実をせずに、下水道料金などを大幅に引き上げたことを批判。「市民の税金は基金などにためこむのではなく、市民の暮らしや福祉、教育を充実させるために使うべきだ」と求めました。

鳥海敏行市議は、補正予算や条例などについて討論し、市立大宮図書館のPFI(公共施設の建設・管理・運営で民間企業を活用)の採用を前提とした指定管理者制度の導入について、市図書館協議会が出した答申は「少なくともさいたま市図書館ビジョンの実施期間中は指定管理者制度の導入は行わないことが望ましい」としていると指摘。日本図書館協会では、指定管理者制度の導入でコスト削減によるサービス低下や労働条件悪化が指摘されているとして「図書館協議会の答申を無視して指定管理者制度を導入するなどあってはならない」と主張しました。

(しんぶん赤旗2015年10月19日付より)

市議選に当選 大木氏が報告 さいたま市岩槻区

当選を報告する大木氏=2015年4月13日、さいたま市岩槻区

当選を報告する大木氏=2015年4月13日、さいたま市岩槻区

12日投開票の、さいたま市議選・岩槻区で当選した日本共産党の大木学氏は13日、岩槻駅前で選挙結果を報告しました。

「暮らしを守るためにみなさんとともに全力で頑張ります」と大木氏が訴えると、市民から「おめでとう」「頑張ってね」と声がかかりました。

大木氏は、3635票と前回比で約2倍に増やして当選し、同区での8年間の議席空白を克服しました。

大木氏は、立候補を表明した1年前から週4回の早朝の駅頭宣伝や、夕方の「お帰りなさい」宣伝に取り組み、地道に政策を訴えてきました。(赤旗2015年4月16日付より)

平和・暮らし守る地方政治を 候補者先頭に宣伝・対話

悪政とたたかうママ/戸田市

21日、梅村さえこ衆院議員と自転車で埼玉県戸田市内を宣伝した、日本共産党の、おかざき郁子県議候補=新=(南20区・戸田市、定数2)は「今度は県政に、みなさんの願いを届けます」と「たたかうママ」として悪政と対決する決意を訴えました。

同区は、おかざき候補と、無所属で知事派の現職、自民党の2新人による4人の争いの様相です。

おかざき候補は、安倍政権が狙う「戦争する国づくり」や原発再稼働など、国民の声を聞かない暴走政治にストップをかけると強調。県議になって海外派遣などの「議員特権」の廃止や福祉・医療、教育の充実に全力をあげると語りました。

「頑張れ」と声をかける市民や店内から手を振る店員の姿も。通りかかった女性は、おかざき候補に「日本が戦争を始めてしまいそうで怖い」と声をかけました。駅前で子どもを連れて聞いていた男性(42)は「共産党には一本スジを通して頑張ってほしい」と話しました。

 

大木候補で空白克服/さいたま市岩槻区

街角から訴える大木候補=2015年3月22日、さいたま市岩槻区

街角から訴える大木候補=2015年3月22日、さいたま市岩槻区

4月3日告示(12日投票)のさいたま市議選で、10選挙区すべての議席獲得(見沼区は2議席)をめざす日本共産党は、8年間議席空白になっている岩槻区(定数5)で、何としても大木学候補(40)=新=を当選させようと、22日、宣伝、対話・支持拡大のいっせい行動を実施しました。同区は、共産1、自民2、公明、民主、社民各1、無所属2~3の計8~9人による多数激戦が見込まれています。

東武線・岩槻駅周辺の商店街を歩いて宣伝した大木候補。「安倍内閣は『戦争立法』を一気に進めようとしています。憲法9条を踏みにじる暴走は絶対に許せません。平和を守るため、先頭に立って頑張ります」と力説しました。

介護保険料の大幅引き上げなど市民に負担を押しつける姿勢を批判し、「市長提案に何でも賛成の議員では市民の暮らしを守れません」と訴えました。(赤旗2015年3月24日付より)

安心して働ける世に さいたま市議選(岩槻区、定数5) 大木学候補(40)

さいたま市東部に位置し、市の面積の3分の1を占める岩槻区。現在、同区選出の日本共産党市議はいません。共産党は、来春の市議選で、大木学(おおき・まなぶ)候補(40)=新=を擁立し、8年ぶりの議席奪還に挑戦します。

何かしなければ

大木候補は26歳で旧岩槻市内の郵便局に就職し、配達などの仕事をしてきました。2007年に郵政民営化が強行された後は業務が複雑化し、年賀ハガキの販売など過酷なノルマが課されるなど公共サービスをゆがめる民営化の実態を肌で感じてきました。

その後、タクシー会社に転職。朝7時から深夜3時まで働き、消費税増税の影響で乗客減少を心配する日々でした。こうした経験から、「安倍政権の規制改革や労働法制の改悪は、働く喜びを奪うもの。安倍政権の暴走をストップさせて、若い人たちが安心して働ける社会をつくりたい」と力強く語ります。

両親が「しんぶん赤旗」を購読していたため、小さい頃から共産党を身近に感じていました。「1989年に消費税が導入されたときの共産党の理路整然とした反対の主張には共感できた」と語る大木候補。仕事が厳しくなっていくなかで、「こうした状況を変えるために、共産党を応援するだけでなく、自分も何かしなければ」と2011年、36歳のときに入党しました。

2月に市議選への立候補を決意してからは、週4日は朝、1日は夜と、駅頭宣伝を続けています。共産党の綱領や政策の学習にも意欲的に取り組んでいます。

市政に声届ける

岩槻区には、さいたま新都心(中央区)への移転問題にゆれる県立小児医療センターがあり、大木候補は約15万人の署名に応え、現在地での存続を公約に掲げています。ほかにも下水道の整備や治水対策、コミュニティーバスの充実など住民の身近な要求の実現に力を入れたいと話します。

「人と話すのが好きなので、対話は楽しいです。『まともなことを言っているのは共産党だけ』など期待をひしひしと感じています。今までのどの仕事よりも、やりがいがあります」。語る表情は生き生きとしています。

大木候補は言います。「市議会を傍聴していて、共産党以外のオール与党が下水道料金の値上げなどに賛成しているのを目の当たりにしてきました。市民に負担を押し付けるのではなく、暮らしを守り、声を市政に届けるためにがんばりたい」

 

大木氏の略歴

高崎経済大学卒。郵便局員、タクシー乗務員を経て、現在、共産党岩槻区くらし・雇用対策委員長。趣味は三線(さんしん)。(赤旗2014年5月30日付より)

埼玉県立小児医療センター移転問題 議員・候補ら党県議団と懇談

埼玉県立小児医療センター(さいたま市岩槻区)の、さいたま新都心(同市中央区)への移転問題について、さいたま市の日本共産党岩槻区委員会と見沼区委員会の代表は28日、党県議団と懇談しました。

懇談のなかで、「孫が未熟児で、小児医療センターにお世話になった」「ここのお医者さんは、難病のお子さんは風邪を引いてもそれが命取りになるからと、夜中でも必ず来なさいと言ってくれた」などの市民の声が紹介され、現在地での存続は市民の切実な要求となっていると話し合いました。

懇談後、上田清司知事あてに、地元説明会の開催を求める申し入れ書を提出しました。

申し入れ書は、県の移転計画に対し、病院を利用する患者や地域住民から現在地での存続を求める声が大きく上がり、上田知事は2年前、現在地での一部機能の存続を表明したと指摘。しかし、その後、一度も具体的な内容が説明されていないとして、新病院建設を急ぐ前に、早急に地元説明会を開催するよう求めています。

懇談と申し入れには、柳下礼子県議団長、村岡正嗣県議、青柳しんじ県議候補(見沼区)、加川義光さいたま市議、大木学市議候補(岩槻区)らが参加しました。(赤旗2014年5月29日付より)