【さいたま市】自民、定数削減を提案 共産党など反対で否決

さいたま市議会が閉会

さいたま市議会は17日、35件の市長提出議案を可決・認定・同意して閉会しました。日本共産党は2013年度決算認定などに反対しました。

決算認定について討論にたった久保美樹市議は、市の基金残高が毎年増え、13年度は662億円となっているなかで、下水道料金の大幅値上げなどが行われてきたと指摘。「基金と有効活用することも考えて市民負担を軽減し、遅れている教育や福祉に活用すべきだ」と求めました。

福祉の分野では、来年1月から心身障害者医療費給付事業に年齢制限を導入することについて、「さいたま市は安心長生き条例をつくった市。このような改悪は改め、年をとっても安心して暮らしていけるようにすべきだ」と主張しました。

戸島義子市議は、一般会計補正予算などについて反対討論に立ち、大規模再開発を進める予算が含まれる一方で、難病患者への見舞金支給制度の廃止など、福祉を切り捨てる議案が出ていることを批判しました。

同日の本会議で、議員定数を見沼区と南区でそれぞれ1ずつ削減する議案を、自民党議員が急きょ提案しましたが、共産党、公明党、民主党、改革フォーラムなどの反対で否決されました。

共産党の山崎章団長は「議会が設置し、意見を尊重するとしてきた『議会の在り方に関する調査会報告書』は、定数削減は必要ないと答申している。自民党だけでこんな議案を出すことは許されない」と話しました。(赤旗2014年10月23日付より)

【さいたま市】集団的自衛権容認反対の意見書 自公など反対で不採択

さいたま市議会は11日、大宮区役所の移転に伴う県との土地交換にかかる市長提出議案2件などを可決し、閉会しました。日本共産党は、土地交換の議案には賛成しましたが、議員の海外視察(米ニューヨーク市など、費用は1人あたり70万円)の件には反対しました。

共産党は年金者組合が提出した、集団的自衛権の行使容認に反対する請願の採択を主張しました。しかし、請願は、自民党、公明党、民主党などの反対で不採択とされました。

共産党の戸島義子市議が討論し、1日に安倍政権が強行した集団的自衛権の行使を容認する解釈改憲の閣議決定について、これまでの「海外での武力行使をしてはならない」という憲法上の歯止めを根本から覆すものだと指摘。さいたま市は「平和都市宣言」を掲げており、「市議会としても日本国憲法が掲げる恒久平和の理念堅持を求めることは重要だ」と主張し、採択を求めました。(赤旗2014年7月12日付より)

地方選勝利へ集い さいたま市見沼区

いっせい地方選への決意を述べる(左から)とば市議候補、青柳県議候補、戸島市議候補

いっせい地方選への決意を述べる(左から)とば市議候補、青柳県議候補、戸島市議候補

日本共産党さいたま市見沼区委員会と同後援会はこのほど、安倍内閣の暴走ストップ、いっせい地方選挙勝利へ、「交流のつどい」を市内で開き、180人が参加しました。

水谷辰也後援会長、斉藤功さいたま地区委員長があいさつし、青柳しんじ県議候補が決意を表明しました。

青柳氏は、安倍内閣の暴走政治にストップをかけるためにも、来年春のいっせい地方選挙は重要だと強調。見沼区選出の自民党の田村琢実県議が県議会で教育への政治介入の先頭に立つなど、教育の右傾化を進めているもとで、見沼区で共産党の議席を勝ち取る意義は大きいと述べ、上田清司知事の県民不在の県政を改めさせるためにも、角靖子県議以来の議席を取り戻そうと訴えました。

市議候補の戸島よし子市議と、とばめぐみ見沼区くらし子育て応援室長は、清水勇人市長の市民に負担を強いる市政を変えるために見沼区での複数議席を何としても回復したいと訴えました。(赤旗2014年4月1日付より)