【川島町】町長リコールの署名必要数届かず

埼玉県川島町の新庁舎建設をめぐり、住民団体「川島町の将来を考える会」(岡部巌代表)が取り組んだ高田康男町長の解職(リコール)請求署名について同会は22日、リコールの是非を問う住民投票が実施させるための必要数(有権者の3分の1)に届かなかったことを明らかにしました。署名期間は今月18日までの1ヶ月。4455人、有権者の4分の1が署名しました。

新庁舎をめぐっては「住民が望まない豪華な設計になっている」として、会が5月、計画の是非を問う住民投票の実施を5035人分の署名を集めて請求しましたが、町議会は住民投票条例案を反対多数で否決しました。

署名期間中、リコールに反対する町議12人が「誰が署名したのか確認できる」と書いたビラを配布しました。(赤旗2014年7月24日付より)

【さいたま市】9条俳句掲載拒否に抗議 新婦人が申し入れ

さいたま市大宮区の三橋公民館が同館俳句サークル会員の「9条守れ」と訴えるデモを詠んだ俳句を「公民館だより」に掲載することを拒否した問題で16日、市内の新日本婦人の会4支部が同館と市生涯学習総合センターあてに、抗議の申し入れをしました。

応対した生涯学習総合センターの担当者は「公民館の利用を規制するつもりはない。現在、公民館報へ作品などを掲載する基準を検討中で、慎重に話し合っていく」と述べました。

参加者は「新婦人は公民館をよく利用するから、会員さんたちはみんな不安に思っている」「集団的自衛権行使を容認する閣議決定がされたタイミングでこんなことが起きれば、言論統制のようだと心配になる」などと訴え、俳句作者・俳句サークルへの謝罪と今後このようなことが起きないよう求めました。

申し入れたのは浦和、大宮、与野、岩槻の4支部で、4日に市生涯学習部長あてに同様の申し入れをいています。(赤旗2014年7月18日付より)

【さいたま市】九条俳句拒否 市に抗議/“検閲 表現の自由制限”

さいたま市大宮区の三橋公民館が「9条守れ」と訴えるデモを詠んだ、同館俳句サークル会員の俳句を「公民館だより」に掲載しなかった問題で、市民団体の人たちが15日、稲葉康久市教育長あてに抗議の申し入れを行いました。

申し入れたのは同区三橋地域住民有志の会、さいたま市革新懇、埼玉県平和委員会など7団体の人たち。日本共産党の山崎章、加川義光、守谷千津子の各市議が同席しました。

参加者は「市民の『学ぶ権利』を奪うものだ」「中立的な装いをしながら、実際には検閲によって表現の自由を制限している」と抗議し、俳句作者への謝罪と次号「公民館だより」への掲載、今後このような言論・表現の制限を行わないよう求めました。

三橋地域住民有志の会の女性(71)は「市や公民館は『一方の意見だけ載せるわけにはいかない』と言うけれど、俳句は意見ではなく『文芸作品』。俳句サークル全体で載せてほしいと決めた作品を載せなかったことに怒りを感じる」と訴えました。

応対した森田敏男生涯学習部長らは、公民館報に作品などを掲載する基準がないため、世論の分かれる内容の広告を掲載しないとことを定めた市広告掲載基準を準用して判断したと説明。現在、新たな基準を作っていることを明らかにし「今後の方針は検討中だ」と述べました。(赤旗2014年7月16日付より)

【さいたま市】集団的自衛権容認反対の意見書 自公など反対で不採択

さいたま市議会は11日、大宮区役所の移転に伴う県との土地交換にかかる市長提出議案2件などを可決し、閉会しました。日本共産党は、土地交換の議案には賛成しましたが、議員の海外視察(米ニューヨーク市など、費用は1人あたり70万円)の件には反対しました。

共産党は年金者組合が提出した、集団的自衛権の行使容認に反対する請願の採択を主張しました。しかし、請願は、自民党、公明党、民主党などの反対で不採択とされました。

共産党の戸島義子市議が討論し、1日に安倍政権が強行した集団的自衛権の行使を容認する解釈改憲の閣議決定について、これまでの「海外での武力行使をしてはならない」という憲法上の歯止めを根本から覆すものだと指摘。さいたま市は「平和都市宣言」を掲げており、「市議会としても日本国憲法が掲げる恒久平和の理念堅持を求めることは重要だ」と主張し、採択を求めました。(赤旗2014年7月12日付より)

【さいたま市】公民館だより、9条俳句掲載拒否 党市議団が抗議

さいたま市大宮区の三橋公民館が、「憲法9条を守れ」と訴えるデモ行進の様子を詠んだ俳句を「公民館だより」に掲載しなかった問題で、日本共産党市議団は8日、稲葉康久教育長に対して抗議しました。

問題は4日付の新聞報道で発覚し、公民館の俳句教室の会員同士が選んだ俳句を紹介する公民館だよりのコーナーに、館の判断で同句を掲載しなかったというものです。

申し入れには山崎章、加川義光、守谷千津子、久保美樹の各市議が参加し「憲法が保障する表現の自由を侵害するもので厳重に抗議する」として、作者への謝罪と次号「だより」への掲載と、憲法順守の立場から市民の自由な表現活動を縛らないよう改善策を講じることを求めました。

森田敏男生涯学習部長が応対し、「検討する」と答えました。

党市議団は、この問題で4日にも口頭で抗議しています。(赤旗2014年7月9日付より)