埼玉県立小児医療センター移転問題 議員・候補ら党県議団と懇談

埼玉県立小児医療センター(さいたま市岩槻区)の、さいたま新都心(同市中央区)への移転問題について、さいたま市の日本共産党岩槻区委員会と見沼区委員会の代表は28日、党県議団と懇談しました。

懇談のなかで、「孫が未熟児で、小児医療センターにお世話になった」「ここのお医者さんは、難病のお子さんは風邪を引いてもそれが命取りになるからと、夜中でも必ず来なさいと言ってくれた」などの市民の声が紹介され、現在地での存続は市民の切実な要求となっていると話し合いました。

懇談後、上田清司知事あてに、地元説明会の開催を求める申し入れ書を提出しました。

申し入れ書は、県の移転計画に対し、病院を利用する患者や地域住民から現在地での存続を求める声が大きく上がり、上田知事は2年前、現在地での一部機能の存続を表明したと指摘。しかし、その後、一度も具体的な内容が説明されていないとして、新病院建設を急ぐ前に、早急に地元説明会を開催するよう求めています。

懇談と申し入れには、柳下礼子県議団長、村岡正嗣県議、青柳しんじ県議候補(見沼区)、加川義光さいたま市議、大木学市議候補(岩槻区)らが参加しました。(赤旗2014年5月29日付より)

原発さよならデモ@東大宮 「大飯」判決もアピール

「原発ゼロ」を訴えデモをする参加者=2014年5月24日、さいたま市

「原発ゼロ」を訴えデモをする参加者=2014年5月24日、さいたま市

「原発ゼロ」を訴える「原発さよならデモ@東大宮」が24日、さいたま市内で行われ、約70人が参加しました。デモは、有志がツイッターなどで呼びかけて県内各地でほぼ毎月行い、今回で28回目です。

参加者は、JR東大宮駅周辺を「原発ゼロ」の思いを書いたプラカードや横断幕を掲げてパレードし、「大飯原発再稼働反対」「福井地裁もだめだと言ったぞ」とアピール。沿道から手を振る人などもいました。

市内から参加した公務員の男性(54)は「電気は足りているし、原発に頼るのは時代遅れ。もっと自然エネルギーを使うために、みんなでいっせいに動き出すべきだと思う」と話しました。

日本共産党の伊藤岳参院埼玉選挙区候補、青柳しんじ県議候補らが参加しました。(赤旗2014年5月28日付より)

派遣法改悪反対・ブラック企業規制 共産党がさいたま市と懇談

日本共産党さいたま市議団(山崎あきら団長、7人)は16日、県議・市議候補とともに市の人事部長、経済部長と労働者派遣法改悪の問題で懇談しました。

市の担当者(手前)に党のアピールを紹介する山崎市議団長(右側手前)ら=2014年5月16日、さいたま市役所

市の担当者(手前)に党のアピールを紹介する山崎市議団長(右側手前)ら=2014年5月16日、さいたま市役所

山崎団長が共産党のアピール「労働者派遣法の大改悪に反対する共同を呼びかけます」を紹介。若者を使いつぶすブラック企業が重大な問題となり、働く喜びを奪っているなかで、労働者派遣法など労働法制の大改悪は「ブラック企業を規制するどころか、国が労働者使い捨てにお墨付きを与えるようなものだ」と述べました。そのうえで、誰もが安心して働き続けられる雇用のルール確立が必要だと訴えました。

松村としお市議候補は「労働者派遣法が改悪されれば、若者たちが不安定雇用で将来の見通しが立てられない状態が固定化し、市の財政や活力にも影響を与える問題だ」と話し、市としても積極的に反対の声を上げることを求めました。

市側は「情報を仕入れながら検討していきたい」と述べました。

懇談には、市議団と松村氏のほか、青柳しんじ県議候補、大木学市議候補が参加しました。(赤旗2014年5月23日付より)

教委の独立性守ろう 党さいたま市議団 市教育長と懇談

日本共産党さいたま市議団は16日、安倍政権が教育委員会制度を改悪していようとしている問題で、さいたま市の稲葉泰久教育長に懇談を申し入れ、意見を交わしました。懇談には、青柳しんじ県議候補や市議候補も同席しました。

日本共産党の提言「『教育委員会改悪法』に反対する国民的共同をよびかけます」を広げながら、加川よしみつ団幹事長が同法案について説明し、「法律は教育委員会を国と首長の支配下に置くものです」と指摘。教育委員会の独自性がゆがめられると述べました。

山崎あきら団長は「時の権力によって教育の中身が変えられてはならないというのが大原則です。政府の進める制度は危険を感じます」と話しました。(赤旗2014年5月21日付より)

小児医療センター現地存続求める 患者家族会・蓮田市長・党埼玉県議団が懇談

埼玉県立小児医療センター(さいたま市岩槻区)の、さいたま新都心(同市中央区)への移転計画について、日本共産党の柳下礼子、奥田智子両県議は14日、隣接する蓮田市で、センターの現地存続を求める患者家族の会、中野和信市長とそれぞれ意見交換しました。

懇談の様子=2014年4月14日、蓮田市

懇談の様子=2014年4月14日、蓮田市

患者家族との懇談では、蓮田市内98自治会のうち88自治会が現地存続の署名に協力してくれたことが紹介されました。患者の家族が実際に、さいたま新都心に足を運び、「重度の障害を持った子と一緒に通院することは困難」と改めて実感したことが語られました。

また、地元に対する説明がほとんど行われておらず、不安が広がっているとして、「県に地元説明会を開かせるべきだ」と話し合いました。

中野市長は、上田清司知事が移転計画を突如発表した際に「地元は動揺した」と述べ、センター機能の一部存続を一貫して求めていると語りました。

柳下氏は「病院の建て替えは本来、関係者の英知を集め、時間をかけて進めるもの。トップダウンが問題を大きくしています」と語りました。

懇談には、蓮田市議・候補、さいたま市議・候補、伊奈町議、青柳しんじ県議候補も参加しました。(赤旗2014年4月17日付より)