埼玉県内の大学関係者でつくる「安全保障関連法案の廃案を求める埼玉・大学人の会」が8日、発足しました。
同日、県庁内で聖学院大学の石川裕一郎教授や獨協大学の川村肇教授、東京電機大学の石塚正英教授、埼玉大学の七木田文彦准教授らが記者会見して明らかにしました。席上、石川氏らは、声明「近代立憲民主主義の破壊に抗議し、安全保障関連法案の廃案を強く求めます」を発表し、会の賛同者が113人集まっていると報告しました。
獨協大学や東京電機大学では有志による「廃案を求める声明」が出されています。「埼玉・大学人の会」は、各大学での取り組みを横でつなげ、連携していこうというものです。法案の採決をめぐり情勢が緊迫する中、会では街頭リレー演説や学習会などを計画します。
七木田氏は「市民に向けて、法案の問題を丁寧に訴えていきたい」と話しています。
(しんぶん赤旗2015年9月9日付より)