中小企業支援本腰を 埼玉県議会 村岡氏求める

村岡正嗣県議

村岡正嗣県議

8日の埼玉県議会一般質問で日本共産党の村岡正嗣県議は、本腰を入れた中小企業振興策を求めました。

村岡県議は消費税8%増税や原材料の値上がり分を「価格に転嫁できない」という中小業者の実態を示し、「アベノミクスは中小企業に何ら恩恵をもたらしていない」と指摘。また、安倍政権が狙う、中小企業の経営を圧迫する外形標準課税の拡大に反対するよう迫りました。

上田清司知事はアベノミクスについて「輸出大企業には利益をもたらしたが、国内企業にはマイナスに働き、実質賃金は連続して下がっている」と述べ、「成長戦略」も「評価できる段階にない」と語りました。外形標準課税の拡大は「慎重に検討すべきだ」と答えました。

村岡県議は、6月に成立した小規模企業振興基本法や10月に閣議決定された小規模企業振興基本計画、県中小企業振興基本条例に基づき、「これまで以上に広範な関係者の意見・要望に耳を傾け、施策を練り上げるべきだ」と要望。具体的には、官公需の中小企業への契約拡大、低価格受注の防止、技能労働者への賃金形態の把握と実効ある賃上げ対策を求めました。

山中融産業労働部長は「経済団体との意見交換や企業訪問などを通じ、要望や意見を幅広く聞いて施策に反映する」と答弁しました。(赤旗2014年12月17日付より)

米価安定 国の責任で/紙議員が農家と懇談

米農家の実情を聞く、紙参院議員(左端)と(右から)村岡埼玉県議、松本加須市議、鈴木参院埼玉12区候補=27日、加須市

米農家の実情を聞く、紙参院議員(左端)と(右から)村岡埼玉県議、松本加須市議、鈴木参院埼玉12区候補=27日、加須市

日本共産党の紙智子参院議員は27日、埼玉県の加須、熊谷両市の米農家を訪ね、米価暴落問題で懇談しました。村岡正嗣県議や鈴木ちか子衆院埼玉12区候補、県農民連の松本慎一事務局長らが参加しました。

加須市の塚田静男さん(67)が作るコシヒカリは、JAからの概算払い金が例年60キロあたり約1万2000円でしたが、今年は4000円も低い約8000円。業者の直接買い取りでもわずかに値が上がるだけで、「安すぎて暮らしていけない」と訴えます。

無洗米への加工などの手間をかけ「付加価値をつけて選んでもらわないと」と語る同市の小山欽次さん(60)にも米価暴落は深刻です。「赤字になっても融資を受けられるのか。自民党の米政策では行き詰まってしまう。国が生産量を管理し、価格を保障すべきだ」と訴えました。

熊谷市の農家の男性は「(自民党は)農家の所得倍増というが所得半減だ」と怒りをあらわにしました。

紙議員は、過剰米を市場から隔離するなどの需給調整や、生産費と販売価格の差額補填(ほてん)など共産党の米価暴落対策を紹介。「米の安定供給、農家の収入安定に国が責任を持つべきです」と強調しました。

また、異常な米価暴落にも対策を取ろうとしない安倍政権を批判し、環太平洋連携協定(TPP)交渉撤退や農家経営第一の農政など衆院選公約を示して「共産党が躍進すれば農政も変えられます」と訴えました。(赤旗2014年11月29日付より)

命と暮らし守る県政へ/党埼玉県議候補 9氏が会見

日本共産党埼玉県委員会は28日、埼玉県庁記者クラブで記者会見を開き、来春の県議選の候補者9氏(一部既報)を発表しました。

記者会見する柳下(右から2人目)、村岡(その左)ら県議候補=28日、埼玉県庁記者クラブ

記者会見する柳下(右から2人目)、村岡(その左)ら県議候補=28日、埼玉県庁記者クラブ

記者会見で、現在県議団長の柳下礼子候補は、自民党の執ような教育への政治的介入や、福祉切り捨てに賛成する「オール与党」の県議会を批判し、県民の生の声を八つの常任委員会すべてに届けるために、自らの再選とともに8人以上の当選をめざすと表明。「県民の命と暮らしを守る県政に転換する」と述べました。

2期目をめざす村岡正嗣候補(県議団幹事長)は「請願に対する本会議での討論を認めないなど、自民党の横暴と対決するために何としても再選を勝ち取る」と語りました。

新人の金子正江候補は「安倍政権の暴走に対し、地方自治体の防波堤としての役割をしっかり果たさせるためにがんばりたい」と述べました。

発表した県議候補は次の通りです。(敬称略)

 

▽西1区(所沢市)=柳下礼子(68)=現=

▽南2区(川口市)=村岡正嗣(62)=現=

▽南6区(さいたま市見沼区)=青柳伸二(66)=新=

▽南13区(上尾市・伊奈町)=新藤孝子(59)=新=

▽南18区(新座市)=石島陽子(52)=新=

▽西4区(狭山市)=広森すみ子(66)=新=

▽西6区(富士見市)=瀬戸口幸子(63)=新=

▽西7区(川越市)=本山修一(66)=新=

▽東8区(越谷市)=金子正江(66)=新=

(赤旗2014年10月29日付より)

暮らし守る予算に 共産党が埼玉県に要望

上田知事(右側中央)に要望する県議・県議候補ら=2014年10月24日、埼玉県庁

上田知事(右側中央)に要望する県議・県議候補ら=2014年10月24日、埼玉県庁

日本共産党埼玉県委員会と県議団は24日、2015年度の県予算編成に対して要望しました。

上田清司知事に、暮らし、福祉、教育、防災、地域経済など211項目の要求・提言をしました。荻原初男県委員長と柳下礼子、村岡正嗣、奥田智子の各県議、青柳伸二、石島陽子、新藤孝子の各県議候補が出席しました。

荻原委員長は、県の世論調査でも生活が苦しくなったとの回答が増え、一人親家庭や子どもなどの貧困が広がっていると指摘し、「県民の暮らしを守る思い切った施策を実施してほしい」と求めました。

柳下県議は、重度心身障害児の入所施設が不足しているために1300人を超える待機者がいる実態を示し、「国へも働きかけて施設を増設するよう」求めました。

奥田県議は、大雪被災農家への補助金支給が遅れている問題で、迅速に対応するよう要求。上田知事は「より深刻な人から優先して対応していきたい」と述べました。

村岡県議は、東京湾につながる新芝川沿いの船置き場「芝川アリーナ」の有効活用を提案しました。(赤旗2014年10月25日付より)

【川口市】暴走政権追い込もう 紙議員迎え演説会

声援を受ける紙参院議員、伊藤参院選挙区候補、村岡、おくだの両県議ら=2014年9月21日、川口市

声援を受ける紙参院議員、伊藤参院選挙区候補、村岡、おくだの両県議ら=2014年9月21日、川口市

日本共産党埼玉南部地区委員会は21日、紙智子参院議員を迎え、川口市内で演説会を開きました。会場いっぱいの参加者が、紙氏の訴えに拍手と声援で応えました。

紙氏は、安倍政権が集団的自衛権の行使容認、沖縄の辺野古への新基地建設、環太平洋連携協定(TPP)推進など、暴走を続けるもとで、埼玉県政も県議会による教育への政治的介入など暴走していると指摘。「憲法を守り、悪政の防波堤となる、住民本位の県政・市政実現へいっせい地方選で勝利し、安倍暴走政治を追い込もう」と呼びかけました。

いっせい地方選勝利へ、決意表明した村岡まさつぐ県議候補=現=(南2区、川口市、定数7)は、昨年の竜巻被害で県独自の被災者支援制度をつくるよう知事に迫り、実現させるなど、「県民の要求と道理があれば、必ず政治を動かすことができる」と強調。「県民の命と暮らしを守る県政実現のために、再選へみなさんと力を合わせてたたかいぬきます」と訴えました。

伊藤岳参院埼玉選挙区候補、おくだ智子県議・衆院埼玉2区候補、7人の川口市議候補があいさつしました。

市内から参加した男性(22)は「憲法の問題など、共産党は正しいことを言っている。えらい人たちは戦争には行かないと思う。議席を増やして質問時間も増やし、住民の声を届けるためにがんばってほしい」と話しました。

 

衆院選埼玉2区 おくだ氏が決意

22日、埼玉県川口市で開かれた演説会で、日本共産党は次期衆院選埼玉2区に、おくだ智子県議=新=を擁立すると発表しました。

演説会でおくだ氏は、県民との対話のなかで「安倍政権はひどすぎる」との声が出され、安倍政権の暴走ストップは県民の共通の思いだと強調。「安倍政権と真っ向から対決できるのは、日本共産党ただ一つです。総選挙では安倍政権打倒の先頭に立ってがんばります」と決意を語りました。(赤旗2014年9月23日付より)