【所沢市】政治動かすのは県民 やぎした候補事務所開き

埼玉県議選

柳下礼子県議

やぎした礼子候補

来年の埼玉県議選西第1区(所沢市、定数4)で勝利をめざす日本共産党の、やぎした礼子候補(68)=現=は26日、ファルマン通り交差点そばで事務所開きを行いました。

やぎした氏は、医師不足解消のため県立大学への医学部設置を繰り返し求めるなかで超党派の運動が広がり、予算に調査費が計上されたことを報告。「政治を動かすのは県民です。みなさんの声を届ける共産党の議席を増やすために、全力で頑張ります」と決意を語りました。

市内の肢体不自由児の家族らでつくる「つぼみの会」の森田美佳さんは「新しくできた特別支援学校に肢体不自由児も通えるように、やぎしたさんが頑張ってくれて実現しました。弱者に優しい当たり前の社会になるように、頑張ってほしい」と語りました。

所沢市議選(定数33、3減)で勝利をめざす、平井明美、荒川ひろし、城下のり子、小林すみ子、矢作いづみ=以上現=の5候補が紹介されました。(赤旗2014年10月31日付より)

【川口市】思い思いに再稼働反対

「原発再稼働反対」などと唱和してデモ行進する参加者=2014年10月26日、川口市

「原発再稼働反対」などと唱和してデモ行進する参加者=2014年10月26日、川口市

埼玉県川口市で26日、「原発さよならデモ@川口」が行われ、120人が参加しました。ツイッターなどで呼びかけ合った市民が、ほぼ毎月1回、県内各地で行っているデモです。

デモは、JR川口駅前を出て、駅前の商店街や住宅街のそばを通り、出発地点に戻るコース。参加者は、思い思いのプラカードや横断幕を掲げて「原発再稼働反対」などと唱和しました。

原発の是非を問う住民投票を実施する条例の制定を県に求める署名も呼びかけました。

ハロウィーンの衣装を着て行進した前田拓志さん(35)=川口市、会計事務所職員=は「原発を動かさなくてもやっていけています。(原発が生み出す)利益と子どもたちの未来をてんびんにかけたなら、原発を止める方に努力すべきです」と話しました。

日本共産党の村岡正嗣、奥田智子両県議と伊藤岳参院埼玉選挙区候補も参加し、デモ前の交流で村岡氏は「国民は原発を望んでいない。原発をなくすまで声をあげ続ける」と語りました。(赤旗2014年10月31日付より)

【さいたま市】住民負担軽減 市に予算要望

日本共産党さいたま地区委員会と、さいたま市議団は24日、2015年度市予算要望を行いました。斉藤功地区委員長と市議団(7人)、市議・県議候補が出席しました。

清水市長(左端)に要望する党地区委員会と市議団=2014年10月24日、さいたま市役所

清水市長(左端)に要望する党地区委員会と市議団=2014年10月24日、さいたま市役所

暮らしや福祉、教育など763項目を要求・提案。1700件を超える回答のあった党市議団の市民アンケートに寄せられた要望も盛り込みました。

山崎章市議団長は「寄せられた要望で一番多いのは『税金、公共料金を下げて』というものです。収入減、物価高、消費税増税が追い打ちをかけています。暮らしの実態に応えた施策を実行してほしい」と述べ、認可保育所や学童保育所の増設、コミュニティーバスの運行導入の障害になっている「ガイドライン」の見直しを求めました。

清水勇人市長は「市民が幸せを実感できるよう取り組んでいる。一致できるところは協力していきたい」と語り、保育所、学童保育については、優先度を高くして取り組むと表明。コミュニティーバスの改善について「バス以外も含め市民の移動手段を確保したい」と述べました。

市議団は、区役所の予算増額や夜間中学校の設置、過酷な税金取り立てをやめることなどを要望しました。(赤旗2014年10月31日付より)

さいたま市議会報告/9条俳句掲載拒否 共産党“撤回すべきだ” 自民市議は「適切」と支持

さいたま市議会9月定例会は9月3日から10月17日まで開かれました。

市が、一般会計補正予算に大規模再開発を進める予算を組み込む一方で、難病患者への見舞金制度を廃止する議案を出すなど、大型開発優先で福祉を切り捨てる自民党型市政の姿を鮮明にしました。

日本共産党市議団(7人)は、決算認定の討論で、市の財政運営の問題として、基金残高が毎年増えていると指摘し、基金の有効活用で市民負担軽減と教育・福祉の充実をすすめる市政への転換を主張しました。

7月に発覚した、同市大宮区の三橋公民館で起きた「三橋俳句会」会員が詠んだ俳句「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」の「公民館だより」への掲載拒否問題をめぐり、市議会には掲載拒否撤回を求める請願が提出されました。

請願について審議した文教委員会では、拒否した公民館や市に対する市民の批判が高まっていることを受け、委員から「時間をかけて審議すべきだ」との意見があり、閉会中の継続審査にすることで全委員が一致しました。

 

シンポジウムも

10月1日に開かれた決算・行政評価特別委員会では、自民党の帆足和之委員は掲載拒否問題について「文芸を利用した一種の政治的なプロパガンダ(宣伝行為)になった可能性がある」「9条を守れという俳句が掲載されたときに、連想するのはどの政党か」などと述べ、掲載拒否を「適切だった」と支持しました。

これに対し、共産党の加川義光委員は「現憲法下で9条を守れというのは当然であり、特定の政党だけで守るということではない」と反論しました。

一般質問(9月9日)で、共産党は守谷千津子市議がこの問題を取り上げ、「俳句という文芸作品に対して、掲載拒否という強硬な手段は戦前の検閲と言論統制を思い起こさせる」と批判。公民館だよりについて、住民の生の声を取り上げることなどを求めた市公民館運営審議会の答申を紹介しながら、掲載拒否の撤回を求めました。

共産党市議団は10月13日に、掲載拒否問題を考えるシンポジウムを開きました。

パネリストを務めた、「三橋俳句会」会員の女性(72)は「共産党は本当にがんばってくれた。決算委員会で自民党がひどいことをいうとちゃんと反論してくれたし、心強かった」と話しました。

 

定員削減は否決

議会最終日の17日には、本会議で自民党議員が突然、議員定数を見沼区と南区で1ずつ削減する議案を提案しましたが、賛成したのは自民党だけ。共産党、公明党、民主党、改革フォーラムなどが反対し、否決しました。

本会議後、共産党の山崎章市議団長は「市が設置した『議会の在り方に関する調査会』の報告書は、現在の議員定数60人は妥当だとしている。自民党だけでこんな議案を出す強引なやり方は許されない」と述べました。

会期中の4日に市の職員が、官製談合防止法違反などの容疑で県警に逮捕されたことを受けて、共産党市議団は百条委員会の設置を求めるなど真相究明に向けて全力をあげるとの声明を発表しました。(赤旗2014年10月30日付より)

【越谷市】歩いて「9条にノーベル賞を」

埼玉県越谷市でこのほど、「越谷九条の会」の呼びかけで「平和・憲法ウォーキング」が行われました。

75人が参加し、秋晴れの下、東武スカイツリーラインの蒲生駅から、せんげん台駅までの線路沿い10㌔を「安倍首相は憲法9条を壊すな」「憲法9条にノーベル賞を」「自衛隊は海外で戦争するな」「秘密保護法は認めない」などと唱和しながら進みました。

まもなく88歳を迎える伊東正人さんは「平和憲法は絶対に守らなければと思い、完歩した」と話しました。(赤旗2014年10月30日付より)