県議会柳下氏一般質問/保健所復活・体制強化を

日本共産党の柳下礼子埼玉県議は1日、県議会一般質問で、保健所体制強化を求めました。

柳下氏は、狭山保健所の保健師から4、5月の過労死ラインを超える過酷な労働状況の訴えがあったと紹介し、県内最大の人口を抱える同管轄区域内にかつてあった所沢、飯能両保健所を復活させるよう訴えました。

大野元裕知事は「国によって保健所の削減が進められ、コロナ対応での保健師の負担は過重だった」と述べた上で「保健師増員を図り、保健所体制について検討していく」と答えました。

柳下氏は、医療従事者や感染状況が深刻な地域の介護従事者、保育者、学校教職員全員の継続的なPCR検査を実施すべきだと主張しました。

大野知事は「医療、介護、福祉、学校教職員(の勤務地など)が感染拡大地域などに該当する場合は、専門家の所見に基づき、必要な検査を躊躇(ちゅうちょ)なく幅広く行っていく」と応じました。

柳下氏は、医師不足県の知事らが設立した「地域医療を担う医師の確保を目指す知事の会」に呼応し、医学部設置を国に働きかけるよう要求。大野知事は「埼玉県はオブザーバーとして参加している。今後も動向を注視する」と答えました。

伊藤・工藤氏街頭演説/野党連合政権実現を

日本共産党の伊藤岳参院議員は25日、埼玉県の新座、志木、和光、朝霞の各市で、工藤かおる埼玉衆院4区予定候補とともに街頭演説し、野党連合政権の実現と総選挙での共産党躍進を訴えました。聴衆が拍手や手振りで応援しました。

伊藤氏は「野党共闘の課題である政権合意についてもクリアしつつあるのではないか」と述べ、首相指名選挙で野党がそろって立憲民主党の枝野幸男代表に投じたことに言及。「野党共闘は新たな段階にきた。野党連合政権で政治の中身を変えよう」と強調し、共闘の要になる日本共産党の躍進を訴えました。

工藤氏は、福祉予算の増額や少人数学級実施などの政策を掲げ、「平和と暮らしを守る日本共産党の議席を国会に」と訴えました。

県議会開会/補正予算案など10件提出

埼玉県議会9月定例会が24日開会され、補正予算案1件、条例案5件など10議案が提出されました。会期は10月14日まで。

一般会計補正予算案(約877億5000万円)には、医療提供体制の整備や県内経済活動の回復支援、指定管理者制度導入施設の委託料の増額などが盛り込まれています。条例案には、年内の知事などの給与を30~10%減額する条例も含まれています。

日本共産党の柳下礼子県議が1日に一般質問します。常任委員会は8日、特別委員会は12日に開かれます。

同日、新型コロナとインフルエンザの同時流行に備え、高齢者などへのインフルエンザワクチン早期接種・費用無償化のため、10月から12月まで市町村に対し経費を補助する補正予算案(約21億4000万円)が追加提出され、全会一致で可決されました。

同日開かれた福祉保健医療常任委員会の質疑で、県執行部は、国の動向を注視していたため補助対象期間直前の議案提出となったと明らかにしました。

梅村氏ら/北関東キャラバン/菅首相早くやめて

日本共産党の北関東ブロックキャラバン宣伝で梅村さえこ衆院北関東比例予定候補は22日、富士見、ふじみ野、狭山、日高の4市で野党共闘の前進と共産党躍進を訴えました。

梅村氏は、安保法制=戦争法強行や消費税増税、菅首相の自己責任押しつけや改憲発言などを批判。「安倍政権を支えたのは官房長官だった菅首相だ。菅政権に国民のくらしは託せない。総選挙で共産党を大きくして新しい政治を実現しよう」と訴えました。

狭山、日高の両市では神田三春衆院埼玉9区予定候補も訴えました。神田氏は、消費税増税や菅首相の自己責任押しつけ発言などを批判し、「安倍政治とのたたかいはまだ続いている。総選挙で共産党を伸ばしてほしい」と呼びかけました。

富士見、ふじみ野の両市では前原かづえ県議も訴えました。

演説を熱心に聞いていた女性(79)=狭山市=は「梅村さんは消費税問題で頑張ってきた。今度こそ再び当選してほしい」「安倍政治継承の菅政権は もっとひどくなると思う。1日も早くやめてほしい」と話しました。

北関東で比例2議席を、塩川氏らが訴え

日本共産党の北関東ブロックキャラバン宣伝が9月21日、埼玉県入りし、塩川鉄也衆院議員・北関東比例予定候補が川口、さいたまの両市で、きたる総選挙での党の躍進を訴えました。

塩川氏は菅首相について、安倍政権のもとで2度の消費税増税や安保法制の強行、国政私物化の隠蔽(いんぺい)を進めてきたと批判。臨時国会の首相指名選挙では、野党がそろって立憲民主党の枝野幸男代表に投票したことを紹介し「自民党政治にかわる野党連合政権をつくるため、力をあわせましょう」と呼びかけました。

川口市では、おくだ智子衆院埼玉2区予定候補、村岡正嗣県議も訴えました。中学生の子どもを育てる、おくだ氏は、休校のしわ寄せが子どもや教員に及んでいると強調し「子どもたちに、少人数学級をプレゼントしましょう」と訴えました。

川口市で演説を聞いた女性(85)は「消費税は、増税しても福祉のために使われていない。共産党は、庶民の味方だからずっと応援しています」と話しました。

演説を聞いた男性(74)=川口市=は「菅首相は安倍さんと一緒に悪政を進めてきたことを、塩川さんがちゃんと言ってくれて良かった。今度こそ共産党が北関東で比例2議席取れるように頑張りたい」と語りました。