●前島さんで市政転換を 無所属市議が駆けつけ応援ーさいたま市長選 

21日投票の、さいたまに市長選(立候補3人)で、「みんなのさいたま市をつくる会」の前島ひでお候補(64)=無所属新、日本共産党推薦=は9日、無所属の吉田一郎市議とともに同市北区で宣伝しました。

前島氏は、安倍政権が「共謀罪」法案などで日本を戦前に戻そうとしていると批判し「国の悪政にノーと言わずに追随する市政を、どうしても変えたい」と強調。現市政が進める大型開発やビッグイベントの見直しを主張し「高齢者福祉や子育てなど、市民本位のお金の使い方が必要です。みなさんと一緒に『あったかい市政』をつくりますと訴えました。

吉田氏は、国際自転車競技大会や国際マラソンなどのピッグイベントに多額の税金を投入し、採算面に不安がある地下鉄7号線の延伸計画を推進する現市政を批判。「イベントや地下鉄計画の見直しを掲げる前島さんに、期待しています」と述べました。

(「しんぶん赤旗」5月12日付より)

●安倍政権倒すとき 埼玉9区市民と野党が街頭で訴え

衆院埼玉9区(狭山、入間、飯能、日高の4市と毛呂山、越生2町)の住民でつくる「埼玉9区、安倍政治はイヤだ 野党共闘・市民連絡会」は9日、狭山、入間両市の駅前で、市民と野党の共闘を訴える街頭演説を行いました。

共産、民進の同区衆院候補がそろう初めての街頭演説で、共産党の神田三春氏は安倍首相が期限を切った憲法9条改悪を明言したことについて、改憲に反対する国民世論との矛盾に焦っている表れだと指摘。閣僚の失言も相次ぎ、内閣はボロボロだと述べ「おこりの政治が長く続くはずがありません。市民と野党が力を合わせれば安倍政権を打ち破ることができます」と語りました。

民進党の杉村慎治氏は、安倍政権による改憲策動や「残業代ゼロ」を狙う「働き方故革」を批判し「市民と野党の共闘で政治を変える流れをつくりたい」と表明しました。

無所属の中山浩県議(狭山市選出)もマイクを握り「(野党共闘を市民に訴える)きょうがそのスタートだ」と述べました。

演説を聞いた、狭山市の女性(71)は「戦争はいや。安倍政権に勝つためには野党共闘が必要です」と話しました。

(「しんぶん赤旗」5月12日付より)

●安保関連法廃止・立憲主義回復 6月4日埼玉で大集会 野党4党幹部も出席へ

「『安保関連法廃止!集団的自衛権行使容認『閣議決定』撤回を求めるオール埼玉総行動実行委員会』(小出重義委員長)は5月11日、県庁で記者会見を開き、6月4日に、「安保関連法廃止、立憲主義回復」をめざす集会を、さいたま市の北浦和公園で開催すると発表しました。

実行委員会が会見

同実行委員会は、2015年、16年に、それぞれ約1万人が参加した集会を計4回開いています。今回は、それを上回る1万5000人以上の参加をめざしています。

前回に引き続き、埼玉弁護士会、埼労連(全労連加盟)、連合埼会玉の3団体が後援。また、今回は、県内15の政小選挙区を単位に地域から野党共闘を促進する「地域連絡会」が共催団体に加わっています。

会見で小出氏は、県内全域に「地域連絡会」がつくられたことの意義を強調し「安倍政権に負けない、草の根民主主義を全国にも広げたい」と述べました。

集会は、6月4日午前10時開会。ジャーナリストの伊藤千尋さんのゲストスピーチの後、野党から日本共産党の小池晃書記局長、民進党の枝野幸男前幹事長、社民党の福島瑞穂副党首、自由党の青木愛副代表があいさつする予定です。集会後、2コースに分かれてパレードを行います。

(「しんぶん赤旗」5月12日付より)

●安倍政治ノーの意思示す 前島市長候補の訴え

教師生活37年、労働(組合)連動や市民運動をずっとやつてきたなかで、市長選への立候補へ私を動かした一番の理由は、平和と民主市議を脅かすなどしてきた安倍政治に対する怒りです。さいたま市は安部政権に無批判に追随する姿勢です。だから私は、さいたま市から「安倍政治ノー」の意思を示したい。

トリエンナーレ(国際芸術祭)や国際女子マラソンなどのビッグイベントに14億円、巨大開発に年間150億円も(税金を)使うことが、本当に市民のためになっているでしょうか。私はビックイベトや巨大開発優先ではなく、子育てや介護など、市民が求めているところに思い切ってお金を使いたい。そんな「あったかい市政」を実現するために、全カでたたかいます。

(「しんぶん赤旗」5月9日付より)

●前島候補「暮らし優先市政に」 さいたま市長選告示 「戦争の流れ阻止」市民ら応援

7日告示(21日投票)された、さいたま市長選で「みんなのさいたま市をつくる会」の前島ひでお市長候補(64) =無所属、日本共産党推薦=第一声で、「大型開発とビッグイベント優先から暮らし・福祉優先の市政への転換を」と訴えました。訴えを聞きに駆けつけた市民らは、力強い声援と拍手を送り、JR大宮駅前は熱気に包まれました。

共産党の塩川鉄也衆院議員や子育て中の母親、「オール埼玉総行動」実行委員会の代表など、幅広い人たちが応援のマイクを握りました。

市内の公民館が憲法9条について詠んだ俳句を「公民館だより」に掲載することを拒否し、作者が市を訴えた「九条俳句」訴訟の原告弁護団の小内(こない)克浩弁護士は訴訟の応援団として運動を支え、原告の方の不安を丁寧に聞いて『自由に発言することができる社会を守るために一緒に頑張りましょうと励ましてきたのが前島さん」と語りました。

元大宮市議(無所属)の栗原公喬(きみたか)さんは、共謀罪や沖縄の基地問題などで、政府が市民に対し強圧的な態度をとっていることを批判し「戦争に向かう危険な流れを阻止するためにも前島さんを市長に」と訴えました。

市長選は、現職の清水勇人氏(55)、元自民党衆院議員の中森福代氏との3人の争いです。清水氏は第一声で「2都心4副都心」などの大型開発の推進を表明。中森氏は、ビッグイべントを批判しましたが、大型開発には触れませんでした。

(「しんぶん赤旗」5月9日付より)