悪政阻止 議席奪回へ 埼玉県議選本山候補会見

県議選勝利へ決意表明する本山候補(右)と長沼地区委員長=2014年5月21日、川越市

県議選勝利へ決意表明する本山候補(右)と長沼地区委員長=2014年5月21日、川越市

来年いっせい地方選挙で、埼玉県議西8区(川越市、定数4)からの立候補を表明した日本共産党の本山修一氏(66)=新=は、21日の記者会見で「安倍暴走政治に危機感、不安を募らせる県民の声に応え、奮闘する」と語りました。

本山氏は、安倍政権の悪政や弱者切り捨ての上田県政が県民生活に深刻な影響を及ぼしていると述べました。県議会の現状について、「オール与党」が上田県政を支え、自民党などが教育への介入を進めていると指摘。「知事や県議会の反動的動きを阻止するため県民と力を合わせます」と語りました。

また、暮らしや地域経済の応援、市内の交通渋滞解消、文化財保護などの実現を掲げました。

会見には、長沼チネ党埼玉西部地区委員長、柿田有一市議が同席し、長沼委員長は「連続2期、勝利したことのある同選挙区で何としても議席を奪回したい」と述べました。(赤旗2014年5月23日付より)

ブラックバイト考える 埼玉民青が学習会

クイズでブラックバイトの違法性を議論する参加者=2014年5月17日、さいたま市

クイズでブラックバイトの違法性を議論する参加者=2014年5月17日、さいたま市

民青同盟埼玉県委員会は17日、さいたま市で、アルバイトに不当な労働や過度な責任を強いる「ブラックバイト」について考える学習会を開き、大学生ら約30人が参加しました。

アルバイト実態調査で寄せられる声をもとに○×クイズを実施。「塾の講師でシフト外の労働を強要され、時間外手当も出ない」「いつも人手不足。不注意で備品を破損したら賠償請求された」などの実態を寸劇を交えて紹介し、法律違反かどうか議論しました。

講演する神部氏

講演する神部氏

首都圏青年ユニオンの神部紅(じんぶ・あかい)事務局次長が講演。働く人の3分の1、若者の2分の1が非正規雇用で、正社員であっても過酷な条件で働かされている実態を話し、「能力に関係なく劣悪な労働を選ばざるを得ない社会構造になっている。個人で克服できる問題ではない」と指摘。ブラックバイトが横行する背景には、政府が非正規雇用を拡大する政策を進めていることがあると述べました。

そのうえで、問題解決のために、労働者の権利を知ることだけでなく、行使することが必要だと語りました。

学生から「就職活動をするのが不安」という感想があがり、神部さんは「労働組合や民青同盟など問題意識を持つ人のネットワークはたくさんある。手をつなぐことが大事です」と助言しました。(赤旗2014年5月21日付より)

18日の地方選 羽生・柳沢氏及ばず 蓮田・船橋氏は次点

羽生市議補選

18日投開票された埼玉県羽生市議補選(定数2、立候補3人)で、日本共産党の柳沢暁氏(31)=新=は及ばず、病気で辞職した入江国夫前市議の議席引き継ぎはなりませんでした。

柳沢氏の得票数は5387票(得票率26.30%)で、昨年の参院比例代表選挙での党の得票数の3.17倍となりました。

柳沢氏は、子ども医療費無料制度の窓口払い撤廃、国民健康保険税・介護保険料の引き下げを公約に掲げ、安倍政権の暴走にストップをかけ、市民の暮らしを守る羽生市実現を訴えました。

選挙結果を受けて、柳沢氏は「引き続き公約の実現と、来年のいっせい地方選での議席奪還へ全力をあげます」と語りました。

 

蓮田市議補選

18日投開票された埼玉県蓮田市議補選(定数1、立候補3人)で、日本共産党の船橋由貴子氏(38)=新=は及ばず、次点でした。

船橋氏の得票は3303票(得票率31.26%)で、昨年の参院比例代表選挙での党の得票を約200票上回りました。

船橋氏は、放射能から子どもを守る対策の強化や県立小児医療センターの現地存続などを公約に掲げるとともに、安倍暴走政治にストップをかける党の議席の役割を訴えました。

日本共産党は、公約実現と来年のいっせい地方選での勝利に全力をあげるとしています。(赤旗2014年5月20日付より)

解釈改憲 首相検討に抗議 集団的自衛権89%が「行使反対」

埼玉・浦和駅前でシール投票

埼玉県の民主団体「秘密保護法の撤廃を求める埼玉の会」は16日、さいたま市の浦和駅前で集団的自衛権の行使について賛否を聞くシール投票を行い、46人が参加しました。行使反対の署名にも取り組みました。

集団的自衛権の講師に反対のシールを貼る男性=2014年5月16日、さいたま市

集団的自衛権の行使に反対のシールを貼る男性=2014年5月16日、さいたま市

年配の人やスーツ姿の人、子連れの母親ら1時間に303人が投票。進んで反対のシールを貼っていく人も多く見られました。投票結果は、行使に「反対」270、「賛成」18、「わからない」15で、反対が89.1%を占めました。

反対した市内の男性は「安倍首相は憲法9条を変えられないものだから、ずるい手で9条を『死に体』にしようとしている」と批判しました。

日本共産党の伊藤岳参院埼玉選挙区候補が参加し、「集団的自衛権は、日本の防衛と関係のないどこかの戦争に日本が参戦するもの。若者が戦争で殺し、殺される道を開いてはなりません。戦争する国づくりにストップをかけよう」と呼びかけました。(赤旗2014年5月17日付より)

埼玉・2市議補選 あす投票

党の議席継承へ全力
羽生市柳沢候補に期待の声

柳沢あきら候補

柳沢あきら候補

埼玉県羽生市議補選(定数2、立候補3人)は18日、投票日を迎えます。日本共産党の柳沢あきら候補(31)=新=は、病気で辞職した入江国夫前市議の議席を守るため全力をあげています。

柳沢候補は若者が安心して働ける羽生市をめざし、子ども医療費無料制度の窓口払い撤廃、国民健康保険税・介護保険料の引き下げを公約。「子ども医療費無料といっても、窓口払いがあるとお金がないと病院にいけない。窓口払いをなくしてほしい」など、市民から期待と共感が寄せられています。

無所属の新人候補は地元の自民党県議とともに市内を回り、「政権与党の政策を進める」と、憲法解釈変更による集団的自衛権の行使容認や消費税増税、労働者派遣法改悪など安倍政権の暴走政治を推進する立場を鮮明にしています。

柳沢候補は、安倍政権の暴走政治反対と主張。「市民の暮らしを守り、願いを実現する日本共産党の1議席を、何としても引き継がせてください」と訴えています。

党と後援会は、「最後まで宣伝と対話・支持拡大を広げよう」と呼びかけています。

 

医療・保育 共感呼ぶ
蓮田市船橋候補勝利へ奮闘

船橋ゆき子候補

船橋ゆき子候補

18日投票の埼玉県蓮田市議補選(定数1、立候補3人)で、日本共産党は船橋ゆき子候補(38)=新=の勝利に全力をあげています。

船橋候補は公約に、県立小児医療センターの現地存続や市立保育園の増設、国民健康保険税の引き下げ、放射線対策の強化を掲げ、市民の共感を呼んでいます。子育て世代や保守的な人からも「まともなことを言っているのは船橋さんだけ」と期待が寄せられています。

船橋候補は、安倍政権の暴走政治ストップを訴える唯一の候補として、市民の意思を市政はもちろん国政、県政にも発信していくと強調。市民の立場でものを言う共産党の議席が増えることの意義を語っています。

船橋候補の訴えが届いたところで支持が確実に広がっており、共産党と後援会は「勝利するためには、支持拡大の輪をさらに広げる必要がある」と、対話・宣伝に力を入れています。(赤旗2014年5月17日付より)