参院選 改選3から6議席に前進 伊藤岳候補は大善戦

7月10日投開票の参議院選挙で日本共産党は、比例代表で5議席(改選3)を獲得し、選挙区では東京選挙区で議席を獲得しました。埼玉選挙区(改選数3)で伊藤岳候補は、486,778票(15.81%)を獲得し、前回比で133,184票の大幅増をかちとったものの、議席には及びませんでした。

参議院では非改選8議席と合わせて14議席になり、政治を動かす力が大きくなり、選挙中にかかげた公約実現に全力をあげます。

日本共産党は、今回の参議院選挙を、民意に背く「安倍暴走政治」の全体にノーの審判、チェンジの意思を示す選挙として……独裁と戦争への逆流か、立憲・民主・平和の新しい政治か、日本の命運をかけた選挙としてたたかいました。

日本共産党は、野党共闘の勝利と日本共産党の躍進で「政治を変える」選挙として、たたかいました。選挙戦は「自公+補完勢力対、4野党+市民・国民」の対決構図と、野党共闘の威力がますます鮮明になり、市民・国民が自らの選挙として立ち上がる、史上かつてない選挙戦となりました。とくに、全国の32の1人区のすべてで野党統一候補を実現したことが、多くの有権者の期待をあつめました。

野党4党は、「安保法制廃止、立憲主義を取り戻す」という、国民的大義のもとに結束しています。同時に、野党4党は、国民生活と民主主義にかかわるさまざまな分野での「共通政策」を豊かに発展させています。

「自民党改憲案」=安倍改憲を許さず、安保法制=戦争法廃止にむけて、共闘の輪をさらにひろげるために全力を尽くします。

2016年7月          日本共産党埼玉県委員会

平和への願い託して 埼玉 おくだ・伊藤両氏に声援

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訴える(左から)伊藤選挙k候補、不破前議長、おくだ比例候補=8日、さいたま市の浦和駅西口

8日夕、さいたま市の浦和駅前で不破哲三前議長を迎えて行われた日本共産党街頭演説で、おくだ智子参院比例候補と伊藤岳参院埼玉選挙区候補は「何としても勝ち抜く」と力を込めました。駅前の広場は聴衆で埋まり、大きな拍手や声援が繰り返し起こりました。

おくだ氏は「平和を願う1票を共産党と伊藤さんに託してください」と訴え、伊藤氏は「憲法改悪を断じて許しません。私を押し上げることが自公を少数に追い込みます。勝たせてください」と力を込めました。

野田太郎さん(29)=さいたま市=は「日本の未来に希望が持てなかった。共産党は一番まともなことをいっていると思いました」と反していました。

埼玉選挙区(改選数3)は伊藤氏と自民、公明、民進の候補が横一線の大激戦。

共産党県委員会は「戦争か平和かキロ。投票箱のふたが閉まるまで力の限りを尽くす」と強調。メガホン宣伝や「赤旗」読者、後援会員、つながりのある人に「あと2票、3票広げてほしい」と依頼することなど、もう一回り二回りの奮闘を呼びかけています。(2016年7月9日付「しんぶん赤旗」より)

〝訴え周りに広げる〟 埼玉伊藤・おくだ両氏に反響

参院2016070303244420160703032446玉選挙区(改選数3)で自民、公明、民進の現職候補と横一線の大激戦になっている日本共産党の伊藤岳候補は3日、小池晃書記局長、おくだ智子比例候補とともに、北朝霞(朝霞市)、上尾(上尾市)両駅前で「市民と野党が力をあわせて暴走の限りを尽くしてきた自民、公明、おおさか維新に立ち向かおう」と訴えました。両駅前とも歩道や通路いっぱいの徴収が演説に大きな声援と拍手を送りました。

伊藤氏は、共産党が伸びることで新しい政治の道が進むことができると強調。戦争法廃止や憲法改悪阻止、保育、介護職員の処遇改善などの政策を語り、「私の1議席が自公を少数に追い込みます。何としても勝たせてください」と力を込めます。

おくだ氏は「憲法違反の戦争法をこのままにしておけません」と力説し、「自分の命に代えても子どもを守りたい。誰もが同じ思いです。ところが安倍首相は自衛隊員を、殺し、殺されてしまうかもしれない戦場に送ろうとしています。憲法破壊の政治は許せません」と訴えました。(2016年7月5日付「しんぶん赤旗」より)

 

7月8日激戦の埼玉に不破哲三前議長が応援

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聴衆の声援に応える(左から)ママの会@埼玉の辻さん、伊藤選挙区候補、シールズの奥田さん、不破前議長、おくだ比例候補=8日、さいたま市の浦和駅西口

日本共産党の不破哲三前議長は8日、さいたま市のJR浦和駅前で、最終盤の大接戦、大激戦をたたかう参院埼玉選挙区(改選定数3)の伊藤岳候補の必勝と比例区での党押し上げの演説に立ちました。

不破氏は、「アベノミクスのもとで大企業は栄えたが、“大企業が栄えれば、国民にまわっていくはずだ”という約束はまったく実現していない。これがアベノミクスの正体だ。3年半もやって『道半ば』では、あまりにもお粗末だ」と批判しました。

公明党の「希望がゆきわたる国へ」というポスターを取り上げ、「国民には希望もゆきわたっていないことを自分で認めている」「公明党が野党からくら替えして自民党の仲間入りしたのは1999年。それから16年間、まだ日本には希望もゆきわたらない。そんな野合なら、もうやめたらいい」と語ると、聴衆から爆笑が起きました。

続いて、安倍首相が、サミットで来日した各国首脳を、戦前、「八紘(はっこう)一宇」=神国日本が世界を支配するなどの思想を国民に植えつけ戦争に動員した国家神道の総本山だった伊勢神宮に案内し、実質的な集団参拝をさせたことに言及。「これは日本の政府代表の行動ではなく、ウルトラ右翼『日本会議』の代表としての行動だ」と批判。「その人物が、その精神で憲法に手を付けようとしている」として、憲法前文から「政府の行為」による戦争への反省を削除し、「内閣総理大臣」を「最高指揮官」とする「国防軍」を設ける自民党改憲案の危険性を暴露しました。

不破氏は、「投票まであと2日。投票箱のふたが閉まるまで、最後まで頑張り抜いたものが勝利の栄冠が得られる。これが選挙の鉄則。伊藤岳候補の当選と日本共産党の比例代表での躍進のために力を貸してほしい」と呼びかけました。

応援に駆けつけた「安保関連法に反対するママの会@埼玉」の辻仁美さん、シールズの奥田愛基さんも日本共産党と伊藤候補への支持を訴えました。

伊藤候補は「私を押し上げていただき、埼玉から自民党、公明党を少数に追い込もう」と強調。おくだ智子比例候補も「共産党の躍進で、憲法破壊の安倍政権には、この際、お引き取りいただこう」と訴えました。(しんぶん赤旗7月9日号)

がんばれ共産党・私の推薦状 弁護士・堅十萌子

DSC_0068政治は無関心ではいられません。子どもをもつ私たちは、日々子どもの幸せを願っています。憲法は、国会議員は憲法を守って政治をしなければならないと(定め)、これは最低限です。多くの人が違憲だと指摘しているにもかかわらず、安倍政権は安保法制を通しました。憲法を守らないような国会議員が、私たちの人権を守ってくれるのでしょうか。憲法に違反した国会議員を、絶対に勝たせるわけにはいきません。

伊藤岳さん(参院埼玉選挙区候補)は、昔から私たち弁護士と一緒に貧困問題に取り組み、「原発はだめ」と活動し、憲法を守ると言っています。そういう、私たちとともに歩む人に、国会議員になってほしい。

埼玉は、激戦だと言われています。この選挙は私たちの選挙。私たちのたたかいです。今、投票権がない子どもたちのためにも、伊藤岳さんに1票を入れて、埼玉から憲法をしっかり守る国会議員を送り出しましょう。(5日、さいたま市での共産党街頭演説で)「けしんぶん赤旗」より)