派遣法改悪に反対 党さいたま地区委 労組と懇談

日本共産党さいたま地区委員会とさいたま市議団は23日、安倍政権が狙う労働者派遣法の改悪に反対する運動の共同を呼びかけるため、さいたま市内の労働組合と懇談しました。

党市議と市議候補が、病院や障害者福祉作業所、タクシー事業所など連合加盟の労組も含め22ヵ所を訪問しました。

流通関係の労組では「流通業界は非正規職員の採用で人件費を圧縮し、経営を成り立たせている」などの実態が寄せられました。参加者は「働き方の問題にとどまらず、日本経済と社会のあり方に関わる重大な問題です」と訴えました。

「集団的自衛権の問題が不安」というタクシー労組の役員に、市議が「しんぶん赤旗」を勧め、購読を申し込む場面も。(赤旗2014年5月31日付より)

埼玉県立小児医療センター移転問題 議員・候補ら党県議団と懇談

埼玉県立小児医療センター(さいたま市岩槻区)の、さいたま新都心(同市中央区)への移転問題について、さいたま市の日本共産党岩槻区委員会と見沼区委員会の代表は28日、党県議団と懇談しました。

懇談のなかで、「孫が未熟児で、小児医療センターにお世話になった」「ここのお医者さんは、難病のお子さんは風邪を引いてもそれが命取りになるからと、夜中でも必ず来なさいと言ってくれた」などの市民の声が紹介され、現在地での存続は市民の切実な要求となっていると話し合いました。

懇談後、上田清司知事あてに、地元説明会の開催を求める申し入れ書を提出しました。

申し入れ書は、県の移転計画に対し、病院を利用する患者や地域住民から現在地での存続を求める声が大きく上がり、上田知事は2年前、現在地での一部機能の存続を表明したと指摘。しかし、その後、一度も具体的な内容が説明されていないとして、新病院建設を急ぐ前に、早急に地元説明会を開催するよう求めています。

懇談と申し入れには、柳下礼子県議団長、村岡正嗣県議、青柳しんじ県議候補(見沼区)、加川義光さいたま市議、大木学市議候補(岩槻区)らが参加しました。(赤旗2014年5月29日付より)

原発さよならデモ@東大宮 「大飯」判決もアピール

「原発ゼロ」を訴えデモをする参加者=2014年5月24日、さいたま市

「原発ゼロ」を訴えデモをする参加者=2014年5月24日、さいたま市

「原発ゼロ」を訴える「原発さよならデモ@東大宮」が24日、さいたま市内で行われ、約70人が参加しました。デモは、有志がツイッターなどで呼びかけて県内各地でほぼ毎月行い、今回で28回目です。

参加者は、JR東大宮駅周辺を「原発ゼロ」の思いを書いたプラカードや横断幕を掲げてパレードし、「大飯原発再稼働反対」「福井地裁もだめだと言ったぞ」とアピール。沿道から手を振る人などもいました。

市内から参加した公務員の男性(54)は「電気は足りているし、原発に頼るのは時代遅れ。もっと自然エネルギーを使うために、みんなでいっせいに動き出すべきだと思う」と話しました。

日本共産党の伊藤岳参院埼玉選挙区候補、青柳しんじ県議候補らが参加しました。(赤旗2014年5月28日付より)

派遣法改悪反対・ブラック企業規制 共産党がさいたま市と懇談

日本共産党さいたま市議団(山崎あきら団長、7人)は16日、県議・市議候補とともに市の人事部長、経済部長と労働者派遣法改悪の問題で懇談しました。

市の担当者(手前)に党のアピールを紹介する山崎市議団長(右側手前)ら=2014年5月16日、さいたま市役所

市の担当者(手前)に党のアピールを紹介する山崎市議団長(右側手前)ら=2014年5月16日、さいたま市役所

山崎団長が共産党のアピール「労働者派遣法の大改悪に反対する共同を呼びかけます」を紹介。若者を使いつぶすブラック企業が重大な問題となり、働く喜びを奪っているなかで、労働者派遣法など労働法制の大改悪は「ブラック企業を規制するどころか、国が労働者使い捨てにお墨付きを与えるようなものだ」と述べました。そのうえで、誰もが安心して働き続けられる雇用のルール確立が必要だと訴えました。

松村としお市議候補は「労働者派遣法が改悪されれば、若者たちが不安定雇用で将来の見通しが立てられない状態が固定化し、市の財政や活力にも影響を与える問題だ」と話し、市としても積極的に反対の声を上げることを求めました。

市側は「情報を仕入れながら検討していきたい」と述べました。

懇談には、市議団と松村氏のほか、青柳しんじ県議候補、大木学市議候補が参加しました。(赤旗2014年5月23日付より)

改憲阻止手をつなごう 埼玉で集い 各分野から決意

講演する森氏=2014年5月21日、さいたま市

講演する森氏=2014年5月21日、さいたま市

「輝け!日本国憲法のつどい」が21日、さいたま市の埼玉会館で開かれました。埼玉憲法会議(平和憲法を守る埼玉の共同センター)が主催し、会場いっぱいの430人が参加しました。

名古屋大学名誉教授の森英樹氏が講演し、安倍政権が9条改憲のために、参院選後、秘密保護法の成立強行など「壊憲」(憲法壊し)を重ね、憲法解釈変更による集団的自衛権行使容認で戦争する国づくりを進めようとしていると指摘。

首相の靖国神社参拝などに国際的な批判が強まり、解釈改憲について自民党内からも批判が出るなかで、国民的批判をどれだけ高められるかが重要だと述べ「戦争する国を許さない市民のパワーで改憲を阻止しよう」と呼びかけました。

各分野から、安倍政権の暴走のもとで県内にいる労働者が使い捨てにされている実態や米軍機・自衛隊機の低空飛行、教育現場への政治的介入などの問題について報告があり、幅広い多くの人と手をつないで憲法を守る運動をつくる決意が語られました。(赤旗2014年5月23日付より)