第7期さいたま市公民館運営審議会(安藤聡彦委員長)は、29日開かれた定例会議で、2年間の任期が終了するにあたり、とりまとめた提言を承認しました。
審議会は、昨年7月に起きた、大宮区の三橋公民館が「公民館だより」に同館俳句サークル会員が詠んだ「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」の句を掲載することを拒否した問題について、議論を重ねてきました。
議論をふまえ、提言は、①公民館の目的の再確認を絶えず行うこと②公民館活動への市民の参加をさらに拡充すること③市民に親しまれる公民館だよりの編集体制を整えること④市民の信頼と期待に応える職員体制づくりをすること―の必要性を指摘。「この機会にさいたま市の公民館が『市民の<声>が生きる公民館』として再生するために何が必要であるのかを、市民と行政双方が熟考し、実践されることを心から願いたい」としています。
提言の承認をうけて、委員らは「この提言をしっかりと現場に伝えてほしい」と、会議に出席した市生涯学習総合センター職員、各公民館長らに求めました。
(しんぶん赤旗2015年9月30日付より)