【入間市】基地拡張は許さない 入間市で集会

雨の中「戦争させない」と声をあげる参加者=2014年10月5日、入間市

雨の中「戦争させない」と声をあげる参加者=2014年10月5日、入間市

埼玉県入間市で集団的自衛権行使に反対する声をあげようと5日、「戦争させない入間ネットワーク」が集会を開き、冷たい雨が降る中、約120人が参加しました。

あいさつした同ネットワークの高杉晋吾代表は、航空自衛隊入間基地(入間市、狭山市)に大型のC2輸送機の配備が予想される問題などをあげ、「入間基地が戦争する準備を進めるのを許さず、市民と共に肩を組んでたたかおう」と呼びかけました。

日本共産党の安藤佳子市議が発言し、安倍政権が「戦争する国づくり」を進めるなかで、入間市に対しても防衛省が9月に旧米軍ジョンソン基地跡の留保地(入間市東町)への災害対処拠点施設と自衛隊病院の受け入れを要請するなど、基地の拡張が進められようとしていると指摘。「一緒に『戦争する国づくり許さない』の声をあげ、力を合わせていきましょう」と訴えました。

集会参加者は、政府に戦争はしないと誓った憲法9条を守ること、集団的自衛権行使容認の閣議決定を撤回することを求めたアピールを採択し、「戦争させない」「9条壊すな」とコールしました。(赤旗2014年10月7日付より)

【川口市】戦争する国づくり許すな 川口で女性トーク

「戦争する国づくりは許さない」と訴える女性ら=2014年9月28日、川口市

「戦争する国づくりは許さない」と訴える女性ら=2014年9月28日、川口市

埼玉県川口市で9月28日、集団的自衛権行使容認に反対する「女性トーク」が行われました。川口母親連絡会が呼びかけたものです。JR川口駅東口に集まった50人以上の女性らは、横断幕やプラカード、うちわなどを掲げ、うたごえも披露しながらアピールし、署名を呼びかけるなどしました。

リレートークで参加者は「戦争を体験したが、戦争はいつも『自衛のため』などの理屈で始まる」「2人の息子はデザイナーと料理人で、平和な社会でなければ自由に仕事をすることができない職業」など思いを語り、「再び戦争をする国づくりを許してはならない」と訴えました。

通行人の男性が飛び入りでマイクを握る姿も見られました。(赤旗2014年10月3日付より)

【入間市】平和のための戦争展開く

「2014いるま平和のための戦争展」がこのほど、埼玉県入間市の産業文化センターで開かれました。

展示コーナーでは戦争の実相を伝えるもののほか、沖縄の基地問題や原発問題を取り上げたものが目立ちました。ホールで行われた「平和LIVE」では、青年らによるバンド演奏が披露されました。

同市教職員組合が毎年市内の小学生から高校生までの子どもたちを広島に送り、原爆被害の実態を学ぶ「ヒロシマ子ども派遣団」の報告会もありました。

2007年に「派遣団」に参加した野口香澄さん(24)が特別発言し、NGOで被爆者と交流し被爆証言会などの活動をしてきたことを報告。「戦争を知らない私たちが、これから生まれてくる人たちに、戦争をしないために集団的自衛権のデモに参加するなど、できるところから平和の大切さを伝えていきたい」と語りました。

「派遣団」参加者に1回目から被爆体験を語ってきた、沼田鈴子さん(故人)をモデルにした映画「アオギリにたくして」が上映されました。(赤旗2014年9月25日付より)