町民の期待に応える/埼玉・越生町議選 神辺氏が10選

当選を喜ぶ神辺氏(中央)=2015年7月12日、越生町

当選を喜ぶ神辺氏(中央)=2015年7月12日、越生町

12日投開票された埼玉県越生町議選で10選を果たした、日本共産党の神辺光治氏(68)は当選後、選挙事務所で「引き続き町民の期待に応えていきたい」と決意を述べました。

神辺氏は、「戦争法案」阻止を掲げ、町政では若者の定住促進や介護施設の整備、国民健康保険税・介護保険料の引き下げなどを訴えました。

神辺氏は「多くの人が手を振ってくれ、『頼みますね』と声をかけられました。厳しい暮らしを何とかしてほしいという町民の切実な願いに応えたい」と語りました。

神辺氏は、前回と同じ4位。得票は535票(得票率8.44%)でした。公明党の現職(1人)は当選したものの前回比約200票減の547票でした。

(しんぶん赤旗2015年7月14日付より)

若者の定住進める/埼玉・越生町議選 かんべ候補第一声

第一声をあげる、かんべ候補=2015年7月7日、越生町

第一声をあげる、かんべ候補=2015年7月7日、越生町

7日告示した埼玉県越生(おごせ)町議選(12日投票)で、かんべ光治候補(68)=現=は10選をめざして第一声をあげました。

かんべ候補は「『戦争だけは絶対にしない』という戦後の日本人が打ち立てた魂を実現するために、『戦争法案』の阻止に全力をあげると力説しました。

町政では、子ども医療費の高校卒業までの無料化などを実現して子育て支援を前進させてきたと述べたうえで、「若者の定住を促進するさらなる施策が必要だ」と強調。町営住宅の改修・入居緩和や、新婚家庭の援助などを訴えました。

赤字経営の健康センター「ゆーうパーク」を改修し、特別養護老人ホームなど介護施設を整備すると提案。高すぎて払えないと声が聞かれる国民健康保険税や介護保険料の引き下げなどに力を尽くすと語りました。

定数11に、共産1、公明1、無所属13の15人が立候補。地域に足場を持つ有力者ぞろいです。共産党は、暮らしと平和を守る、かんべ候補を再び議会に送ろうと奮闘しています。

(しんぶん赤旗2015年7月8日付より)

子育て日本一の市に/埼玉・狭山市長選 かとう候補第一声

第一声をあげる、かとう候補=2015年7月5日、狭山市

第一声をあげる、かとう候補=2015年7月5日、狭山市

埼玉県狭山市長選が5日告示(12日投票)され、「変えよう狭山・みんなの会」の、かとう武美候補(65)=無所属新、日本共産党推薦=が、西武新宿線狭山市駅西口で第一声をあげました。

かとう氏は、人口減が進むなかで、子育て日本一で誰もが住みやすい市をめざすと強調し、高校卒業までの医療費無料化、給食費の無料化、市内循環バスのルート改善、公契約条例の制定などの政策を語りました。

また、航空自衛隊入間基地(狭山市、入間市)に隣接する留保地への自衛隊病院の建設計画など、戦争法案を先取りする基地機能強化を批判し、「若者が住み続けられ、子どもたちに平和のバトンを渡す狭山市にするための1票を、私に託してください」と訴えました。

日本共産党の塩川鉄也衆院議員が応援のマイクを握り、イラク戦争の際には入間基地の自衛官もイラクに派遣されたと指摘し、「暮らしと平和を守る1票を、かとう候補へ」と呼びかけました。

訴えを聞いた女性(66)は「基地がある狭山には自衛隊員や家族が住んでおり、戦争法案は許せません。誰もが住み続けられる市にしてほしいです」と話しました。

市長選にはほかに、いずれも保守系元市議の、東山徹(52)、栗原武(50)、小谷野剛(42)の各氏と、会社社長の松田元氏(31)が立候補し、新人5氏の争いです。

(しんぶん赤旗2015年7月7日付より)

「9条俳句」作者が提訴 さいたま市を広報掲載拒否で

“不当な統制で民主主義危機”

さいたま市大宮区の三橋公民館が昨年6月、「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」と詠んだ同館俳句サークル会員の俳句を「公民館だより」に掲載することを拒否した問題で、作者の女性(74)が25日、公民館を管理する市を相手取り、「たより」への俳句掲載などを求めて、さいたま地裁に提訴しました。

訴状によると、館側の提案で2010年11月の「たより」から、句会が選んだ俳句をそのまま載せるようになりましたが、14年6月に選んだ「梅雨空に~」の俳句を、同館は「世論を二分するテーマは載せられない」と拒否。今でも不掲載の姿勢をとり続けています。

訴えでは、同館の行為は、表現の自由を保障した憲法21条や、学習を受ける権利を保障した同26条、公権力による教育の不当な支配を禁じた教育基本法、社会教育法などに違反していると指摘。「住民に開かれた公民館で不当な統制・干渉が行われた点で、民主主義の根幹を揺るがす事件だ」としています。

記者会見で、女性は「公民館が俳句の中身にまで立ち入って、ダメだというのは許せないと思ってきました。国の政治が危険な方向に進んでいる実感があり、小さなことでも声を上げるべきだと提訴を決意しました」と語りました。

(しんぶん赤旗2015年6月26日付より)

【蕨市】市政発展決意新た 市議会で頼高市長あいさつ

埼玉県蕨(わらび)市議会定例会が17日開会し、無投票で3選を果たした頼高英雄市長が就任あいさつをしました。

頼高市長は、市長選の結果について、2期8年間、市民とともに進めてきた「あったか市政」が評価された表れと述べ、「引き続き市民との直接の対話・ふれあいを原点にしつつ、蕨のさらなる発展に向けて全力を尽くす」と表明しました。

3期目に進める「安全・安心」「にぎわいのあるまち」「みんなにあたたかくすみやすいまち」の三つのビジョンに基づき、公共施設の耐震化などの防災対策や教育環境の整備、子育て・介護支援などを進めていくと語りました。

市政報告では、3期目のマニフェストに掲げた認可保育園の増設について、秋に1園開設し、来年4月にも2園開設する予定で、これにより2007年の市長就任から認可保育園が5園から12園に、定員が600人から1108人に増えると述べました。

市議会には、条例案1件、補正予算案1件、人事案3件など7議案を提出しました。補正予算には認可保育園の整備費などが盛り込まれています。

(しんぶん赤旗2015年6月18日付より)