「みんなのさいたま市をつくる会」の前島ひでお市長候補は4月1日、市長選(5月7日告示、21日投票)にむけて同市浦和区で行われた「さいたま市の現状と未来を考える公開討論会」で政策を訴えました。
討論会は、市民団体「市民第一の市政実現をめざすさいたま市民アクション」が中心となる実行委員会が開いたもの。前島氏のほかに、元自民党衆院議員の中森福代氏が出席しましたが、現職の清水勇人氏は欠席しました。
前島氏は、「格差を広げる安倍政権に対し、さいたま市が市民を守る防波堤となるべきだ」と強調し、市の財政が黒字で、各種基金には700億円もの貯金があることを紹介。大型開発とビッグイベント優先ではなく、市立学校のトイレ改修や保育所・学童保育所の待機児ゼロなど「子育て・教育の充実を実現する」と主張しました。
一方、中森氏は、ビッグイベントの見直しなどを訴えました。
市内の公民館が憲法9条について詠んだ俳句を公民館報に掲載することを拒否した問題について、前島氏は「市が俳句の作者に謝罪して俳句を掲載し、当事者たちとよく話し合うべきだ」と話しました。
(「しんぶん赤旗」4月5日付より)