オール埼玉総行動で「9条こわすな!戦争させない」とアピールする参加者=2016年3月6日、さいたま市大宮区
さいたま市大宮区の鐘塚公園で6日開かれた「安保関連法廃止!立憲主義を取り戻す3・6オール埼玉総行動」には、1万人を大きく超える県民が集まり、憲法違反の戦争法(安保関連法)を必ず廃止させようとの熱気にあふれました。参加者は「9条こわすな」などのプラカードを掲げ、戦争法廃止を求める2000万署名に全力で取り組むとの集会アピールを確認しました。
小出重義実行委員長が主催者あいさつをしました。埼玉弁護士会の大倉浩前会長と連合埼玉の佐藤道明事務局長、埼労連の宍戸出事務局長が後援団体としてあいさつし、宍戸氏は、2000万署名について「なんとしてもやりきって世論を広げ、安倍政権を追い込もう」と述べました。
女性や高校生、大学の准教授ら6人の市民がリレートーク。高校2年生(17)は「野党5党は安保法制廃止法案を、勇気を持って提出しました。私たちも勇気を持って進もう」と呼びかけ、大きな拍手と歓声に包まれました。
日本共産党、民主党、社民党、生活の党の野党の代表が出席して決意表明。維新の党もメッセージを寄せました。共産党の穀田恵二国対委員長は「安倍政治を許さない、野党は共闘の声に応えて5野党が立ち上がりました。選挙に勝ち、戦争法を廃止させるため、政党の違いを乗り越え、共同してたたかう」と力強く訴えました。
アクティビスト(行動主義者)のミサオ・レッドウルフさんと、中野晃一上智大学教授がゲストスピーチ。集会後、3コースに分かれてパレードしました。
(しんぶん赤旗2016年3月7日付より)
オール埼玉1万人行動
戦争させない憲法守れ
さいたま市大宮区で6日開かれた「安保関連法廃止!立憲主義を取り戻す3.6オール埼玉総行動」の参加者は、集会後3コースに分かれてパレードしました。「戦争させない、憲法守れ」などの熱気あるコールに、沿道で子どもらがリズムに合わせて踊るなど注目を集めました。
戦争法が気になっていたという40代の会社員の男性=さいたま市=は、ビラを見て妻と参加。「(戦争法)はどう見ても戦争準備。憲法違反であり反対。野党は選挙協力して自民党を負かしてほしい」と述べました。
埼玉県和光市の女性(67)は「参院選で、民主主義を破壊する安倍政権を少数派に追い込むためにも、(戦争法廃止の)2000万署名を大きく広げたい」と決意を新たにしていました。
「一緒に歩こうよ」と書いたのぼりを掲げて歩いた男性(73)=さいたま市大宮区=は「5野党合意を力に、私たちも仕事仲間などに声をかけて、今後歩いてくれる人を増やしたい」と元気いっぱい。
保育士の女性(28)=埼玉県鴻巣(こうのす)市=は「自分も子どもがいるので戦争に送りたくない。保育園には入れないと切実な声が上がっていますが、戦争より平等に保育がいきわたる社会にすべきです」と話しました。
さいたま市西区の男性(58)は「戦争法反対の意見広告を出すのに協力している。各種集会にも参加して、必ず戦争法を止めるために、できることはやるつもりだ」と語っていました。
日本共産党のおくだ智子参院比例、伊藤岳参院埼玉選挙区の両候補、梅村さえこ衆院議員も参加しました。
(しんぶん赤旗2016年3月7日付より)