●基地強化許さない レッドアクションに85人

安保法制(戦争法)に反対する女性たちの行動「戦争許さない女性のレッドアクションinさいたま」が18日、さいたま市で行われ、85人が参加しました。埼玉県庁からJR浦和駅前までパレードし、「戦争させない」「日本のどこにも基地はいらない」と唱和しました。

パレードに先立つ学習会で、オール沖縄会議共同代表の高里鈴代さんが講演し、高江のヘリパットや辺野古の新吉など米軍の強化に反対する運動の現状や、県民が米軍・軍属による犯罪に脅かされている実態を語りました。

高里さんは1995年の少女暴行事件から20年以上たっても女性への暴行事件が繰り返され、沖縄の基地負担軽減どころか、日本政府が積極的に関与するなかで基地強化が狙われていると批判。沖縄の米軍基地強化に反対することは、日本が軍拡の方向に進むことを阻止することだと指摘し、「埼玉からも反対の声をあげてほしい」と訴えました。

(「しんぶん赤旗」1月21日付より)

●安倍政権を倒そう 埼玉・川口市 3野党合同宣伝 政治を変えるスタートに

埼玉県川口市の「政治転換を追求する川口市民連合」と「戦争法廃止を求めるオール川口実行委員会」は19日、川口から野党共闘を進め、安倍政権を倒そうと3野党合同宣伝を行いました。

衆院埼玉2区への立候補を表明する日本共産党の平川みちや候補、民進党県議の菅克己氏と、社民党川口総支部の中山茂代表(元鳩ケ谷市議)がスピーチ。JR川口駅前には3野党の旗が並び、集まった市民らは「憲法を守れ」「安倍政権退陣」などと書かれたプラカードを手に、3氏のスピーチに声援を送りました。

平川氏は、国民の声を無視して悪政を進める安倍政権を批判し「『国民の暮らしに密着し、現場の声を大切にする』という共通の基盤がある限り、この共闘は揺らぐことはありません」と訴えました。

菅氏は、県議会でも共産党や社民党とともに街頭に立つなど連携が始まっていると紹介し「みなさんが後押ししてくださることに自信を持ち、この場所を、政治を変えるスタートにしたい」と語りました。

中山氏は「3党の合同宣伝は『戦争できる国にしない』という大きな目標のもとに実現しました。衆院選での野党共闘勝利へ頑張りたい」と述べました。

市民連合の米田(まいだ)務代表、戦争させない川口1000人委員会、安保関連法に反対するママの会@川口の代表もスピーチしました。

(「しんぶん赤旗」1月20日付)

●共謀罪上程許すな JR浦和駅前で宣伝

「秘密保護法の撤廃を求める埼玉の会」は13日、安倍政権が20日から始まる通常国会に共謀法(テロ等組織犯罪準備罪)を含む組織犯罪処罰法を上程しようとしていることに反対し、さいたま市のJR浦和駅前で緊急宣伝しました。

参加者はビラを配り、署名を呼びかけながら共謀罪の危険性を告発。事件が起きてなくても意思そのものが罪に問われ、戦前の治安維持法に通じる危険があると訴えました。

署名した人たちから「怖い世の中ですね」「安倍さんはなんでも強行採決」「テロ等の『等』が悪い。これではなんでも当てはまってしまう」などの声が寄せられました。

(「しんぶん赤旗」1月20日付)

●ホーム歩行「綱渡り」 埼玉・蕨駅 視覚障害者団体が調査

盲導犬を連れて男性が転落したホームを調査する田中さん(右)=16日、埼玉県蕨市

埼玉県蕨(わらび)市のJR京浜東北線蕨駅で、盲導犬を連れた男性がホームから転落し、電車に接触して死亡した事故を受け、全日本視覚障害者協議会(全視協)は16日午前、

現地を視察しました。

参加者は、事故のあった現場で献花し、黙とうしました。全視協代表理事の田中章治さん(71)は全盲で、実際に盲導犬を連れて事故現場を歩きました。

ホームには点字ブロックが設けられていますが、ホームドアはありません。駅員から事故があったと説明を受けた付近の階段脇の通路は狭く、柱があるところでは点字ブロックまでの通路幅が約40㌢になっている箇所があると、調査の結果わかりました。点字ブロックからホームドアの端までの幅は約1㍍でした。

田中さんは「ホームドアがない中で、駅員や警備員らによる対応が重要だ」と話しました。

全視協理事の山城完治さん(60)は「視覚障害者はホームの端に視覚情報による『壁』をつくれず、ホームを歩くのは綱渡りだ。ホームドアという本当の壁がなければいけない」と強調しました。

JR東日本によると、蕨駅のホームドア設置は2020年度末になるといいます。

(「しんぶん赤旗」1月17日付より)

 

●埼玉蕨駅 ホームドア設置を急げ 障害者転落事故死 梅村氏が調査

転落事故の起きたホームを調査する梅村議員=14日、埼玉県蕨市

埼玉県蕨(わらび)市のJR京浜東北線蕨駅で、14日午前7時すぎに、盲導犬を連れた男性がホームから転落し、電車に接触して死亡した事故を受けて、日本共産党の梅村さえこ衆院議員は同日午後、党市議団とともに現場を調査しました。

状況を説明した駅助役などによると、男性は、階段でホームが狭くなっている場所から転落。平日午前7時半~8時半にはホームに係員を配備しているものの、14日は土曜日で係員がいない状態でした。

梅村氏は、JRが2020年度までに整備をめざすとしている転落防止のホームドアについて「一日も早く整備を」と要望し、安全対策の人員を強化するなど事故の再発防止を求めました。

(「しんぶん赤旗」1月16日付より)